保活体験記! 不人気の保育園を第一希望にした理由とは?

 私の住んでいるエリアは、保育園になかなか入れない保活激戦区。私は早期の職場復帰を望んでいて、妊娠8カ月目から保活を始め ました。20件以上の保育園に見学に行った中には、定員が埋まらない不人気の園も。でも、人気がない理由を知って、そこを第一希望に出願したのです。その理由についてお話します。

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妊娠8カ月目から始めた保活

出典:写真AC

 私は仕事が大好きで辞めたくなかったので、産休に入って20件以上の保育園に見学に行きました。

 実際に見学に行くと、保育園の雰囲気は大体わかってきます。
 教育に力を入れていて、4月には定員が埋まる認可保育園もあれば、悪い評判も耳にすることも。

 たまたま保育園見学で一緒になったママから
 「あそこのA保育園は、公園で子どもに『バカ!』って怒鳴っていたのよ」という話を聞いたりしました。

 長男が入ることになるB保育園も、実は他のママからは
 「あそこは愛想が悪い!」と聞いていました。

確かに愛想がない…

出典:写真AC

 私がB保育園に見学に行くと、園庭は広く、1つ1つのクラスも広くて良い印象を受けました。ですが、副園長はニコリともしないムスッとした顔で出てきました。愛想が悪いと言われる訳です。

 副園長は園内を歩きながら案内してくれますが、説明途中も、ツンとして一切笑わず
 「子どもは我慢して保育園に行ってるんですよ」と保護者と目も合わせず冷たく言い放ちました。

 私以外の5人の見学者は子連れ。子どもを連れてわざわざ見学に来ていたので、ほとんどが副園長の発言にムっとしている様子。    副園長はさらに
 「親だって休みたいとか言いますが、もし仕事が休みなら保育園に来て一緒に遊んであげてください」と続けて言いました。

 その後も副園長の顔は始終ツンとして冷たい印象。見学後、
 「なにあの態度。うちらは子どもを我慢させて保育園に行かせているひどい母親なの?」と静かに怒る保護者もいました。

 ですが私は、子どものことを考えているんだなと思いました。
 副園長は子どもと話す時は、口元を緩ませていたからです。それに副園長はなにも間違ったことは言っていません。

 保育園に預けられて、友達と一緒とはいえ、子どもが全く寂しくないと言えば嘘になるでしょう。休みなら保育園に来て一緒に遊ぶというのは、子ども目線での発言だなと思いました。

 私は例え不人気でも、保育園の先生が間違っていないと確信が持てたので、B保育園を第一希望にしました。
 「休みの日は保育園に来て一緒に遊んでください」って言ってくれる保育園、良いじゃないですか!

通ってみたら意外な発見があった!

出典:写真AC

 結果、無事にB保育園に入園することができました。副園長の印象のせいか、噂のせいか、B保育園はいつも定員が余っています。

 でも最近、副園長は私にも笑いかけてくれるようになりました。人見知りなのかもしれません。それに50名以上いる保育園なのに長男と次男の名前を覚えていてくれています。  

 同じ園のママは
 「本当に感じ悪いよね!」と言う人もいます。  

 副園長以外にも、園の方針なのか親には冷たい先生が多い印象です。でもそれはあくまで親にだけ限定なので、結局は
 「でも、子どものことは想ってくれてるよね!」という話に落ち着きます 。  

 私の長男は
 「○○先生大好き!」と言い、人見知りの次男も先生を見るやいなや
 「抱っこ!」とせがむほどで、今となってはとても良い保育園に恵まれたと思っています。保育園選びは、子ども目線で決めることも大切なのかもしれません。

(ファンファン福岡公式ライター / ナツメググ)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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