映画「ロストケア」舞台挨拶レポ! 松山ケンイチさん・長澤まさみさんら登壇

 3月24日から全国公開されている映画「ロストケア」。映画公開を記念した舞台挨拶が「T・ジョイ博多」(福岡市博多区)で実施されました。登壇したのは、松山ケンイチさん、長澤まさみさん、前田哲さん(監督)。イベント開催時の様子をお届けします。

目次

家族のあり方と人の尊厳とは 映画「ロストケア」

 映画「ロストケア」は“介護”をテーマに、現在の日本が抱える社会と家族の問題に切り込んだ作品。第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した葉真中顕さんの著書「ロスト・ケア」を、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」「そして、バトンは渡された」の前田哲監督が映画化しました。

 介護士でありながら、42人を殺めた殺人犯・斯波宗典を松山ケンイチさん、その彼を裁こうとする検事・大友秀美を長澤まさみさんが演じます。ほか、鈴鹿央士さん、坂井真紀さん、戸田菜穂さん、藤田弓子さん、柄本明さんといった実力派俳優が出演。

 社会に絶望し、自らの信念に従って犯行を重ねる斯波と、法の名のもとに斯波を追い詰める大友の、互いの正義をかけた緊迫のバトルが繰り広げられます。

松山ケンイチさんがSNSに投稿された映画感想を紹介!

 映画公開を記念した舞台挨拶が「T・ジョイ博多」で開催されました。映画公開後、周囲からの反響を受けて松山さん、前田さんは「約10年間かけて温めて作り上げてきた作品を、無事に公開できて本当に嬉しい」と打ち明けました。

 今回、松山さんと初共演という長澤さんは「みんなを盛り上げてくれる人だったので、前向きに取り組めることができて、ご一緒できて嬉しいです」と、松山さんの印象を明かしました。

 久しぶりに訪れたという福岡について、松山さんは「10年ぶり?ぐらいにきて、うなぎを食べた以来かも?」とコメント。長澤さんは「ここから今すぐ飛び出して、おいしい福岡のグルメを食べにいきたい」と話しました。

 舞台挨拶中盤では、松山さん自らがSNSで見つけた「ロストケア」の感想投稿を紹介。“見たくない物に蓋をしてしまっていることも、蓋を開けて向き合っていかなければならないと感じた”、“自分を支えてくれる人、支えてくれた人に日頃から感謝の気持ちを持つことが大事だと気付かせてくれた”などの投稿を紹介しました。

 映画「ロストケア」は、3月24日から全国の映画館で上映中です。

映画「ロストケア」

公開日:3月24日
出演者:松山ケンイチ、長澤まさみ、鈴鹿央士、坂井真紀、戸田菜穂、峯村リエ、加藤菜津、やす(ずん)、岩谷健司、井上肇、綾戸智恵、梶原善、藤田弓子、柄本 明
原作:「ロスト・ケア」葉真中顕 著/光文社文庫刊
監督:前田哲
脚本:龍居由佳里、前田哲
主題歌:森山直太朗「さもありなん」(ユニバーサル ミュージック)
音楽:原摩利彦
制作プロダクション:日活、ドラゴンフライ
配給:東京テアトル、日活
©2023「ロストケア」製作委員会

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次