いつの時代も女性が集まると見栄や自慢、嫉妬が渦巻くもの。それはママになっても変わりません。むしろ、子どもの成長、夫の年収、専業か兼業か… その内容は増えていくばかり。笑顔の裏に隠されたマウンティングには要注意。私が遭遇した、マウンティングママの実態とは?
頼れるママかと思えば…

子どもが通う幼稚園はバス通園。降車する場所は公園だったので、ママ同士の交流がしやすく、自然とバス停のメンバーで話をする事が多くなりました。
公園でよく話をするメンバーは、少し華やかな印象のリーダー的存在のAさん、控えめで可愛らしいBさん、穏やかなCさんでした。
皆、子どもの在園歴は長く、私は初めての入園で教えてもらう事ばかり。情報通のAさんは話し上手で私も初めはとても付き合いやすい方だと思っていました。
しばらくすると、Aさんの話は噂話が多いと気づきました。Aさんは自分を立ててほしいタイプで、相手が自分よりも優位だと面白くない、と感じているようでした。何となくBさんやCさんが、Aさんに気を遣っているのも分かってきました。
噂話や自慢を聞くだけでは終わらない

噂話の中で、気になる事の上位といえば、お金に関する事=ご主人の年収・職業ではないでしょうか。
Aさんは
「主人がね、〇〇食品に勤めているんだけど、花形部署の企画に抜擢されたの」と自慢げに話し出しました。 話を聞く分にはさほどストレスはありませんが、その後に
「お宅は?」と質問された時が厄介。相手の「こっちが先に話したんだから、教えてくれるよね?」と言わんばかりのプレッシャーがすごいのです。
最も無難な回答は「会社員」です。それでも納得しない場合は
「そんなに大手じゃないから」
「主人に言うなって言われてるの」等、うまく言わない方向に話を持っていく事が大切です。
なぜなら、マウンティングママは、持ち家か賃貸か、身に着けているもの、乗っている車等で、相手の経済状況をある程度値踏みしている場合が多いのです。職業を聞く事で、自分より上か下かを判断しようとしている傾向にあります。
特に相手よりも良い所に勤めている場合は、尚更注意が必要です。最悪の場合、粗を探され噂されるリスクもあります。マウンティングママは自分が持ち上げられる事が何よりも好きなので、相手を立てておくのが無難です。張り合っても良い事はありません。
マウンティングママは主役じゃないと不機嫌になる
ある時私が
「Bさんってタレントの○○さんに似てますよね」と話すと、Cさんも
「そういえば可愛らしい所が似てるよね」と、二人で話が盛り上がりました。私がそのタレントの写真を見せ、
「Aさんもそう思いません?」と問うと、Aさんは無表情でスルー。
それどころか
「そういえば私、昔読者モデルにスカウトされたの! 結局しなかったんだけど…」と、聞かなかったかのように話を変えてきました。その瞬間、私とCさんは固まりましたが、すぐにAさんの話の相槌を打ちました。 そう、マウンティングママは、自分が主役でないと機嫌が悪くなるため、会話を選ばないといけないのです。
ママ同士の交流は、空気を読むのを忘れるべからず!

ここまでお読みになって、そんな会話の何が面白いの? と思っている方もいるでしょう。ママ同士の交流は楽しく為になる事も多いです。しかし、一見楽しそうに見えても、実は内心ハラハラ、なんて事もあるのです!
子どものためにママ同士が平穏に付き合うには、空気を読むのは必須。ママ友付き合いは何が相手の地雷になるかわからないので気を抜いてはいけないという事を学んだのでした。
(ファンファン福岡公式ライター/アサ)

