福岡県春日市に工房を構えるガラス作家、仲田朋子さんの創作の軌跡をたどる作品展「仲田朋子 40年のあゆみ」が、5月17日(水)~23日(火)、福岡市博多区の博多阪急7階で開かれます。
“好き”を続けて40年。愛らしい作品の数々に思わず笑顔になります
1984年、大阪工芸研究所でガラス工芸の勉強を始めた仲田さんは、これまで福岡県内外のギャラリーや美術館で個展を開いてきました。「絵を描くことが好き、ただそれだけで今まで続けてきました」と話します。
「エナメリング」というガラス絵付けを施す技法で作るのは、丸くて小さなひな人形、十五夜をテーマに月やウサギを描いた箸置きや酒器セット、獅子舞や正月用の餅をモチーフにした小皿など。器もアクセサリーも季節を感じさせてくれるものばかりです。
「ガラスの温かさ、優しさ、懐かしさを表現したい」と仲田さん。その言葉の通り、どの作品も手に取る人が思わず「小さくてかわいい!」と、にっこりしてしまうような愛らしさです。
約200点をラインアップ。作品づくりを間近で見るチャンス
ガラス工芸家としてスタートし、この5月でちょうど40年目を迎える仲田さん。感謝の思いを込めて企画した今回の作品展では、ガラス工芸を始めた頃から近年の作品まで約200点を展示、販売します。中でも初夏を感じさせる新作は必見! 白い花弁が涼やかで、この時季のテーブルコーディネートにぴったりです。
制作工程の公開も見どころ。普段なかなか見られない作家の繊細な技に触れるまたとない機会です。40年という時間が見える作品展にぜひ、足を運んでください。
「仲田朋子 40年のあゆみ」
日時:5月17日(水)~23日(火)10:00~20:00 ※最終日は18:00まで
場所:博多阪急7階ステージ7-2(福岡市博多区博多駅中央街)
入場無料
問い合わせ:小さなガラス仲田工房
電話:092-572-9543