自分に似た猫がまたひとり、いや一匹の【サ日記】

 中年男猫、福岡市南区在住のサニが淡々と綴る「サ日記」は、今年も続きます。いつのまにか今の家に住み着いたので、正確な年齢はわからないおれだが、今年11歳か12歳なのでは、とお医者さんは見立てます。尊敬するカッコイイ薩摩猫のニャン吉先生のフェイスブックに、彼は今年11歳になり、人間でいえば、還暦の60歳くらいになる、と書いてありました。 ということは、おれもそれくらい。今や定年を70歳にしようという話もある時代だから、60歳はまだまだ若い。おれも、きょうも馬みたいなひづめの音を立てて走り回り、ネタを見つけては、日記にしますぞ。

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おれの年賀状の原画を、当選者に発送した

出典:サニ

 やあ、暖冬と言いつつ、少し寒くなってきたけど、みんな元気かい。  飼い主が寒がっていつもおれのそばにいるので、思う存分甘えられてゴキゲンなサニだ。  いきなりだが、↑の見出しは、少々嘘だ。今年希望者に出したおれの年賀状に描いたおれの自画像の原画が欲しい人 といって、希望を募ったが、ひとりしか応募がなかった。なので、さみしい気持ちではあったが、「一人もいないよりは まし」と自分を慰めて、原画を封筒に入れ、送った。もう着いている頃かニャ。鯛焼き君を送ってくれた人だ。 おれのサインも欲しいというから、肉球に朱肉を付けて捺した。さすがのおれもサインはできないので、そこは飼い主の代筆だ。  許して欲しい。

出典:サニ

相変わらず新聞に乗っての邪魔が得意なおれだ。ふかふかの毛布やふとんもいいが、紙のパリパリした感じも肉球には心地良いものだ。

出典:サニ

 気だるく過ごすおれに、小倉に単身赴任中のJが写真を送ってきた。

出典:サニ

 どうだ。おれに似ているだろう。  職場に近いそば屋さんに飾ってあったらしい。残念ながら、既に天に召されたというが、今も写真で偲ぶくらい、 生前可愛がられておったのだろう。幸せ者の猫さんですニャ。  おれ同様、こんなグレーっぽいシマシマの模様は、猫界の専門用語で「サバトラ」というようだ。  ネットで調べると、その特徴を、「慎重な一面はあるものの、人懐っこい性格で飼い猫としてとても人気があります」 と書いてある。悪い気はせんぞ。サ日記読者の飼い猫にも、おれに似た模様も猫が何匹かいる。札幌のタロちゃんは、 元気にしてるかニャア。雪まつりは雪が無くて困ってるらしいが。

出典:サニ

 そうそう、きょうも年賀状希望者さんたちのコメントを3つ紹介しよう。  ************************** ④こんにちは。サニちゃんの年賀状下さい。  サニちゃんがお元気そうで良かったです。  ちょっと心配していました。  サニちゃんパパさんも色々大変でしょうが、頑張って下さい。   兵庫県西宮市 Nさん  ←(おれより)ありがとうございます。一時寒さで弱ってましたが、すっかり元気になり、暴れています。 ⑤お久しぶりです。いつもサ日記楽しく読ませていただいてます。  イケニャンの時は紹介していただきありがとうございました。カニカマもありがとうございました。  イケニャン・キジ白「ちび」8歳、茶とらのKYで破壊王猫「チャットン」3歳、一番下っ端でなぜかずっとダミ声で隙あらばおやつの袋を咥えて逃走する白猫乙女「ゆき」1歳の写真を添付してみました。  年賀状楽しみにしています!!   北海道登別市 Sさん  ←(おれより)さまざまなタイプの猫がいて、にぎやかですニャ。でも、マイペースなおれは、ひとりが一番。 ⑥サニ様の年賀状希望です。  先日引っ越ししました。  一人暮らしです。   宮城県多賀城市 Iさん ←(おれより)引っ越しはめんどくさくて大変ですニャア。以前写真送ってくれた神社猫さんたちもお元気ですか?  *******************************************  今回は、以上お三方のコメントを紹介した。  で、⑤のSさんが添付してくださった猫さん画像をお見せしよう。                      ↓

出典:Sさん
出典:Sさん

 ゆきさんとやらは、三ツ星グルメをもらってますニャア。  ありゃうま過ぎるから食べすぎに気をつけニャいかん。

出典:サニ

 最近は、おれも、「値段の高いえさばかり欲しがる」と、言われる。  一度味を知ってしまうと、なかなか他では食欲がわかなくなるのはしかたないだろう。

出典:サニ

 なにやら中国の方では、新型の肺炎がはやっておるらしい。野生動物を食べると、それで感染するという話もある。おれの住む地域にもかつてハクビシンらしき動物が目撃され、写真も撮られている。  捕まえた人は、くれぐれも食べないようにニャ。  じゃ、みなさんお気をつけて。ごきげんよう。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

福岡市南区在住。サバトラ柄。熟年オス猫。雑種だが、アメショーの血が入っていると思っている。
ふてぶてしさが身上の甘え上手。
推定5歳か6歳の頃、今の飼い主宅に上がり込み飼い猫に。それ以前は不明だが、数百メートル離れた公園にいたとの不確かな情報。おととしの暮れ、孫娘のようなキジ白猫チョビが弟子入り。
世の中の動きに敏感なものの、とくに行動はしない。

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