おねだりする義母! 新社会人になると、要求がエスカレートした話

 夫と結婚して10年になります。夫は母子家庭で育ち優しい性格、一方で義母はわがままです。そんな夫の性格を分かっていてか、義母は夫にプレゼントを要求していたのです。社会人になると要求はエスカレート…。思わずドン引きしてしまった出来事です。

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優しい夫

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 夫は優しい性格で、あまり怒ることはありません。一方で義母は性格がきつく、自分の思い通りにならないと子どものようにわがままを言います。

 例えば、結婚式の準備中。突然義母が
 「自分の友達を招待したい」と言い出したのです。
 「もう席順は決まっているから呼べないよ」と夫が言うと、
 「だったら私は結婚式には参列しません」と言うではありませんか! 何とわがままな… と思いましたが、結局は義母の意見が通り、少し余裕があったテーブルに義母の友達を呼ぶことになりました。

 このように、結婚当初、夫は義母のいいなり状態でした。

感謝の気持ちはプレゼントで

 そんな義母に対し、夫は「育ててもらったから恩返しをしたい」という感情がとても大きかったのです。

 夫は学生時代からバイト代を家に入れて、家族を支えていました。家計が厳しい時期もあり、妹の学費は夫が立て替えたこともあったようです。そんな状況の中でも、義母は誕生日や母の日にはプレゼントを要求。

 夫が
 「欲しいものはある?」と聞いていたことから、その状況に慣れてしまったのか、義母から要求メールが来るのが当たり前になっていました。親からプレゼントの要求をされたことがなかった私は、この関係性にとても驚きました。

 学生時代には、日傘や食べ物など少額だったプレゼントも、社会人になると段々エスカレート。夫が初めてのボーナスをもらったときには、約3万円のブランドバッグの要求が来ていました。
 私と夫が同棲を始めても、要求は続きました。

8万円のブランドバックを要求?!

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 そして、とあるクリスマスに事件が起きました。なんと約8万円のブランド品のバッグを要求されていたのです!
 さすがに驚き
 「8万円は高すぎない?」と言いましたが
 「欲しい物をあげて、何が悪いの? いらない物をあげるわけじゃないんだから」と夫に言われてしまいました。

 私には夫の気持ちが全く理解できず、「相手が欲しい物をあげるのはいいけど、親にそんな高級品をあげるの? 私達の生活もあるよ?」というのが正直な気持ちでした。

 この時期にはすでに結婚が決まっていましたが、「こんなに金銭感覚が違う人と結婚して大丈夫なのか…」と不安になり、何度か夫に私の気持ちを伝えました。なかなか私の気持ちは理解されず、
 「今回で最後にする」ということを約束し、夫は義母に要求通りのプレゼントを渡しました。

 余談ですが、夫は私が嫉妬していると思ったのか
 「同じバックいる?」と言ってきたので、全力で拒否しました。

結婚後の変化

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 その後、結婚した年の義母の誕生日には、またバッグの要求がありましたが、夫は
 「自分の生活が第一だから、これからは要求には応えられない」とはっきり伝えたようです。(義母よ、どんだけバックが欲しいのよ! と思いました)

 今回の出来事以外にも、義母のわがままに振り回されてきた私は「義母と仲良くしたい」という気持ちはありません。夫も以前よりは、義母と距離を取っているように感じます。

 ただ、ここ数年。今まではなかった夫への誕生日プレゼントが、義母から届くようになりました。
 息子の誕生日を祝いたいだけなのか、もしかしたら、今もこっそり夫が義母へ渡している誕生日プレゼントのお返しなのか… 私にはわかりません。

(ファンファン福岡公式ライター / emu)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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