大分県の北東部、国東半島の南部に位置する杵築市。豊かな自然と歴史ある町並みにひかれ、移住する人も多いのだとか。青木奈々絵さんもその一人です。2019年、東京都から移り住んできた青木さんに移住に関するあれこれ、また杵築市の魅力について聞きました。
毎日が自然体! 青木さんが選んだ杵築での暮らし
― 移住のきっかけは。 当時お付き合いをしていた、今の夫になる人がバイクで日本各地を回っていたんです。旅先に私も仕事の合間で合流していて、その中で足を運んだのが杵築市でした。2週間ほど滞在し、音楽イベントなどを通して市民の方たちと過ごすうちに、「ここに住みたいな」と思ったのがきっかけです。
― 移住までのステップは。 滞在中、「地域おこし協力隊」の方を紹介してもらい、いろんな話を聞きました。その後、何度か季節を変えて「住む」という視点で杵築市を訪れました。「九州って結構湿度が高いんだな」という驚きもありました(笑)。
― 現在の暮らしは。 昼間は市役所で「地域おこし協力隊」として働いています。休みの日は家のリノベーション。少しずつ家が理想の姿に近づいていくのを見るのが楽しいです。 また、国東半島の特産品である「七島藺(しちとうい)」で、雑貨を作ることもあります。
― 杵築市おすすめスポットは? どこも自然の魅力にあふれた土地なので、ここといったスポットを紹介するのが難しいのですが、海が近いので仕事終わりの「アフター5」に釣りができるのがイチオシです。
― 移住して良かったこと、困ったことは。 自分で畑を耕して食べるものを手に入れたり、家をリノベーションしたりと、自分の手で少しずつ物語性のある“モノ”をつくっていく感覚は都会では味わえなかったことですね。 困ったことと言われるとパッと思いつかないくらい何もないのですが、ここに限らず、人間関係を仕切り直していくにはやはり労力が必要でした。
― 移住を希望している人へのアドバイスを。 移住を希望している土地に知り合いがいない状態からは何も始まらないので、まずは何度も足を運んでください。地域の人と交流していく中で、その土地と自分が合っているかをすり合わせていく必要があると思います。福岡市では定期的に「移住相談会」なども開かれているので、気軽に訪れて話を聞くこともおすすめです。 ただ、「この土地が好き」という直感も大事。最初から「一生をここで過ごす」とは考えずに、カジュアルな気持ちで始めてみてもいいと思います。
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