【運動会の悲劇】手作りお弁当が「シャボン玉」味に!?

 運動会のお弁当は、子どもたちの楽しみのひとつ! 作る親は大変ですが、わが子を喜ばせたくて早起きしたり、好物を入れたりしてしまいますよね。そんな楽しいお弁当の時間が、台無しになる事件が…。運動会のお弁当トラブル、あなたは許せますか!?

目次

初めての運動会! 早起きしてお弁当を作った

写真AC

 息子の通っていた子ども園の運動会は、お弁当が必要でした。料理の腕はイマイチの私ですが、子どもを喜ばせるため、事前にメニューを練習して運動会に備えました。

 当日の天気は晴れ! 早起きして作ったお弁当を持って、息子と出発します。運動会は、近くの小学校のグラウンドで行われることになっていました。

楽しいお弁当の時間 シャボン玉が飛んできて…?

 午前中の演目も終わり、いよいよお弁当タイムです。保護者と園児たちは、グラウンドすみの観覧席でお弁当を広げました。先生たちは片付けと準備があるため、グラウンドでお仕事中です。

 各家庭ごとに集まって、お茶を飲んだりお弁当を食べたり、リラックスタイム。そんな中、お弁当も食べず、観覧席近くで、シャボン玉で遊ぶ姉妹の姿が。

 姉妹は、それぞれ“大量のシャボン玉が発生するスティック”で遊んでおり、異常な量のシャボン玉が一気に発生! 保護者は姉妹を見ていないのか、子どもだけで遊んでいます。

シャボン玉地獄! いくらなんでも多すぎじゃない!?

写真AC

 そのときの風向きは、よりによって観覧席側 。
 大量のシャボン玉が、皆のお弁当、顔、全身にぶつかります! シャボン液が目に入ったのか、泣き出す赤ちゃんも続出。

 「すごいー!」シャボン玉に喜んで、はしゃぐ子も入れば、
 「やだー!」嫌がって親にしがみつく子など、さまざまな反応があふれます。

 一方、保護者たちは、引きつり気味……。子どもたちにお昼を食べさせるのは、普段でも大変なのに、シャボン玉で大騒ぎですから。

 わが家のお弁当にもシャボン玉がぶつかりそうになり、慌ててフタを閉める私。私や周りを見た息子は
 「あの子たち、悪いんじゃない?」と私に質問。
 「その通り!」と言いたいですが、相手は同じ園の子。批判も注意も難しい状況です。

 手に持っていたおにぎりを、ひと口食べたら、苦いシャボン液の味…。早起きして作ったお弁当を、台無しにされた気分でした。

姉妹の保護者は、驚きの対応

写真AC

 私たちは、ひとまずトイレに避難することにしました。トイレから戻ってくると、先生が姉妹に注意してくれました。遠目に見ても分かるくらい、大量のシャボン玉が飛んでいたので、先生も気付いたのでしょう。

 「お昼の時間に、シャボン玉はダメだよ」先生が皆に聞こえるように注意すると、離れた所から女性の大声が!
 
 「お昼にシャボン玉、ダメなんだってー!」姉妹の保護者らしき女性が、ムッとした声で、先生の言葉をオウム返しにしたのです。まるで、先生が悪いような注意の仕方に、周囲は唖然…。
 みんな大迷惑だったのに、謝りもしないし、子どものしつけもしないとは。

 シャボン玉姉妹のママは、ママ友グループとのおしゃべりに夢中で、「自分たち以外どうでもいい」という態度でした。

周囲への配慮も忘れずに

 その後、シャボン玉姉妹とそのママは、行事のたびに悪目立ちをし 、ハレモノ扱いをされるように。

 子ども園の夏祭りに、禁止されている浴衣を着てきて
 「気崩れたのに、先生が直してくれない!」と文句を言ったり。

 ヒール靴禁止の親子遠足に、親子でヒール靴を履いてきて
 「足が痛い! 歩けない!」と皆を待たせたり。いろんな親がいるんだな、と驚くばかりです…。

 子どもたちが大好きなシャボン玉も、浴衣も、ヒールのある靴も。時と場所を考えなければ、迷惑なだけで全然素敵じゃない、と勉強になった出来事でした。

(ファンファン福岡公式ライター / にこまむ)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次