近距離別居の義母は、孫を溺愛して毎日わが家を訪問するようになり困っていました。ただ来るだけでなく、家の中をいじるのでプライベートも皆無です。やんわり断っても聞く耳を持たないので、私はとうとう3つのルールを決める、計画を実行に移しました。
孫を溺愛する義母 パート以外は常にわが家へ
いわゆるスープが冷めない距離に住んでいる義母は、9時から15時の間パートとして働いています。
最初は、パート終わりに1時間だけ訪問するくらいだったのですが、色々と理由を付けて滞在時間が延び…。とうとう毎朝”6時半から8時半”と、”15時半から18時半”までの2回、合計5時間滞在するように…。私はうんざりしていました。
ちなみに、なぜ朝6時半からなのかというと、旦那が6時20分に出勤するから。あまりに来る頻度が高いと怒られるのです。もちろん夕方は、旦那が帰ってくる前に義母は帰ります。
義母の悪行は数えきれないほど!
ただでさえ、初めての育児で心身ともに疲れ切っていた私。
しかし義母が来ている間は昼寝もできず、やっと寝てくれたわが子をわざと起こすので、さらに疲労が蓄積していきました。
起こされた息子はもちろんギャン泣きしますが
「おーよしよし、どうしたの?」と語りかける義母。「お前が起こすからだよ!」と何度心の中で叫んだことか…。
義母は他にも、合鍵で侵入、冷蔵庫内の配置を変える、寝室に忍び込む… など色々とやらかしてくれ、プライベートは皆無でした。
旦那にはもちろん相談しており、義母へかなりきつめに言ってくれました。しかし義母はまったく懲りません。相談するごとに
「お前が追い返せばいいじゃないか!」と旦那もイラつくようになり、夫婦間でもギスギスしていきました。
義母に不満をぶちまけ明確なルールを作成!
ついに私は、自分の力で現状を変えると決意しました。きっかけは、義母が息子にかけた
「ママは、ばぁばがいないとダメなんでちゅよねー」という言葉。このままだとさらに都合よく解釈される! と恐怖を覚えました。
本当は一切来てほしくなかったのですが、かなり譲歩して
・週3回まで
・午後のみ
・前日までに連絡する
という3つの訪問ルールを作成。
またカレンダーに来た日を記入し、できるだけ義母がいる時に次回の予約を取るようにしました。
ルールはルールです
もちろん義母は
「ずっと赤ちゃんと一緒だと疲れるでしょ!」と猛反対。しかし後に引けない私は
「お義母さんが毎日来るのも疲れます!」とつい大声で反論!
義母はカッと目を見開いて顔を真っ赤にした後
「…わかったわ」と口を震わせながら言ってくれました。
現在息子は5歳になり、義母は未だに
「パート先でこれもらったから」等とアポなしでの侵入を試みますが、必ず玄関で対応しています。息子が寝ている時はそのままにして
「ぐっすり寝てますよ~」と伝えるだけ。義母は肩を落として帰っていきますが、ルールはルールです。
「してあげている」思考の人には、ストレートに言うべき
基本的に全て「してあげている」という感覚の義母。
孫の面倒を「みてあげている」、寝室に布団を「敷いてあげている」、冷蔵庫の配置を使いやすく「変えてあげている」…。
どんなに「自分でしますから」と伝えても「遠慮しなくていいのよ」と返され、全く伝わっていませんでした。
今思えば初期の段階で、嫌なことはきちんと「不快だ」とストレートに伝えることが大事でした。きちんと伝えることは、もともと鈍感なタイプと、“あえて”鈍感なタイプ、どちらにも有効なのではないかと考えています。
(ファンファン福岡公式ライター / bisuco)