私は以前、義母から子どもたちの保育料を請求されてドン引きした経験があります。その一件で良好だった嫁姑関係にヒビが入り、同居を解消することになりました。その時のことについて、ぶっちゃけてお話したいと思います。
義母と同居をはじめたきっかけ
義母と同居を開始したのは、長女が生まれてから1年ほど経った頃のこと。ある日、
「一緒に住めばお互いに生活費を抑えられる」という話になり、とんとん拍子に同居することになりました。
義母は夫が子どものころ離婚。女手ひとつで子育てをし、当時は私達と同じ市内にあるアパートに暮らしていました。40代後半で正社員として働いていたため、家事などの負担を減らしてあげられたら、という思いもありました。
当時の私は専業主婦で、日中はほとんど娘と2人で家にいました。一方、義母は朝から仕事へ行っていたため、丸一日同じ家にいることは滅多にありません。
朝と夜は一緒に食事をして、ときどき一緒にテレビを見たりと、程よい距離感をキープ。義母は穏やかな性格だったため、大きな問題やストレスもなく仲良く暮らしていたと思います。
保育料の請求書にドン引き
同居生活も5年が過ぎた頃、私は第2子を出産しました。数カ月後には自営業の夫の仕事が忙しくなり、子ども達を実家や義母に預けて、私も仕事を手伝うことに。
その頃の義母は、会社を辞めてのんびりと求職活動をしていたため、週に2〜3日子ども見てくれました。
快く子どもの面倒を見てくれる義母や両親。少しでもお礼をと、手土産を用意したり食事代を渡したり、ときには夕食をご馳走したりしていました。
そんな生活が何カ月か続いたある日のこと。夫が難しい顔をして部屋に入ってきました。
「母さんが、保育料払えって…」手に持っていた紙には、預けた日付と時間、保育料が書かれていたのです!
保育料を請求されると思っていなかった私はびっくり。事前に保育料を払って欲しいという相談もなく、いきなり請求書を渡されたため、夫も不快に感じているようでした。
そして、請求書を渡された私たちは、悩んだ末、義母に保育料を支払いました。 その後も、義母に子どもを預けたときは時間を計算し、保育料を支払うように…。
結局真意を聞くことはできませんでしたが、義母は退職後の新しい仕事探しが難航していたこともあり、孫の面倒を見るのが大きな負担になっていたのかもしれません。
義母との同居を解消
しかし、私たち夫婦は義母に対するモヤモヤとした気持ちが拭えず。義母も溜まりに溜まった不満でもあったのでしょうか、次第に関係がギクシャクするようになりました。
結局、同居生活は7年で解消。
「俺たち家を出るよ」と夫が義母に告げましたが、特に引き止められることもなく…。私たち家族は、荷物をまとめて家を出て行きました。
「仕事を頑張って早く義母に楽をさせてあげよう」と言っていた夫。残念ながらその思いは通じなかったようです。
同居解消後は義母と疎遠になり、1年に1度、年始の挨拶に行くだけでした。しかし、時間とともに徐々に溝は消えていき、今ではまた義母と一緒に食事をしています。
義母の要求は想定外でしたが、これは誰にでも起こりうるトラブルなのかもしれません。家族といえど、子どもを預けるときは保育料を払った方がいいこともあります。 みなさんは私のような失敗をしないように、子どもを預ける前によく話し合ってくださいね。
(ファンファン福岡公式ライター/かっしー)