福岡市を拠点とするエンターテイメントユニット「トキヲイキル」と東京を拠点とする「劇団ウルトラマンション(主宰:伊藤高史&安藤亮司)」のコラボ公演、「うらがわの事件簿」が3月24日(水)~28日(日)、ぽんプラザホール(福岡市博多区)で全9公演上演されます。当初は昨年5月に公演の予定でしたが、新型コロナウイルス蔓延の影響を受けて延期されていました。 福岡市内の稽古場を訪ね、演出担当の安藤亮司さんや出演者の話を聞きました。
「台本初見でわくわく」大庭彩歌さん(アイドルグループピュアパーティメンバー・ウタ役)
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以前は演技が好きではありませんでしたが、2019年に安藤さんが脚本・演出を担当した「ありすいんわんだーらんず」(東京)に出演したことが転機になりました。演技の楽しさを実感し、役作りの概念を大きく変えられました。 その安藤さんの作品で主演を務めることになり感慨深いです。台本を最初に読んだときにその面白さに引き込まれ、早く舞台で演じ、お客さんを楽しませたいと思いました。構えず、気楽に劇場に来ていただければ、必ず楽しんでいただける作品になっています。
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「舞台の裏側見せます」安藤亮司さん(作・演出)
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大庭さんとは約2年ぶりですが、成長を感じます。「ありす」の時は、「教え、まねさせ、頑張らせた」感じでしたが、今回は大庭さん自身が考えてきた演技プランに対して演出ができています。とにかく人を楽しませる引き出しが多く求心力があるのが魅力です。今後はどんな役が来ても受けられる基盤作りをしてほしいですね。 今回の作品は、内容としては王道です。現実の舞台でも初日はドタバタするのですが、その幕が開くちょっと前からのドタバタ感を味わってください。舞台への親近感も湧いてくると思います。
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「だから役者を続けています」尾崎真一さん(俳優の時任倫太郎役)
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大庭さんとは「ありす」以来の共演です。とにかく愛らしい女性ですが、今回は背中が大きい頼れる座長です。脚本に食らいついていく姿勢が顕著で、出演者に「支えたい」と思わせています。 舞台は生もの。一つとして同じものがなくお客さんと一緒に進化していくことが醍醐味です。カーテンコールで初めて役ではなく役者としてお客さんと目を合わす瞬間に「このために苦しい稽古をしてきたんだ」という感慨が湧いてきます。今作品はそんな舞台に関わる人たちのお話です。ぜひ楽しんでください。
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「頑張る理由があります」岸田麻佑さん(演出の山崎役)
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今回は出番もセリフも多く、私がストーリーの展開を支える柱のような存在なので「しっかりと伝える」ということを大切にしています。出演者みんなでバトンをつないで主役の大庭さんにつなげるという意気込みがあり、とてもまとまった座組みでいい雰囲気です。 この作品を通し、私たちトキヲイキルのメンバーが舞台やステージを頑張っている理由もお伝えできると思います。トキヲイキルのファンだけではなく、歌手や俳優、アイドルなどエンターテインメントに関わる人を応援している人たちにも共感してもらえる作品だと思います。
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通し稽古を見学しました
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予想外の出来事、まさに「事件」が次々と起こるなか、一気呵成に話が進みます。思わぬ展開に笑い、ほろりと涙し、「まさかのラスト」まで釘付けとなりました。 昨年来のコロナ禍で「不要不急」の筆頭に挙げられ、どこか萎縮してしまったエンターテインメント。今作品を見れば、エンターテインメントを支える人たちの「想い」に心を遣るきっかけになるかもしれません。
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【あらすじ】 とある劇場。舞台「兄を探して3000里〜わたくしの事件簿〜」の初日を迎えたというのに出演者も裏方もドタバタ。「小道具が足りない」「出演者がまだそろっていない」…。混乱のさなか、大物プロデューサーからはわがままな注文がスタッフに伝えられる。ひと癖ある俳優たち、振り回される共演者たち、頭を抱える演出家ら制作スタッフ、みなそれぞれに思いを抱えている。さらに謎の人物も劇場に現れ…。果たして初日の舞台は無事に幕を開け終演までやり遂げることができるのだろうか。
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舞台「うらがわの事件簿」
<作・演出>安藤亮司 <音楽>柏原収史 <出演> トキヲイキル/大庭彩歌、岸田麻佑、桃咲まゆ、岩本琴音、藤松宙愛、原直子 劇団トキヲイキル/天野なつ、chelu 劇団ウルトラマンション/井吹カケル、藤田幸哉、八幡夏美、尾崎真一、永田隼人 客演/一ノ瀬みく、悠乃、涼花、澤栁省吾(万能グローブガラパゴスダイナモス)、友田宗大(同)、下地孝明(九州男子”) *原直子と一ノ瀬みくはWキャスト 日時:3月24日(水)~28日(日) 14:00開演ほか 場所:ぽんプラザホール(福岡市博多区祇園町8-3) チケット:前売り4,000円 (当日4,500円) 問い合わせ:ジョブ・ネット 電話:092-406-7100