来たる2月3日は「節分」です。豆まきをして、恵方巻きを食べ、神社の節分祭もチェック! 福岡市内で見つけた、福を呼ぶ“アレコレ”をご紹介します。
中央区|たべごろ百旬館【恵方巻き】
具材あふれる一本を丸かじりして口福に
プロの料理人御用達の「たべごろ百旬館」で、2月3日(金)に好評なのが恵方巻き。焼穴子、卵焼きなど7種類の具材を巻く「七福巻」は、1998年の創業時から人気の一品です。「長浜鮮魚市場」で買い付けを行う直営の鮮魚コーナーもあり、「海鮮恵方巻」もすし店に負けない質の良さ。本マグロ尽くしの一本など、どれも数量限定なのでお早めに!
※魚介は仕入れにより変動の場合あり
節分アイテムがすべてそろう“博多の食市場”
「七福巻」(1本594円・左)、「海鮮恵方巻 まぐろづくし・中・右」(1本2,376円)。
本マグロ、ホタテ、イクラなども入る「百旬館特製 海鮮恵方巻」(3,218円)。
地下鉄渡辺通駅の前。
「七福巻の予約は1月29日(日)まで惣菜コーナー店頭で受け付け!」と、スタッフの永松健太郎さん。
たべごろ百旬館(ひゃくしゅんかん)
住所 福岡市中央区渡辺通1-11-16
電話 092-731-3022(惣菜部)
早良区|博多 五色堂【節分豆】
おいしい豆菓子で鬼を払って福を呼ぶ
創業1948(昭和23)年の豆菓子専門店の名物といえば、昔ながらの手仕事で作る縁起の良い豆菓子「五色豆」です。平安時代の宮中で祝い事や追儺(ついな)の儀式に用いていた“五彩色”に色付けた砂糖蜜で、えんどう豆をコーティング。カリッと香ばしく、ホロッと広がる甘みがクセになります。2月3日(金)までは「五色豆」といり大豆を升に詰めた「節分豆」が登場。贈り物にする人も多いそうですよ。
節分豆は鬼やお多福のお面付き!
「升入り節分豆」(400円)。「豆=魔を滅(めっ)する、升=福が増す」との意味も。
「豆菓子」(各1袋297円)。「博多明太子(めんたいこ)豆」や「チョコ大豆」など多彩。
五色豆をはじめ、約40種類もの豆菓子が並ぶ。
「何度も丁寧に砂糖蜜をかけ、五色豆特有の“ツノ”が完成」と、3代目店主の加藤泰一郎さん。
博多 五色堂
住所 福岡市早良区曙2-1-13
電話 092-821-7828
博多区|西門蒲鉾本店【かまぼこ】
パクっと食べて鬼退治!?
1913(大正2)年創業の老舗蒲鉾(かまぼこ)店でこの季節人気なのが、鬼やお多福、恵方巻きを模したオリジナルかまぼこです。見た目の愛らしさはもちろんのこと、味へのこだわりもピカイチ。博多蒲鉾に最適なイトヨリダイや栄養分豊富な「麦飯水」などを厳選し、職人が一つずつ丁寧に仕上げています。だし巻き玉子、かにかま、チーズなどを巻いた「かまぼこ恵方巻き」は数量限定なので予約が確実です。
色や表情もさまざま♪ 2月3日(金)まで
色とりどりの「鬼ちゃんかまぼこ」(小300円、大400円)。
プリッと美味な「かまぼこ恵方巻き」(1本400円)。
博多蒲鉾の伝統の味を守る老舗。
「福ちゃんかまぼこ」(1個300円)もよろしくね。
西門蒲鉾本店
住所 福岡市博多区上呉服町5-172
電話 092-291-2466
中央区|福岡市美術館 ミュージアムショップ【博多人形】
世界に一つだけの鬼を作ってみる?
