それって大丈夫? 気をつけたい保育園の園庭でのマナー

 働くママにとって保育園はとてもありがたい場所。今回は、その保育園や幼稚園の園庭にまつわる私の実体験を聞いてください。

目次

園庭遊びは、情報交換の時間!

出典:写真AC

 長男7歳、次男5歳の男児ママの私。長男が0歳のときからもう7年くらい保育園にお世話になっています。

 7年近く利用している保育園ということもあって、保護者参加の活動や園の行事などはもう日割りで頭に入っているほど。  しかし、今年初めて園に入ったママにとっては、ひとつひとつの行事や出来事が初めての体験で、オロオロする人も多いはず。そんなときすごく助かるのが、先輩ママとのコミュニケーションですよね。

 先輩ママとコミュニケーションをとるためには、園行事に参加するなどいろいろな方法があります。そのなかで一番手っ取り早くコミュニケーションをとれるのが、お迎え後の園庭遊びの時間です。

 時間に余裕がある家では、遊び足りない子どもたちを降園後そのまま園庭でもうひと遊びさせています。実は、この降園後の園庭遊びの時間帯が、新米ママにとって大切な情報収集の場なんです。

 園庭で子どもたちが楽しそうに遊んでいる間、その様子を見守っているママ同士、仲良くなるチャンス! 
 「遠足はどんな服装で行くといいの?」
 「運動会や発表会の席取りに園独自ルールが!?」なんて、今まで知らなかった大切なことを知ることができます。

 そして、だんだん仲良くなってくると、今度は園以外の話も増えてくるはず。そうなってくると園庭遊びの時間は、「情報交換の場」から「井戸端会議」へと変化してきます。

 「井戸端会議」への変化、そこに落とし穴があったのです…。

駐車場の混雑で迷惑しているのは保護者だけではない!

出典:写真AC

 わが家の子どもが利用している保育園は、園庭のすぐ横に送迎時に保護者が車を止める駐車場があります。

 この駐車場はそんなに広くないので、送迎の時間帯によっては駐車場が混雑することも多々あります。混雑を避けるために送迎の時間帯をわざとずらすママもいるほど。

 しかし一般的に保育園は働く方が利用するので、送迎の時間帯が同じ時間になりやすく、混雑は避けられません。お互い迷惑にならないよう早めに保育園をあとにします。

 そんななか、駐車場の混雑に気付くことなく、車を駐車し続ける人がいます。それは園庭遊びでの会話に夢中になっているママたちです。
 仲良くなったママとの会話はとても楽しいし、何より子どもが楽しく遊んでいます。駐車場の混雑なんて目に入りません。でも、冷静になってください!  実は、駐車場の混雑で一番迷惑しているのは保育士の方だったのです。

 保護者の駐車場の奥に車を駐車しているため、車を出すことができず帰宅できません。職員室の窓から帰宅したいけど帰宅できない保育士が、何か言いたげな表情でじーーっと園庭を眺めておりました。

 その様子を、保育室の中からひっそり眺めていた私。
 「あーそうだよね。駐車場が混雑して困るのは保護者だけじゃないよね」

 その翌日、保育園の玄関には、「お願い」の張り紙が張り出されていました。
 『保護者の方へ 子どもたちを園庭で遊ばせるのは5時30分までにしましょう。子どもたちは保育園でたくさん遊んで疲れています。早めに家に帰りゆっくり体を休めるようにしてください』

 子どもたちの疲労に駐車場問題。もしかしたら保育士の中には同じように子育て奮闘中で、早く我が子をお迎えに行きたいママもいるかもしれません。

 新米ママにとって、園庭遊びの時間は大切な情報交換の場でもあるけれど、マナーも大切。そして、ちょっと目線を変えて冷静にまわりを見ることも大切です。 「お互い思いやる気持ちが大事だなぁ」と感じた出来事でした。

(ファンファン福岡公式ライター/Mee☆mam)

あわせて読みたい
ママ友付き合いが苦手だったけど… 類は友を呼ぶらしい!?  “ママ友の付き合いは難しくて怖い”と、自分に自信がなくて付き合いを極力避けてきた、10歳の息子を持つ私。ところが、無理やり付き合わされたママ友グループの中に、自分と同じタイプのママがいたのです。
あわせて読みたい
私はあなたの母親とは違う! マザコン旦那の信じられない一言に怒り爆発 育児や家事、仕事を、たったひとりで頑張ってきたワーキングマザーが、専業主婦並みのお世話を求めるマザコン旦那に爆発! いったい彼女に何が起きたのでしょう・・・?!
あわせて読みたい
不謹慎? 子どもを公園で遊ばせていたら苦言を呈されて… これは一昨年の春頃の話ですが、新型コロナウイルスの影響で、保育園が休園になりました。1歳の娘はそれほどストレスを感じなかったようでしたが、3歳の息子は情緒不安定に。そこで息子を連れて公園に出かけたのですが、世間の目の厳しさを思い知らされたのでした。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次