「なぜその答え?」自由な脳内変換で珍回答を繰り返す息子

 算数の計算は得意な子でも、文章問題になると苦手意識を持ってしまうというケースは意外と多いようですね。小学1年生の息子も文章問題が特に苦手です。でも、息子の場合はどちらかというと「大ざっぱ」な性格に問題点があるような…。テストの回答を見て、思わず頭を抱えた体験を紹介します。

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やりっ放しが原因? ケアレスミスの多い息子

出典:iStock.com romrodinka

 小学1年生の息子が学校から毎日持ち帰ってくる宿題プリント。丸付けのために息子が書いた答えをチェックしていると、教科を問わずケアレスミスがボロボロ出てきます。  間違った問題のやり直しを自分でさせてみると一応正しい回答はしているようなので、全く問題の意味が分からない、ということではなさそうです。  「問題を解いた後、間違いがないかもう1回プリントを見直してごらん」  間違いを減らすためにそんな風にアドバイスをしているのですが、本人には全く響いていない様子。  宿題をさっさと終わらせて、早く遊びたい! という気持ちが強いのか、宿題のプリントは自分のやりたいようにさっさと書き込んだら、後はやりっ放し。「終わったよ! 丸を付けといてね!」と言って、机の上をごちゃごちゃにしたまま遊びに行ってしまいます。当然、ミスは減りません。  どうすれば問題に集中して取り組めるのかな…と悩んでいた矢先、息子が学校から持ち帰ってきたテストの回答を見て、私は思わずがっくり。  そして「これはまずい…。本腰を入れて息子と取り組まなくては」と決意を新たにしました。

なぜその答えに? 自由な脳内変換による衝撃の珍回答

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 その日、息子が持ち帰ってきたのは、算数の文章問題のテストです。  問題:私はハンカチを7枚持っています。妹は5枚持っています。どちらが何枚多く持っているでしょうか? 〈息子の回答〉  式:7-5=2  答え:おねえちゃんがはんかちを2まいもている。  計算式は合っていますが、「答え」は突っ込みどころが満載です。お姉ちゃん、問題のどこで出てきた? 100歩譲って「私」がお姉ちゃんだとしても、持っているハンカチの枚数は7枚です。そもそも、ハンカチの枚数の差を問う問題なので、答えが不十分なのですね。ハンカチを2枚「多く」が抜けていて、さらに「持っている」が「もている」。思わず脱力です。 さらに2問目。  問題:池に赤い鯉(こい)が8匹、黒い鯉が5匹泳いでいます。どちらが何匹多いでしょう。 〈息子の回答〉  式:8-5=3  答え:あかいコインが3まいおおい。  またしても、計算の式はできていますが、答えがおかしなことになっています。鯉を「コイン」に脳内変換してしまっているうえ、「何匹多いか」と聞かれているのに、なぜか数え方をコインに合わせてしまっており、「3枚」と回答。  息子はこんな調子で、他の問題も「答え」の部分だけ間違い続け、得点が「式」の分しかもらえていませんでした。そのため、テストがきれいに50点で返ってきたのです。息子がいかに文章をきちんと読んでいなかったかがよく分かります。パッと数だけに反応して回答したのでしょう。  それ以降、文章問題を解くときは「なにが」「いくつ」という部分を丸で囲み、それを見ながら答えを書くようにさせているのですが、なかなか定着せず…。  まだまだ文章問題における息子の珍回答は続いています。 (ファンファン福岡公式ライター/minimix)

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