「ここからが本当のスタート」ホークス・東浜投手にインタビュー

 右肩のコンディション不調などで開幕一軍には間に合わなかったものの、交流戦(中日戦)での復帰を果たし、6月9日には今季初白星を獲得した東浜巨投手。今季初登板に至るまでの気持ちや故郷・沖縄への思いを、リモートで取材しました。

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交流戦の打席、本当は「振りたかったけど…」

出典:©SoftBank HAWKS

―今季初勝利おめでとうございます。一軍に戻ってきて、今の率直な気持ちは。

 やっと戻ってくることができたなという気持ちです。でも思ったより自然に(試合に)入っていくことができましたね。本当にここから(スタート)かなあと。「しっかりやっていかなきゃな」という気持ちです。

 今季初白星に対しても、特別な気持ちとかはなくて、いつも通り投げて、いつも通りの試合という感じでした。まあ反省点も多い試合だったので、勝ちをつけてもらったなっていう印象です。「やっと白星がついた」という感覚は本当になかったかなと思います。

―初登板に至るまで、どのようにして気持ちを維持していましたか。

 まずは自分の状態をしっかり戻して、上げていくということだけを考えて練習していましたし、あんまりマイナスな気持ちっていうのはなかったですね。

―ホーム初戦が無観客試合でした。気持ちのつくり方などで難しいことはありますか。

 ん~…。多少気持ちの面で難しいところはありますが、昨年も経験していることですし、そこまで何かを変えることもなく、本当に自然に試合に臨めたと思います。

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―試合前のルーティーンなどは。  

 特には決めてないです。(練習日など)いつもと同じ流れで自然に試合に入れるようにしています。あまり難しいルーティーンなどはつくらないように。しいて言うなら試合の直前はうどんを食べるくらい? 一番消化が早くてエネルギーになるし、あっさりしているので食べやすいです。シンプルに素うどん派で、試合前は特に油ものなどを取らないようにしています。

―交流戦で立った打席の感想は。

 やっぱり楽しかったですね! 普段見られないプロ野球選手の球を打席で見られるというのはなかなかない経験ですし、貴重です。本来ならバット振りたかったんですけど(笑)。復帰戦ということもあって打撃練習が全然できていなかったし、もし(バットに当たって)詰まって右手がしびれたりすると、投球に影響してしまうので…。今回の交流戦は、(振らずに)立ったままになってしまったのが、ちょっと残念でした(笑)。でも打席に立つと、いつもとは違った野球をしている気持ちになれるので、新鮮でいいですね。

現役中にふるさとで試合ができるうれしさ

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—一昨年は凱旋(がいせん)登板も。故郷・沖縄への思いは。

 現役中にふるさとで試合ができるのは本当にありがたいことですし、うれしいです。沖縄の人はテレビ越しにしか試合を見ることがないので、プロ野球選手を生で、しかもキャンプとかではなく、公式戦の真剣勝負を目の前で見られるのは良い機会だなあと思います。僕が小さいころにあってほしかったなって思うくらい(笑)。それくらい貴重な体験になると思うので、僕らはプレーする側として元気や刺激を与えられる存在でいたいです。

―他球団を含めて、成績などに注目している選手はいますか。

 今年は正直、自分の状態を上げるのに精いっぱいで、あまり勝敗なども含め試合を見られてなかったので特にはいないですね。でも毎年、入ってきたルーキーとかは注目して見ています。評判通り活躍している選手もいますしね。ホークスの中でも、先発陣はライバルとまでは言わないですが、お互いを意識して高め合えていると思っています。

休みの日は家で廃人に(笑)

出典:https://fanfunfukuoka.aumo.jp/

—昨年から今年にかけてのコロナ禍で、過ごし方やメンタル面など自分の中で変わったのはどんなところですか。

 家にいる時間がすごく長くなったので、過ごし方は変わったかなと思うんですけど、でも言うほど変わっていないような気も…(笑)。休みの日も、(コロナ禍前から)基本は家にいましたし、外出してもちょっとした買い物ぐらいだったので、そんなに生活リズム自体が大幅に変わったという感覚はないですね。

—休日の過ごし方などは。

 ずっと家で廃人になっています(笑)。何をするわけでもなくダラダラして、気づいたら夕方、みたいな。ホークスの先発投手は基本投げた2日後が丸1日休みなので、コロナ禍になる前は遠征先休みの時にランチで1人、ご当地のおいしいものを食べて回るのが好きでした。先発は休みの日が違うので、誰かと一緒に過ごすことができないし、ましてや遠征先とかだと本当に1人なんですよね(笑)。

 今まで遠征先でおいしかったのは仙台のひとり焼肉と札幌のラーメン。気分かもしれませんが、旅行気分というか、つかの間のリフレッシュになりました。「土地を満喫してんな~」っていう優越感からか(笑)、おいしく感じますよ。

ここからは最後までしっかり投げ抜きたい

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—ファンからのどういう応援に元気が出ますか。

 アウトを取ったりすると自然と拍手が起こるし、ピンチになって、自分が苦しくなった時にもはげましの拍手をしてくれる。それはやっぱり力になりますしうれしいです。試合中は客席を見ないようにしているので、ボードやタオルなどをあまり意識したことはないのですが、試合が終わった後は自然と「自分のタオルあるかな~」ってスタンドを探しています。

—今シーズンの目標とそれに対する意気込みを。

 僕は今シーズン2か月遅れでスタートしているので、ここからは最後までしっかり投げ抜きたいなと思いますし、投げるからにはチームが全部勝てるようにしたい。数字というよりは一試合でも多く勝ち星を重ねられるように投げていくのが目標です。

―読者にメッセージを。

 なかなか球場に来られない時期もあるし、まだまだ大変なことも多い世の中ですが、何とか日常を取り戻すために頑張っていきましょう。僕らも、優勝することが何よりかなと思うので、そのために最後まで応援してください!

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もっと知りたい! 東浜投手プロフィル

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生年月日:1990年6月20日
身長/体重:182cm/80kg
血液型:A型
ニックネーム:ほとんど「巨」ですね。たまに裏方さんとかに「はまひがし」って呼ばれたりもします(笑)。いじられていますね。
趣味:ゴルフかなあ…。ハマっていた時は結構行っていました。
好きな食べ物:沖縄そばが大好きです。自分の中ではナンバーワンですね。最近はウーバーイーツとかでも頼める店があるので利用しています。でも福岡にいるときはそんなに食べる機会がないかも?
苦手な食べ物:パクチー。香りが強くてダメです。パクチーメインのサラダとか本当に食べられません…。
一番仲が良い選手は?:誰ですかね(笑)? 先発陣はよく話すかもしれないですね。
憧れの選手は?:小学生の頃に、松坂(大輔)さんが甲子園に出ているのを見てグローブやスパイクをまねしていました。テレビの中で見ていたスーパースターです。だから数年前一緒のチームでプレーできた時はうれしかったです。

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