消費税の軽減税率制度によって、テイクアウトやデリバリーの食品は消費税率は8%のままに据え置かれましたが、外食は10%の消費税がかかります。この2%をもったいない! と感じるメンバーがわが職場には多数います。今年の忘年会は工夫を凝らして「テイクアウト」で乗り切ることになりました!
たかが2%、されど2%。主婦スタッフが思いついたこと
2019年10月に実施された、消費税率の引き上げ。今回は単なる増税だけでなく、軽減税率制度やキャッシュレス消費者還元事業などの救済制度も同時にスタートしたため、「結局どうすれば一番お得なの?」と戸惑われた人も多かったのではないでしょうか。中でも、特にややこしいのが飲食料品の購入。軽減税率対象か否かで税率が変わってしまうので注意が必要ですよね。 さて、そんな今回の増税も少しずつ生活に溶け込んできた11月。職場ではそろそろ忘年会の計画を立てる時期に差し掛かっていました。 例年ならば40~50人のスタッフ全員が入れるような飲食店を予約して開催するのが常でしたが、今年はちょっと事情が違います。それは、私を含む主婦スタッフの、外食に対する心理的ハードルが高くなってしまったという点です。 消費税の軽減税率制度はレストランなどの飲食店で食事をした場合には適用されず、消費税が10%かかります。例えば1人当たりの予算が4,000円なら、消費税は400円。これが軽減税率制度が適用されるテイクアウトやデリバリーだったら、消費税は320円。わずか80円の差ではあるのですが、それが50人分ともなると4,000円の差額。なんとなくもったいないよね、という雰囲気に。 そこで、冗談半分でスタッフ全員にアンケートをとることにしました。設問は「忘年会を例年通り飲食店で行い、10%の消費税を払いたい」か、「手間はかかるけれどテイクアウトを中心にして8%の消費税で予算を抑えたい」の2択です。 すると、およそ8割のスタッフがテイクアウト中心の忘年会を行いたいという結果が!!
新しい試みが成功! 次回からも恒例に?
早速、この結果を職場のボスに見せて意見を聞いてみると「終業後の職場を会場にして手作りの忘年会をやろう!」とノリノリで背中を押してくれました。ここまできたらもう、やらない理由なんてありません。 ボスから指示された忘年会の幹事たちはすぐに動き始めました。終業後に会場作りをするチーム、予約した料理やドリンクを取りに行くチーム、ビンゴの景品を準備するチームなどに割り振りし、スムーズに忘年会がスタートできるように計画を練ったのです。 そのおかげか、忘年会は大盛況でした! 飲食店が会場だと、店までの移動方法を考えなくてはならなかったり、早く帰りたいスタッフも時間まではその場にいなければならなかったりと、ある程度制限が出てきますが、今年は自由な雰囲気で出入りできるようにしたので、例年より参加率もアップ。 車通勤のスタッフに配慮してアルコールは無しにしたため、お酒好きのスタッフには物足りなかったかもしれませんが、その分、食事を楽しめて良かったという声もありました。予算も例年に比べると抑えられました。 準備や後片付けなどを自分たちでしなくてはならないという手間はありますが、それを差し引いてもメリットの方が大きかったと感じられる手作り忘年会。 もしかしたら、わが職場では来年以降も手作り忘年会が恒例になるかもしれません。 (ファンファン福岡公式ライター/minimix)