理解不能! 義母のお見舞い。病室で目にした光景とは…

 夫の両親は70代。いわゆる「昔の人」といった感じですが、2人だけの世界を生きているような、なんだか周囲とずれている不思議な感じです。そんな義両親は、私達の家から電車で約15分の場所に住んでいるので、会う機会も結構あります。今回は、義母が病気で入院し、お見舞いに行ったときの驚きの体験談です。

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結婚式直前 義母の病気が発覚

写真AC

 私達は、籍をいれてから半年後に結婚式を予定していました。その結婚式直前に、義母の病気が発覚。結婚式の1カ月後に手術をすることが決定しました。

 義母は病気の告知を受けても、いつも通りな様子でしたが、心配な部分もあり結婚式の二次会は中止。新婚旅行も延期にすることにしました。 

 普段は風邪ひとつひかない義母が病気になったので、義父は不安なのか、夫の仕事中に電話をしてくるように。珍しく夜に電話があったときは「心配だから」と、夫は電車で実家に帰りました。

 他にも、「義父も疲れているだろうから」と私が仕事を休んで義母の病院へ付き添ったり、実家で義父と食事をしたりと、できる限りのサポートはしていたつもりです。

お見舞いにいったら、まさかの事態に

写真AC

 義母の手術は無事に成功し、リハビリ期間になりました。

 手術から1週間が経つ頃、休日だったので、夫と2人でお見舞いに行くことにしました。しかし病室に入ると、義母とは別の人がいます!

 病室を移動したのか思い看護師さんに尋ねると、不思議な顔をされ
 「昨日、退院しましたよ」と驚きの一言が。

 夫と私は言葉も出ません。
 看護師さんたちも驚いていました。そりゃそうですよね。でも、こちらは退院なんて全く聞いていません…。

 私は信じられなくて、しばらく現状が呑み込めませんでしたが、夫は驚きながらも「あーそうか」といった感じでした。義両親は勝手な人たちだと分かっていますから。

 私たちは義母の病気で、二次会を中止し、新婚旅行を延期し、義父の様子を見たり代わりに病院行ったりしたのに。もちろん文句があるわけではなく、義母のことが心配だったゆえの行動です。ただ、こちらが心配しているのは分かるはずなのに、退院が決まったら普通は伝えるだろうと思いますよね。

義実家に行って、さらにびっくり!

 私と夫は、その足で義実家に行くことにしました。
 義両親は、家で普通にお茶飲んで、のんびりしてました。

 夫が
 「なんで退院したって教えてくれないの?」と聞きましたが
 「病院行っちゃったんだー! あはは!」みたいな感じで、特に何とも思ってない様子の義両親。

 こちらとしては、「は?」と言いたいところでしたが、その日は
 「退院できてよかったですね」と普通におしゃべりして帰ったのでした。

感覚が違う義両親

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 正直、その前にも、義両親の感覚のおかしさは薄々感じていたのですが、決定打となった出来事でした。感覚が違うって、本当にどうしようもないんです。

 もし、私が実母に同じことをされたら、「勘弁してほしい!」と注意しますが、夫はもう諦めているよう。きっとこういったことを何度も経験したのでしょう。
 「言ってもしょうがないから」と話していました。

 そういえば義母の手術当日は、私も仕事を休んで、義父、夫、私の3人で手術が無事に終わるのを待ちました。「仕事を休んでまで同席する必要があったのかな…」と思う私は冷たいでしょうか。ちなみに、2年後に私の実父が手術した時、夫はもちろん仕事を休みませんでした!

 今後は義両親との二世帯暮らしが待っています。改善してもらうのは難しそうなので、スルーする力を身に着けたいと思っています。 

(ファンファン福岡公式ライター / toco)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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