5歳娘がネフローゼ症候群で緊急入院! 家族に会いたいと流す涙

 何の変わりもない日々を過ごしていたわが家ですが、突然子どもが緊急入院することに。私も家族も初めてのことでした。私が付き添い入院はしていたものの、子どもが「家族に会いたい」といって涙を流す姿をみて、毎日の当たり前のような生活が、いかに当たり前ではなかったのかが分かった出来事でした…。

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先月より体重が5kgも増加!?

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 わが家は8歳の長男と、5歳の長女がいます。兄妹ケンカもしますが、兄妹で遊ぶことも多く仲良しです。私たち夫婦は共働きで、当時私はダブルワークをしており自分のことで精いっぱいな毎日を過ごしていました。

 そんなある日、長女の保育園で月1回の体重測定があり、確認すると先月に比べ約5kgも増えていました。
 少しおかしいと思い、長女の足を触るとガチガチに固いのです。長女に
 「どがんかある?(どうしたの?)体きつくない?」と私が心配そうに聞くと
 「う~ん、どがんもない!」と…。どうもないとは言ったものの長女は不安気な表情をしていました。

 すぐにかかりつけの小児科へ行き、尿検査と問診を受けました。いつもは笑顔で接してくれる先生ですが、その時の先生に笑顔はなく
 「お母さん、ネフローゼ症候群かもしれんね。うちでは治療できけんすぐに大きな病院に行って。もしかしたら入院になるかも…」と紹介状を渡されました。すぐに紹介された病院に行くと、
 「ネフローゼ症候群のようです。今すぐ入院して治療したいと思います。子どもさんは小さいので付き添い入院をお願いしています。入院期間は2週間から1カ月程度の入院となります」と言われました。

 ネフローゼ症候群は腎臓の病気で足、顔の浮腫みから始まり重症化すると肺や腹部の浮腫みも出る、指定難病の病気です。
 
 入院の準備のために一度家に帰っていいか尋ねましたが、新型コロナウイルスの影響もあり病院から出る許可はおりませんでした。そのため、家族とも十分な話が出来ずにそのまま入院となってしまったのです。

初めての入院生活

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 入院は初めての経験でした。入院直後から病棟の案内や問診、主治医からの病気の説明入院の説明などありましたが、家のことも心配で、頭のなかはごちゃごちゃでした。
 点滴につながれ、自由に動くことが出来ない子どもをみて、自由に手が動かせるということ、健康って当たり前じゃないんだなと改めて感じました。

 初めての入院だけど、この子には私がずっとついているから、淋しくないはず! という安易な考えとは裏腹に、長女が
 「お兄ちゃんに会いたい」という言葉を口にしました。私は入院生活に慣れれば言わなくなるだろうと思っていましたが、毎日ふとした時に
 「家族がそろっていない」
 「早く家に帰りたい」と泣く姿に胸がしめつけられる思いでした。

 長男とケンカするときもあるし泣かされる時もあるけど、長女にとってはそんな日常の生活がとても大切で、私だけいてもダメで、家族が揃って初めてこの子の安心した場所になるんだなと感じました。

 「元気になって帰ろうね」と言うと
 「あと、なんにちでおうち、かえれると?」と泣きながら少し怒ったような口調で聞いてきました。どうにもならない状況に、長女に何をしてあげられるんだろうかと考え続ける日々でした。

 入院期間中は毎日、朝と夜の2回、家族にテレビ電話をしていました。その時、長女が長男に会いたいと言って泣いていることを伝えると
 「〇〇も淋しいさ。我慢しとるとよ」としっかりとした口調で言った時は、長女だけでなくみんな頑張っているんだと長男に励まされました。

退院後

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 順調に病状も良くなり、2週間後には退院をすることが出来ました。退院後、長女のペースで生活できる姿をみて
 「やっぱり家が良いね。お兄ちゃんとも遊べるしね」というと
 「そうでもなかった~!」と、おもちゃで遊ぶ手を止めずにボソッと真顔で言った長女の一言に笑ってしまったのでした。

 長女の入院をきっかけに料理をしたことなかった夫が、目玉焼きや、お味噌汁の簡単な料理を作るようになり、特別な料理ではないにしろ、父親が料理をしているその姿に子どもたちも喜んでいます。

 私も家族や仕事のことを考える良い機会となりました。入院生活は大変でしたが子どもが身を持って、家族のあり方を教えてくれたなと感じた出来事でした。

(ファンファン福岡公式ライター/S.happylife)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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