<恐怖!タワーマンションのカースト制度>ママ友からの徹底的な無視が始まった

 長女の入園で初めてできた幼稚園のママ友。最初は一緒に遊びに行ったり、食事をしたりして楽しくてしかたがありませんでした。しかし次第に見えてくるママ友の本性に、徐々に疲れ始めてしまい…。幼稚園生活で起きたママ友との恐怖のエピソードをお話します。

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タワマンの上層階に住むママ友

写真AC

 長女が通う幼稚園で初めてできたママ友のA。子どもは5人いて、一番の末っ子の女の子がうちの娘と同級生です。Aはママ友もたくさんいて、周りにはいつも人が集まっていました。

 綺麗な服装で明るい性格のAは、派手な印象でとにかく目立つママでした。そしてAは私と同じマンションに住んでおり、彼女は33階建てのタワーマンションの上層階である28階に居住。いつも周りに集まってきていたのも、同じマンションに住むママ友だったのです。

 園バスのバス停が一緒なので、私も他のママ友たちともあっという間に仲良くなりました。子どもを幼稚園へ送り出した後、8時頃からそのままカフェでおしゃべりしたり、一緒にレストランにランチへ行ったり。毎週のように用事が入り、Aや他のママ友と一緒に楽しく忙しくしている私がいました。

 一緒に写真も撮り、AのSNSに満面の笑顔の私が載るようになっていき、楽しい生活があっという間に2年ほど過ぎていきました。

ママ友との華やかな交流が…

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 子どもの学年に関係なく大体仲がいいメンバーが20人。「○○へ行こう!」と言い出すのは大体Aです。
 ある日、約束の当日、私は突然体調が悪くなりました。私は初めて「今日は行けない」という旨を、グループラインに流しました。

 すると、Aさんが「いつなら大丈夫? 明日は? 明後日は?」としつこく聞いてきます。体調も悪く、ママ友との度が過ぎた付き合いに、前から心配してた夫から「少し行き過ぎじゃない?」と言われていたこともあり、「今週は無理かな」と伝えると、驚愕な言葉がAから返ってきたのです。

 「あ、経済的に? そういう感じ?」と。

 さらに、もう経済的理由と決めつけたように、「じゃぁ今度のBBQも無理だよね? 無理させてごめん、私のせいだね」と、グループラインで送ってきたのです。「そういうわけではないよ」と送っても、Aは「ごめーん」との返信。そのままその日は連絡が途絶えました。

 すると、その日から散々入っていた連絡がぱったりと途絶えてしまい、気が付くといつの間にかグループラインから名前も消されてしまっていました。その後、卒園まで1年間、Aによる徹底的な無視が始まりました。

 他のママ友も、軽く話しかけてはくるのですが、予定などは一切話さなくなり、誰かから個別ラインで連絡が来ることもなく、本当に寂しく思いました。

無視から始まり、加速する嫌がらせとは…

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 そして、衝撃的な出来事が起きました。
 うちの娘が園バスの中でお友達に暴力を振るうので、娘だけバスを別にしてほしいとAが幼稚園に申請してきたと…
 「○○ちゃんが暴力を振るうわけない、と信じてはいますが、何度も申請があったので、○○ちゃんのバスは変更になりました」と先生から連絡がありました。Aは私だけではなく、娘にも攻撃してきたのです。

 もう腹が立ち、Aに直接文句を言いに行こうとしました。でも、夫に
 「ここに住んでいる以上、これから何十年も付き合っていく事になるんだよ」と言われハッとしました。そして、夫と娘と園バスでの様子や、今後どうするかを色々話し合いました。娘は
 「バスで暴力なんてしていない、話しても返事してくれない」と言います。娘には、「皆とは違う小学校を受験しよう」と提案をしたら喜んで「うん!」と言いました。

 それから、卒園まで娘と一緒に必死で受験勉強に励み、無事に小学校合格! 卒園というゴールまであと少し! と思うと本当に気が楽になりました。そして、卒園式の日。とにかくほっとして、娘とたくさん泣きました。

 あれから、8年が経ち、私は3人のママになりました。今もAや他のママ友とばったり会っても会話はなく、気まずい空気が流れ胸がギュッと苦しくなります。今、思う事は、みんなで仲良くしたかった…。それだけです。

 だれでも初めては不安です。誰かがいてくれるだけで一気に心強くなれます。「初心者ママには、とにかく優しくしよう!」と誓ったのでした。

(ファンファン公式ライター/MILKYFIRST)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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