“天然”嫁の爆弾発言! 亭主関白家庭の義両親を黙らせた一言とは

思ったことを何でもすぐに口に出してしまうタイプの人は、時折地雷発言をして、周囲の人々を凍りつかせたり、敵を作ってしまいます。皆さんも心当たりはありませんか? 私が学生時代から仲良くしている友人は、まさにこのタイプの女性! 彼女も結婚をして丸くなったと思っていたのですが、相変わらずの無双ぶりを発揮していました。

目次

友人とのランチの話題は「旦那の親あるある」

写真AC

 昔からの友人Aさんは、学生時代から先生や同級生にも、何でもポンポンと発言し、周囲をヒヤヒヤさせていました。しかし、天然で悪気がないことは伝わるので、友人たちの間では「まあ、彼女だから仕方ないよね」と受け入れられていました。

 そんな彼女が結婚したのは、20代後半のこと。パートナーに選んだのは、典型的な九州男児でした。付き合っている頃から亭主関白な面が見え隠れする人で、家庭の中で男性の方が、奥さんよりも立場は上で当然と疑わなそうな人でした。

 その旦那の両親も、昔気質な人たち。専業主婦の義母は、家事育児は全て自分が行っていたため、義父は自分でお茶をいれたこともないそうです。そんなご両親と、天然発言をするAさんがうまくやっていけるのか、友人として心配をしていました。

 ある時、友人たちとランチをすると、話題は旦那の親のことになりました。共働きが当たり前になった今、友人たちも共働きか在宅ワーカーばかり。育児や家事を、夫婦で分担するのは当然なのですが、親世代にとっては違和感があるようです。息子が育児や家事に借り出されていると知ると、嫌な雰囲気になることも。友人の中には
 「大黒柱の息子に家事をさせるなんて! 主婦のあなたがするのは当然でしょう?」と、注意されたという人もいます。

 たしかに、私も旦那の親に
 「旦那は私以上に子どもの面倒を見てくれて、とても助かっています。それに料理も上手で、私が寝ている間に子どもと夕飯を作ってくれたこともあるんです!」と褒め言葉のつもりで伝えたら、妙な間があり、喜んでさそうな反応が返ってきたことがあります。

Aさんの天然ぶりは健在! 意外過ぎる家庭事情

iStock

 私はAさんの家庭がとても気になって…
 「Aさんのところはどう? 旦那さんも、ご両親も、亭主関白なのでしょう。『男を台所に立たせるな! 赤ちゃんのオムツを替えさせるな!』なんてことを言われたりしない?」と尋ねると、意外過ぎる答えが返ってきました。

 Aさんは
 「新婚当初に、旦那の両親のいる前で『私が結婚するメリットはないけれど、旦那さんのことは愛しているので、結婚してあげました!』と宣言してから、いろいろと諦めているみたい」と言うのです。

 実はAさん、バリバリ働く女医さん。旦那さんもお医者さんなのですが、結婚当初はまだ学生だったので、その発言をした時には、生活費は全て彼女が負担していたとか。義理の両親は旦那さんが実家のそばに戻って勤務医になるように勧めていたようですが、Aさんはさっさとマンションを購入し、結婚して数年後には、自身のクリニックも開院していました。

 Aさんは
 「あなたが地元に帰りたいなら帰れば? 私は何も困らないから、好きにしていいよ」と旦那に告げると、地元には戻らず、彼女のクリニックのそばの病院で勤務医として働くことにしたのです。

 今でも盆正月に旦那の実家へ帰省するたびに、義父母の前で
 「旦那は友人がいなくて、飲み歩かないところがいい。医師なのに体力ないから、家だと寝てばかりいる」と、まるで友人に愚痴をこぼすように、旦那下げの発言を繰り返しているそうです。

 Aさんとしては、正直な気持ちを話しているだけなので、悪気はなし。さすがの亭主関白家庭の義理の両親も何も言い返せないようで、天然嫁の勝利!  Aさんは
 「言いたいことは、正直に伝えればいいのよ。それがストレスをためないコツよ!」と笑いながら、言うのでした。

(ファンファン福岡公式ライター)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

ファンファン福岡(fanfunfukuoka)は、街ネタやグルメ、コラム、イベント等、地元福岡・博多・天神の情報が満載の街メディア。「福岡の、人が動き、人を動かし、街を動かす」メディアを目指しています。

目次