夢の国からの帰り道「一番楽しかったのは~!」息子の回答にあぜん!

 子どもが生まれてから、週末の過ごし方が、がらりと変わりました。それまでは、家でだらだら過ごすのが最高だったのですが、今では週末にキャンプや公園、遊園地と外へ出かけるようになりました。  その分、出費も多いので、子どもたちには出費を取り戻すくらい楽しんでもらいたいものですが…親の心、子知らずのようです。

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初めて家族で夢の国へ!

出典:iStock.com Seungho Lee(이승호)

 ママ友Aさん親子の話です。息子が5歳になった誕生日のお祝いに、子どもを喜ばせたいと、テーマパークの夢の国へ遊びに行くことに。

 Aさんは、根っからの夢の国オタク。独身時代は、年間パスポートを片手にイベントの度に遊びに行き、グッズを買いあさっていたそう。旦那さんとの初めてのデートやプロポーズの場所も、もちろん夢の国。子どもができたら、夢の国に遊びに行くのが念願でした。

 ところが、少し遠い街へ引っ越したことや、息子がわんぱくで、公園や商業施設で何度も迷子になってしまうため、「まだ子連れで行くにはハードルが高い」と夢の国から遠ざかっていたのです。ですので、約6年ぶりの夢の国は、息子の誕生日のお祝いという名目でしたが、実は息子以上に、Aさんの心こそ躍っていたといいます。

 正直なところ、夢の国に散財していた独身時代と違ってお財布事情がシビアになったのに、家族分のパークチケットの料金や交通費、ホテル代と、かかるお金は数倍!

 十数万円の出費は夢から引き戻される思いでしたが、長年憧れていた子どもと一緒に過ごす夢の国です。ここは財布のことは忘れて楽しまないと元が取れないと、おおいに楽しむことにしました。

人が多くてぐったり

 ところがAさん家族が遊びに行ったのは、数年前の9月の連休。しかも10月からの増税で、パークチケットが値上がりするというニュースが流れた後だったので、「増税前に行っておこう!」というお客さんがどっと増えていた時期だったのです。

 Aさんは夢の国オタクの名にかけて、主要なアトラクション制覇と、絶好のポジションでのパレード観覧をもくろんでいましたが、どのアトラクションも大行列で、思うように回ることができません。ポップコーンを買うだけなのに、30分以上並ぶ始末。

 最初は初めての夢の国を楽しんでいた息子も、徐々に人混みに疲れていき
 「ママ、まだ並ぶの? もう疲れたよ~!」と不満顔になってしまいました。

出典:iStock.com danr13

 それでも、お誕生日ということで、息子は胸にバースデーシールをつけていたので、人気キャラクターがそれを見つけると、ハグしてくれたり、頭をなでてくれたりと、特別にお祝いをしてくれます。すれ違うキャストも、手を振ってくれたり、お祝いの言葉をかけてくれたりして、息子はすっかりお誕生日の主役気分を味わえた様子。

 ランチで入ったレストランでも、バースデーソングを歌ってもらい、息子は得意満面。人混みに疲れてはいたものの、すっかり機嫌も直って楽しく過ごせたようで、親子で朝から夜まで、思いっきり遊んで楽しんだのでした。

帰り道。息子からまさかの一言が!

 すっかり夜も更け、フィナーレまで見届けた後は宿泊ホテルに向かいます。遊び疲れてボーッとしている息子に、高揚した気分のままのAさんは、
 「今日一番楽しかったのは、何だった~?!」と無邪気に尋ねてみました。すると、息子の答えはまさかの
 「京葉線! 一番楽しかったのは、電車かな~」と言うではないですか。

 一番楽しかったのが、電車…。運賃約200円なり。
 まさかの回答に、Aさんは、夢から覚めた気持ちであぜんとしてしまったのでした。

 Aさんは、ママ友の集まりでお土産のお菓子を配りながら、いきさつを話してくれました。
 「6年ぶりの夢の国、本当に楽しかった~! でも息子には、もったいなさ過ぎたよー! 今度のクリスマスも、どこかに行こうと思っているんだけど、電車に乗れるなら、どこでもいいみたいだから、コスパのいい電車旅にしようかなあ」そうぼやくのでした。

(ファンファン福岡公式ライター)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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