産後太りに悩んだ人は多いのではないでしょうか。もちろん私もその1人です。一度は体重が減ったものの、油断して食べ過ぎる生活を続けていたために、あっという間に太ってしまいました。これは職場復帰後に私が体験した、トホホな話です。
産後太りの原因は?
私は里帰り出産をしました。実家にいる間は母の作る健康的なご飯を食べることができたので、出産後は順調に出産前の体重に戻すことができていました。
さらに授乳していた効果もあり、食べてもすぐ母乳になって太らない、いわゆる”産後ゴールデン期間”を体験したのでした。
産後1年くらいは、久しぶりに会った友人に
「ちゃんとご飯食べてる?」と心配されるようなスリムな体型を維持できていたのです。
問題は卒乳した後と、職場復帰した後でした。 妊娠中に我慢していた有名スイーツをお取り寄せしたり、会社近くの美味しいランチに足繁く通ったりと、「食べること」に自由になった私の食欲はとどまるところを知りません。
しかも授乳期に食べても太らない体験をしたので、完全に油断してしまっていました。その結果、せっかく戻っていた体重はどんどん増えていってしまったのです…。
1年後の健康診断で
年に一度、会社の健康診断があります。職場復帰後すぐの健康診断は、授乳中だったので体重が減っている時。入社時の体重に戻っていて小さくガッツポーズしたものです。
しかし、翌年の健康診断が最悪でした。
健康診断前の1週間は、甘い物を断ちランチも少なめにする作戦をとりましたが、そう簡単に体重は落ちず、私は暗い気持ちのまま健康診断へと向かいました。
最初は身長体重の計測からスタートします。案の定、身長は変わらないのに体重が1年で7kgも増えているという結果に!
用紙には昨年の体重と今年の体重が並んで記録されるので、恥ずかしい気持ちのままその用紙を持って視力検査、血液検査などに向かいます。
さらに腹囲の計測で事件は起きました。検査師さんが、メジャーを持って私の腹囲を測ります。そして数字を機械に入力するのですが、「ピーピー!」という音とともに機械の画面に赤い文字で「異常値です」というエラーが出てしまったのです。
どうやら昨年から10cm近く腹囲が増えているので、機械が計測間違いではないかとエラーを出しているようでした。
これには私も赤面してしまい。検査師さんも何と言っていいのか分からないようで、気まずい沈黙が数秒続きました。
焦った検査師さんは何故か
「… もう一度測りましょうか。」 と言いました。
「え?!」 数分で腹囲が劇的に変わるはずはないので、もう一度測ってもやはり数字はプラス約10cmのまま。再び気まずい沈黙が流れたのでした。
結局、機械に入力できないので、腹囲だけ手書きで書かれた用紙を持って残りの健康診断を回るはめになりました。
自分の甘えを反省
この一件があり、自分に甘い私もさすがに反省しました。最初は「スイーツ禁止! 腹筋1日100回!」など無理な目標を立ててしまったので、結局目標を達成できず自己嫌悪になるばかり…。
ストイックなダイエットは自分に向いていないと気づいたので、今は「コンビニスイーツは週に1回まで、ランチはお弁当を作る」など地道な努力をするように努めています。
来年の健康診断こそは、体重を落としたいと思っています。だってあんなに恥ずかしい思いをするのはもう嫌だからです…。
(ファンファン福岡公式ライター/草餅かしわ)