【結婚式の悲劇】酔った義兄に結婚式を台無しにされ、ドン引き!

 私の夫は3兄弟の次男。義実家には優しい人が多いのですが、義兄は無口でお酒が入ると饒舌になる、ややデリカシーのない人。距離を縮めるのが難しいなと思っていた矢先、私たちの結婚式で信じられない事件が起きたのです。それ以降、心の中では一線を引いて付き合っています。

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少しクセのある義兄

 義兄はすでに結婚して家庭があり、義実家から離れたところに住んでいます。義兄の奥さんやお子さんとは数回会ってすぐ仲良くなれたのですが、義兄とはなかなか距離が縮まりませんでした。

 義兄は基本無口 。私が挨拶をしても、小さく会釈をするぐらいでした。しかしお酒を飲み始めるとかなり饒舌に! 一方的な会話を延々としたり、女性に対して「あれ、シワ増えた?」などとデリカシーのない発言をしたりすることもありました。

 夫は基本誰にでもオープンで、お酒を飲んでもあまり変わらないタイプなので、その違いに驚きました。

 義兄との関係性には少し不安がありましたが、結婚の話は進み結婚式を挙げることになりました。

結婚式の大事なシーンで事件発生

写真AC

 迎えた結婚式当日。両家の親族がそろい、昔からの友人や恩師もたくさん集まってくれました。多くの人から祝福の言葉をいただき幸せな時間を過ごしました。

 乾杯、ケーキ入刀など順調に進み、友人からのスピーチの時間になりました。
 私の学生時代からの友人にスピーチをしてもらうことになっていました。忙しい中、準備してくれた友人への感謝と今までの思い出が頭に浮かび、始まる前から涙をこらえている状態でした。

 会場全体が友人に注目し、いよいよスピーチを読み始めた時です。
 「だから、それは…!」
 「これいりますか?」 という大きな声が、親族席から聞こえたのです。私は驚き、その声のもとを確認すると、なんと義兄が隣のテーブルの知り合いに大声で話しかけていたのです! 他の参列者も戸惑い、ざわざわとし始めます。

酔った義兄は止められない

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 周囲が義兄に注意をしますが、お酒も進んでおり全く聞く耳を持ちません。
 義兄を制止しながらスピーチを続けてもらいましたが、大きな声は止まらず 、友人の声はところどころかき消されてしまいました …。
 結婚式中は暗い表情を見せまいと笑顔で過ごしましたが、私は内心悲しくて仕方ありませんでした。

 その後も、義兄は酔っぱらった状態で進行に文句を言ったり、私の親族に絡みに行ったりと見るに堪えない状況。
 夫や義両親は、義兄の酒癖の悪さに慣れているようで特に驚いた様子もありませんでしたが、私は心底がっかりしました。

 義兄以外の人達は、みな場をわきまえてお酒の量を調整して飲んでいましたが、義兄はそれができなかった様子。 今後の付き合いを考えるほど衝撃的な出来事でした。

義兄とは一線を引いて付き合うことに

 結婚式の後は、義兄に会うのはお盆とお正月の年に2回ぐらい。そこまで頻繁に会うことはありませんが、親族で集まる機会があると少し構えてしまう自分がいます。そして何より結婚式という場で、大事な友人のスピーチを台無しにされたという気持ちは今も消えません。

 フォーマルな場でのふるまい、周囲への配慮などはその人の人柄がでるもの。そこまで親しくない間柄なら尚更です。非常識ともとれる行動を「義兄のキャラクター」として受け入れるのは、私には難しいことでした。 義兄から謝罪があるわけでもなく、おそらく結婚式での自分の様子も私が気にしていることにも気付いていないままでしょう。

 結婚式のことを掘り返して注意するつもりはありませんが、私はきっと忘れることができないと思います。親族としてつかず離れずの関係は保っていますが、心の中では一線を引いて付き合っています。

(ファンファン福岡公式ライター / Shiho)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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