春満開、小学生で気象予報士 親子で語ろう「10トレ」

 難関の国家資格、気象予報士の試験に、福岡市早良区の小学6年生、島田有吾さんが見事合格しました。九州の小学生としては、初の快挙だそうです。猛勉強の末、4回目の挑戦でつかんだ夢。そのきっかけとなったのは…。

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目次

1.まずは記事を読んでみよう!

福岡 気象 気象予報士、12歳にサクラサク 小学生で九州初

出典:西日本新聞社

 合格率5・5%の難関国家資格、気象予報士の試験に、福岡市早良区の西新小6年、島田有吾さん(12)が九州の小学生として初めて合格した。平日2時間、休日5時間の勉強で高校レベルの数学や理科の基礎を身に付け、気象の知識を深めた。4回目の挑戦で突破し「いつかテレビで予報したい」と張り切っている。  試験を実施した気象業務支援センター(東京)によると、小学生の合格は2017年の北海道の女子児童に続いて2人目。12歳0カ月での合格は最年少の女児と約1カ月の差だった。  気象に興味を持ったのは幼稚園の時。母の奈瑠美さん(40)と天気予報を見て、翌日に着る服を決めるのが日課だった。ある朝、空を見上げると予報と異なり雨の予感がした。傘を持っていき「正解」だったのがうれしく、予報が好きになった。  小学2年でテレビ局を見学し、気象予報士が実際に使う精緻なデータを見せてもらい、「君もなったら」という言葉に背中を押された。4年の3学期から通信講座のDVDで勉強を始めた。5年で初めて試験に挑戦。あきらめずに学び続け、過去の問題を解いては、シンクタンク勤務の父、龍さん(41)や奈瑠美さんにも解説した。「宿題より楽しかった」という。  今年1月、小学生最後となる4回目の試験に挑戦。今月12日に合格証明書が届いた。4月からは地元の中学校に進学し、放送部で話術に磨きをかける予定だ。現在は、台風のデータ分析に取り組む島田さん。「これからは試験に関係なく、勉強したい」と笑顔を見せた。(水山真人)

2.設問に答えてみよう! 口頭でもOKです

出典:10トレ

問1 記事の内容に合わないものを一つ選んでください。 1.気象予報士の試験で、小学生の合格者は島田さんが、全国で2人目だ。 2.島田さんは、気象予報士の試験で、史上最年少の合格者だ。 3.気象予報士の試験の合格率は5.5%だ。 問2 島田さんが、予報が好きになったのは、どういうきっかけでしたか。 問3 島田さんの夢は何ですか。

3.感想などを親子で話し合ってみよう!

 あなたが「これだったら頑張れるかも」と思う好きなことは何ですか。お子さまの意見を聞いてみてはいかがでしょうか?  必ず何か一つ見つけてください。ゲーム、サッカー、ユーチューブ…。何でも構いません。ゲームなど遊びであっても、そのことに全力を費やすことは、決して悪いことではないような気がします。もちろん、親としては、勉強もしっかりやってほしいですけどね。

出典:10トレ

4.解答例です。答えは一つとは限りません

問1 2 問2 幼稚園の時に、予報に反して、雨が降る予感が的中したこと。 問3 テレビで予報すること。

 今回の10トレ、いかがでしたか? ファンファン福岡では随時、更新していきます。 ☆「もっと10トレのことを知りたい!」という人は「子どもの読解力を育てる家庭でできる10分トレーニング(10トレ)」をご覧ください。登録すると、毎週月・水・金曜に問題と解答例がメールで届きます。無料です。

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「ファンファン福岡/サブクリップ」(福岡都市圏内配布、福岡市地下鉄駅駅設置)紙面に掲載した話題、編集部員が突撃取材した話題などを紹介します!

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