3月は引っ越しや家探しが増える時期ですね。私が内定した会社は、勤務地が関東か地方かどちらの可能性もあり、3月上旬に分かりました。そこからバタバタと始まったアパート探しの体験談です。良い物件がなく、まさかのホテル暮らしをすることになった理由とは?
アパート探しに苦戦
勤務地は地方に決まりましたが、上司から
「店舗が2カ所あるので、その間の駅でアパートを借りて欲しい」と言われました。そうなると今住んでいる実家から、全く土地勘がないところへ引っ越すことになります。
そのため、不動産会社に片っ端から足を運び、ざっくりとした場所と予算の希望を伝え、すぐ入居可能な物件を紹介してもらうことに。しかし、どこへ行っても
「今は空きはありません」と断られるばかり。終いには、事故物件まで紹介されるはめに…。もう、苦笑いしかできませんでした。
今思えば探すタイミングも関係するとは思いますが、駅に近く、会社から言われた周辺のみと決めてしまっていたからだと思います。
空室が出た! でも入居は5月?!
あっという3月中旬になり、さすがにまずいと焦っていたその時、不動産会社から空きの連絡が! 場所も予算も希望通りでした。しかし、問題が一つ。
なんと入居が5月から! 早めることはできないか確認しましたが、頑張っても4月下旬とのこと。一旦保留にし、両親と相談しました。
その結果、実家から勤務先まで車で2時間以上かかるため入居日までホテル暮らしをすることに。ホテルもマンスリーで安く借りられるところを一から探さなければいけませんでした。
また、家具や家電を一時的に保管してくれる業者を探したり、引っ越し手続きをしたりと、本来の引っ越しよりも何十倍も大変な作業でした。
先輩は好立地な場所に4月から入居していた
4月になり、全く慣れない仕事に追われる毎日。最初はホテル暮らしも慣れず、全く気を休めることができない状態でした。キッチンは無く、毎日夕食と朝食をコンビニで買ってから帰宅。食事すらも飽きて、自分の家で暮らすことの快適さを見にしみて感じました。実家に帰りたいなと何度思ったことか!
4月中旬頃に、もう一つの勤務先に配属となった先輩と会う機会があり、住んでいる場所の話に。先輩は4月から勤務先近くの好立地な場所に入居できたとこのと。私よりも異動の話は後で聞いたはずなのに! とびっくり。
しかし、先輩の住んでいる場所は繁華街で学生も多く、アパートがたくさんある場所でした。探す場所によってこんなにも違うのかという驚きと、私とは対照的過ぎてガッカリしてしまいました。ちょうどホテル暮らしが嫌にもなってきていたため、脱力感が物凄かったです。また、ホテル暮らしのお金を出してくれた両親にもすごく申し訳なくなってしまいました。
何より、「あの時もっと範囲を広げて探せばよかった」と後悔したのでした。
引っ越しの失敗は、その後に活きる!
当時の私は、アパート探しはどうすれば良いのか全くわかりませんでした。「あの物件を選んでいなかったら、どうだったのかな?」と今でも思う時があります。そして、両親には感謝しかありません。
しかし、この経験がその後の引っ越しでは役立っています。
例えば、交通の便を考え、物件数の多い地域を選んでみたり、妥協せずギリギリまで粘って探したりしました。今住んでいる物件は、数年前から探し始めてやっとここだ! と思える家です。そのため、なんの後悔もなく大満足しています。
3月と4月は引っ越しでバタバタです。これまで、何度か引っ越しを経験してきましたが、自分の譲れない条件を貫くことも大事だと思います。妥協は本当の最終手段です! コツをつかんで探せば、きっといい物件は見つかりますよ!
(ファンファン福岡公式ライター / rarari)