ご飯のおかずにも、酒の肴(さかな)にもなるアジフライ。福岡市地下鉄馬出九大病院前駅から徒歩約2分、福岡県庁近くに2019年4月にオープンした「アジフライ たるたる食堂」(福岡市東区)では、ごちそうアジフライに出合えます。 ※価格は全て税込み
生のアジを丁寧に骨抜きして下処理、サクサクふんわり
イチオシメニューは、店名の通り、タルタルソースをたっぷり絡めた「アジフライ定食」(950円)です。一般的にアジフライというと、開きにした形状をイメージするかもしれません。でも、ここで出されるのは、肉厚の切り身です。
アジは足が早いというものの生にこだわり、長崎県産を中心に近海物を仕入れ、鮮度の良いうちに手早くかつ丁寧に骨抜きを施して提供しています。その一手間を惜しまないのは「小さな子どもが、かぶりついても小骨がのどに刺さらないように」というスタッフの心遣いからです。
きつね色に揚がった熱々のアジフライは、まず何も付けずに食べてみて。サクサクした衣の中から、肉厚でふんわりとしたジューシーな身が飛び出します。
次はしょうゆと自家製タルタルソースをお好みで。「店名にも入っているので、“大しておいしくない”と言われるものは絶対出せない」とこだわったソースは、フライを引き立てるよう濃厚なコクとうま味ながら、後味は軽やか。 しっかり水でさらした玉ネギと「何を使っているかは秘密」という砂糖の種類がポイントのようです。
タルタルソースがアクセントの「チキン南蛮定食」(950円)も人気メニューです。カラッと揚げた鶏胸肉が、黒酢にリンゴなど数種類の果物を入れて作った甘酢ダレにくぐらせてあり、クリーミーなタルタルと相性抜群です。
ほかにも、鹿児島県の特産品であるブランド豚・茶美豚(ちゃーみとん)を150g使った「ポークジンジャー定食」(1000円)や、ジューシーな鶏もも肉を使い、辛子(からし)ポン酢で食べる「とり天定食」(950円)もランチの定番メニューです。
さらに「このタルタルソースでエビフライが食べたい」という常連客の要望に応えた「大海老(えび)フライ」(1尾350円)もぜひチェックを。冬はカキフライ、夏はサバの南蛮漬けといった季節メニューもあります。
揚げ物とご飯は魅惑の組み合わせですが、「ちょっと脂肪が」気になる人がいるかも。お店では水ではなく黒ウーロン茶をサービスしていて、喜ばれています。 アジフライやチキン南蛮は単品でも注文できるので、夜は居酒屋のように楽しめます。昼は定食のテークアウトも可能です。
<DATA> ■座席:テーブル18席、カウンター6席 ■個室:なし ■平均予算:1,000円 ■駐車場:なし
アジフライ たるたる食堂
住所:福岡市東区馬出2-2-3 電話:092-515-2143 営業:11:30~L.O.14:30 17:00~21:00(L.O.20:30) 弁当は11:30~14:30(受け渡しは15:00まで) 日曜休