「福岡市美術館」に所蔵される絵巻「地獄草紙断簡・勘当の鬼」をモチーフにした素焼きの博多人形を販売。こちらは、創業100年を超える博多人形工房「中村人形」が制作・監修した人形で、好きな画材で自由に彩色を楽しめます。オリジナルの鬼を飾れば、魔よけとして活躍してくれるかも?
彩色見本付き! うまく色付けできるかな?
「MASTER ROAD 地獄草紙 勘当の鬼」(1,980円)。
オリジナルグッズや伝統工芸品など多彩に。
鬼以外の素焼き人形も。
“博多の仙厓さん”グッズも人気!
福岡市美術館 ミュージアムショップ
住所 福岡市中央区大濠公園1-6 福岡市美術館1階
電話 092-406-4156
中央区|赤坂けやき通りむらた【節分そば】
香り高いそばと恵方巻きも絶品
江戸時代は立春前日の節分を年越しと考え、節分にそばを食べていたそう。現在は「節分そば」としてこの風習が残ります。冷泉町「信州そば むらた」の姉妹店である同店では、持ち帰り用生そばと「須磨海苔(のり)」が香る「恵方巻」も販売。厳選したそばの実を自家製粉し、兵庫の名店「芦屋(あしや) 土山人(どさんじん)」で研さんした店主が手打ちするそばで長寿祈願を。
厄を断ち切る意味を込めてそばを食べよう
「すだちそば(温)」(1,300円)は、やや太めの二八。「恵方巻」(半分600円)は1本1,200円も。
「生そば」(3人前2,700円)。
外観もセンスが光る。
インスタDM or 電話にて2月2日(木)まで予約OK。
赤坂けやき通りむらた
住所 福岡市中央区赤坂3-9-28 大産赤坂ビル1階
電話 092-731-5515
中央区|和菓子処 吉蔵 六本松店【和菓子】
愛らしいお多福と鬼の顔にほっこり
六本松の老舗和菓子店には、2月3日(金)まで節分にちなんだ菓子がお目見え。なかでも、和菓子一筋40年以上の職人・溝口裕典さんの丁寧な仕事が息づく上生菓子に注目です。「お多福」は、しっとり軟らかな生地にピンク色の白あんを包んだじょうよ饅頭(まんじゅう)。「赤鬼」は小豆の粒あんが入ったきんとんで、鬼の角はゴボウの蜜漬けで表現。愛らしく上品な味わいが、節分の日を彩ります。取り置きの予約も可能。
かわいすぎて食べるのがもったいない!?
「お多福」、「赤鬼」(各345円)。口溶けがよく、柔らかな甘みが広がる上生菓子。
黒糖の求肥(ぎゅうひ)にクルミや黒ゴマを練り込み、こしあんを包む「胡桃餅(くるみもち)」(1個189円)も人気。
春には藤の花も咲く風情あるたたずまい。
季節の和菓子ケーキも♡(3日前までの予約制)
和菓子処 吉蔵 六本松店
住所 福岡市中央区谷1-12-36
電話 092-712-1272
西区|飯盛神社【神社】
ドキドキワクワク 昼と夜の豆まき神事
飯盛山のふもとに鎮座する「飯盛神社」では、2月3日(金)に「だるま節分祭」を開催。市内ではめずらしく午前11時と午後7時の2回にわたり、豆まき神事が行われます。賞品が当たる「福桝(ふくます)引換券」付きの福豆(初穂料800円)や、大願成就を願う七転び八起きのだるま(初穂料小1,000円〜)も登場。願いを込めて福を呼び込みましょう。鳥居にかかる大迫力の赤鬼面やお多福門も必見!
鬼は〜外! 福は〜内! で家内招福
大きな赤鬼の面やお多福門がお出迎え。
昼も夜もにぎわいをみせる豆まき神事。
境内には飯盛山から下りてきた鬼が闊歩(かっぽ)。鬼が持つこん棒で尻をたたいてもらうと無病息災に!?
七転び八起き倒れても倒れても起き上がる!
飯盛神社
住所 福岡市西区飯盛609
電話 092-811-1329