授乳で修行僧のような1年半!卒乳まで涙の道のりとは

 赤ちゃんを産んだばかりのママたちを悩ませるのが、授乳の問題。母乳でもミルクでも、赤ちゃんが栄養をとれていれば十分と割り切れればいいのですが、何とか母乳で育てられないかと、母乳信仰に苦しめられるママもいますよね。これは、そんな授乳に苦労した1人のママのお話です。

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母乳って自然と出るものじゃなかった!

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 母乳は、赤ちゃんを産んだらすぐに自然とわき出てくるものだと思っていませんか? 私は、産んだ瞬間から母乳が出るものだと思っていたので、母乳が出るまでに時間がかかり、とても焦りました。  ママ友のAさんも、授乳に悩まされた1人。出産後すぐに授乳をすすめられましたが、赤ちゃんがどんなに吸い付いても、1滴も母乳が出ませんでした。初日は、母乳を諦めてミルクをあげましたが、「母乳をあげたい」という気持ちは募るばかり。特に初乳には、免疫成分が豊富に含まれると聞いて、「息子のために、何が何でも母乳を出さなければ…」と追い詰められた気分になったといいます。  Aさんの実母や義母からも「ミルクよりも母乳の方がいい!」と強く言われたこともあり、出産後に入院していた病院では、積極的に母乳指導に参加し、助産師さんにマッサージをしてもらいましたが、母乳は出ません。助産師さんからは、ミルクの良さも教えてもらいましたが、どうしても母乳が諦められず、母乳マッサージの相談室へ通うことにしたのです。

母乳マッサージの相談室で知った良質な母乳のためにできること

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 Aさんが通い始めた相談室の先生は、厳しい指導で有名で、最初は3日間毎日、赤ちゃんを連れて通い、マッサージを受けました。初回は痛くて痛くて涙が出たといいます。  2回目の指導で、やっと母乳がにじみ出るようになり、1カ月経つ頃には、安定して母乳が出るようになりました。そろそろ卒業しようかと思った時に、今度は「良質でおいしい母乳を出すために通いなさい」と言われ、週1回で通うことになりました。  ちなみに、この先生の指導によると、良質な母乳のためには食事が重要。料理は全て手作りで、基本的には和食が中心。高カロリー・高脂質のものはNGだそうです。  お菓子、ケーキ、コーヒー、ファストフードは、もちろん駄目。大豆製品や魚類から良質なタンパク質をとり、肉類は一切断つように指導されました。  そこで彼女は、本当にこれらのものを全て断ち、まるで修行僧のような生活を送ることに。Aさんの好物はカレーでしたが、脂質も高く、スパイスも良くないと言われ、授乳期間中にカレーを口にすることはありませんでした。  周囲のママ友は「そんなに真面目にやらなくてもいいんじゃない? 赤ちゃんは、どんな母乳でもおいしそうに飲んでいるよ」とAさんを心配していましたが、Aさんは、ここまで頑張ったのだから途中で諦めたくないと、修行僧のような生活を続けました。

我慢の先に待っていたのは! 涙の卒乳

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 Aさんの息子が、1歳半の誕生日を迎える頃、彼女は今度は卒乳を考えるようになりました。授乳中、歯が生えてきた息子にガリッと噛まれると飛び上がるほど痛くて、これ以上続けるのはつらくなってきたのです。それに、そろそろ第2子も欲しい。そのためには、断乳が1番と、卒乳を決意しました。  授乳のために修行僧のように全てを捧げた1年半。もうすぐそれも終わってしまうかと思うと、さみしくて仕方がありません。けれど心を鬼にして、卒乳に挑みました。  卒乳にかかった時間は、10日間ほどでした。何とか授乳がなくても子どもが寝てくれた日の翌日に、旦那さんからある物を手渡されました。  それは、手作りの卒乳証書でした。「あなたはママになり、○○くんのために頑張りました。おいしい母乳や離乳食のおかげで、こんなに大きく成長したことへの感謝の気持ちを込めて、ここに賞します」と書かれていて、家族の写真と子どもの小さな手型が最後に押してありました。こんなにうれしいプレゼントは初めてで、涙が止まらなかったそうです。  ストイックに過ごした1年半。過ぎてしまうとあっという間かもしれませんが、わが子のために頑張れた時間は、Aさんにとっていい思い出になっているそうです。 (ファンファン福岡公式ライター/tsukuko)

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