部屋の明かりや換気扇のスイッチは日に何度も触るところですが、掃除からは漏れがちです。よく見ると手あかがついていたり、細かな溝に黒い汚れが詰まったりしていることもあります。お掃除スペシャリスト佐倉が掃除の仕方とプレートの交換方法をご紹介します。
※交換作業をする時は、念のため部屋のブレーカーを落としましょう
※スイッチプレートの交換は簡単ですが、配線に関する作業には電気工事士の資格が必要になるので、プロに任せましょう
スイッチプレートとは
スイッチプレートはスイッチやコンセントの周りについているカバーのことです。コンセントプレートとも呼ばれます。
スイッチのデザインは、大きな物から小さなものまでいろいろあります。色はオフホワイトやナチュラルなカラーが多く、汚れが目立ちやすいのです。
スイッチプレートの素材は、最もポピュラーなものは、プラスチック製です。他に金属製・木製・陶器などがあります。
プレートの汚れの落とし方
プレートの汚れは手垢が主です。下記4つの掃除方法があります。
●硬く絞った湯拭き… スイッチの汚れをリセットしてから、普段の掃除におすすめです。
●中性洗剤で拭く… 1Lのぬるま湯か水に、中性洗剤を1滴落とし歯ブラシにつけてプレートを磨きます。洗剤分を残さないよう2度拭き仕上げが基本です。
●重曹を使って汚れ取り… 水100ccに小さじ1の重曹を溶かし、雑巾につけて拭いたり、歯ブラシでこすったりするときに使います。拭いた後は2度拭き、浸け置いた後はしっかりすすぎましょう。木製プレート(ツヤがなくなる)とアルミ製(変色する)は、重曹の使用は控えましょう。
●住宅用洗剤(マイペット・ウタマロなど)…さっと使えるので便利です。二度拭きで洗剤分を取りのぞきましょう。
【掃除にあたっての注意】
水分が内部の電線などに触れないようにします。スプレーをプレートに直接かけるのはNGです。また、歯ブラシでこする場合も、洗剤をたっぷりつけてこするのはNG。歯ブラシに洗剤をつけ、ティッシュなどでポンポンと2~3度たたき水分を極力減らして汚れをこすります。
拭いても取れない汚れは外してつけおき
スイッチプレートの汚れが拭いても取れないときは、プレートを外して浸け置きします。
(1)ぬるま湯500ccに重曹小さじ5を溶かし、10~15分ほどつけおきする
(2)時間が来たら、プレートを取り出し、汚れが残っていたら歯ブラシでこすり取る。傷がつきやすい素材は、やわらかい毛の歯ブラシを使う
細かい溝の掃除方法
周りがきれいになると汚れが目立つのが、スイッチの規格や、メーカー名が入っているスイッチボタン周辺です。
(1)歯ブラシに軽く中性洗剤液か住宅用中性洗剤をつけて、雑巾に2度ほどポンポンとたたきつけ水分を取る
(2)細い隙間や、文字が入っているところを優しくこすり、汚れをかき出す。取れないところは爪楊枝の先などを活用する
(3)水で固く絞った雑巾で2度拭きして仕上げる。※写真はプレートを外していますが、プレートが付いたままでも掃除はできます。
スイッチプレートを外していたら、取り付けて完了です。
スイッチプレートの交換は簡単! DIY初心者さんもできる
汚れが取れない時は、交換がおすすめです。プレーンなスイッチプレートは200~300円前後と買いやすいお値段です。100均でも販売されているので、好みのデザインのものに取り換えましょう。
道具
小さめのプラスドライバ―
小さめのマイナスドライバー
新しいプレートと枠のセット
手順
(1)今ついているプレートを外す… プレートの隙間に、マイナスドライバーを入れて浮かせて取る
(2)今ついているスイッチプレートの枠を外す
(3)壁紙を破らないよう、そっと枠を外す
(4)新しいプレートの枠をドライバーで取り付ける
(5)新しいプレートをはめ込む
毎日使うところだからこそスイッチを掃除しよう!
スイッチプレートは小さな場所ですが、掃除をしてきれいになると嬉しくて目が行ってしまいます。もちろん、プレートがピカピカなので気分も上がります。定期的な湯拭きでキレイをキープしてくださいね。
(ファンファン福岡公式ライター/佐倉玖弥)