フードロス削減に挑んでいる乾燥野菜ブランド「HOSHIKO(ホシコ)」(本社・熊本市)はこのほど、初の直営カフェを新施設「いとLab+」(福岡市西区)に開きました。野菜たっぷりのメニューが並んでいます。一部を紹介します。
乾燥野菜カフェ「hoshiko’s CAFÉ」とは
オープンしたのは「hoshiko’s CAFÉ(ホシコズ カフェ)」です。「いとLab+」内にある「九大伊都 蔦屋書店」内にあります。「hoshiko’s CAFÉ」には「フードロス減にも貢献する乾燥野菜で、人々の健康を支えたい」との思いがあります。
厚労省によると1日にとりたい野菜の量は「350g」ですが、なかなか難しいのではないでしょうか。カフェでは「HOSHIKO」の乾燥野菜をはじめ、地元でとれる新鮮な野菜も存分に楽しめます。九大伊都キャンパスに近い立地から、学生や教職員、近くの家族連れといった幅広い客層に愛されるよう、メニューに工夫を凝らしました。
美容にいいビーツ入り「ピンクマッシュポテト」とハイボール
乾燥ビーツを混ぜ、ピンク色のマッシュポテトに仕立てました。ウクライナ料理のボルシチにも使われるビーツはカリウムや鉄分を含み、美容にもよいとされています。カフェ自慢の一品です。
ビーツ入りのオリジナルハイボールは、夕暮れのバータイムにどうぞ。テキーラを炭酸で割り、ビーツで色付けしています。仕事帰りにカウンター(7席あります)で、アペリティフを一杯… という気分にあいそうですね。
HOSHIKOオリジナル ビーツ入りハイボール 600円(税込)
1日分の野菜がとれる!ミールスカレー&デリプレート
ボリュームも欲しい、しっかり食べたいという人は「hoshiko’s curry meals&deliプレート」がおすすめ。トマトやキャベツ、ニンジンといった乾燥野菜と熊本産ひき肉を使ったキーマカレーと、デリ数種類を盛り合わせています。
hoshiko’s curry meals&deliプレート 1,100円(税込)
フードロス削減へ【HOSHIKO】の思いとは
「HOSHIKO Links(ホシコリンクス)」は、熊本地方卸売市場を運営する熊本大同青果グループです。形が不ぞろいというだけで市場に出せず、捨てられるトマトを生かせないかと2018年、ロスを減らす取り組みを始めました。規格外トマトは新鮮なままカットして乾燥します。添加物を加えず、うまみや甘みをギュッと凝縮させています。温州みかん、ニュージーランド産のキウイフルーツなども商品化し、「hoshiko’s CAFÉ」のメニューに取り入れました。乾燥野菜を使ったカフェ運営は、店頭調理で出てしまうゴミを減らせる効果もあります。
HOSHIKO LINKS https://hoshiko.co.jp/
「hoshiko’s CAFÉ」では今後、乾燥野菜を使った料理教室やワークショップも企画し、フードロス削減と日本人の野菜不足解消に挑戦します。
hoshiko’s CAFÉ 店舗情報
住所:福岡市西区九大新町5-1 いとLab+ 内
席数:カウンター7席
営業時間:10:00~20:00
電話番号:096-288-0992(本社)