福岡市地下鉄唐人町駅から徒歩約2分。パフェ専門店「Fukuoka Parfait Lab PINSIRIO(フクオカパフェラボ パンシリオ)」が2019年12月11日にオープンしました。オーナーパティシエの松尾葉平さんは「福岡でパフェ文化を根付かせたい」と話します。
店名の「パンシリオ」は、「響きがかわいかったので名付けました」と松尾さん。「日常の喧騒(けんそう)を離れ、非日常を味わえるちょっとしたご褒美(ほうび)になるような食べ物と場所を提供する」をコンセプトに、パフェのデザインや店内の内装などにこだわったそうです。
店内に流れるBGMは、知り合いのピアニストに頼んで店の雰囲気に合わせて作ってもらった曲。1階はオープンキッチンで、2階のイートインスペースには木目調のテーブルが並んでいます。
「屋根裏のようなイメージです。自分だけの隠れ家のような雰囲気の中でパフェを楽しんでほしい」と松尾さん。そんな落ち着く空間で待っていると、階段をゆっくりと上がる足音。スタッフが一つ一つ、丁寧にパフェを運んでいます。「そろそろ私のが来るかな」と期待しながら待つ時間も楽しいものです。
テーブルにお目見えしたのは、イチゴがバラの花のように華やかに飾られた「いちごの森」(1,980円)。ネーミングの通り、まさに“イチゴの森”が目の前に広がるようです。手を付けるのがもったいないほど! 多過ぎない上品なサイズ感も◎。スプーンもパフェ用にオーダーしたオリジナルだそうです。
食べ進めていくとイチゴのほかにミルクジェラートや塩バターサブレ、チーズケーキなどが少しずつ入っていて、サクサク、しっとり、とろ~りというバラエティーに富んだ食感が現れるのが印象的です。 「食感の違いが面白いでしょう?」と松尾さん。
作る過程を見せてもらいました。 まず、一番下には、後口をさわやかにするためのグレープフルーツが敷かれています。
上にワインゼリー(ロゼ)とイチゴのソルベ(シャーベット)をのせます。そしてホイップクリームを丁寧に絞って、真っ赤できれいないイチゴをぜいたくにトッピングします。 カットしたイチゴは、ピンセットで丁寧に扱われていました。花びらのように一枚ずつ重ねられる様子は、まるでアート制作の現場のよう。「一つ一つ、心を込めて手作りしています」と話してくれました。
現在、「いちごの森」のほか、メロン好きにはたまらない「メロンの棚田」(2,200円)やチョコレートづくしの「チョコの惑星」(1,870円)が用意されています。 今後、季節に合わせてメニューの追加や変更がある予定。シャインマスカットや栗、ピオーネなど、パフェで季節を楽しむのもすてきですね。
ホットコーヒーやカプチーノ、ホットミルクなどのドリンクはパフェを注文するとプラス200円でセットにできます。 思わず写真を撮りたくなるパフェ。“屋根裏”でのんびり、味わってみませんか?
Fukuoka Parfait Lab PINSIRIO
住所:福岡市中央区黒門8-15 電話:なし 営業: 11:00~18:00(L.O.17:00) 火曜休