きのうは父の日 猫界のベストファーザー・うし 「サ日記」

福岡市南区在住、飼い猫のサニだ。とっくに梅雨に入ってるというのに、あんまし雨が降らない。からつゆというやつか。

きのう6月18日、飼い主は田植えを終えたらしい。

 と言っても、田植えの機械を持ってないから、近くの専業農家の人にお願いして植えてもらってるようだ。

 きのうは6月の第3日曜ということで父の日でもあった。田んぼの横にある幼稚園では、その行事をやってたみたいだぞ。

“猫界のベストファーザー”こと、うちの庭にしょっちゅういる猫家族の家長であるうしは、父の日だというのに姿を見せなかった。

奥さんのクミコと息子のヌー(上写真左)とバー(同右)が、「たまには家族の世話を忘れてゆっくりしておいで」とどこかに送り出したのかもしれん。

うしは、ゆったりした猫だ。食事もいつも家族の最後に取るらしい。去勢手術に連れて行かれる前、捕獲器で捕まえられたときも、中であわてず騒がず、無言で落ち着いていた。人間界のベストマザー賞受賞者は歴代色々あるようだが、うしは家庭、家族を大事にする人間にとってもお手本のような猫なのかもしれん。その点、妻のクミコは気性が荒く、子どもたちにも容赦なく火を噴いて威嚇する。おれの母親じゃなくて良かった。

子どもたちも親に見守られてすくすく育っておる。ただ、上の写真後ろの方のヌーは、少しやせているのでは、とうちの飼い主が心配しておった。

父親がデカいだけに小さく見えるのかもしれんが。

元気はありそうなので、心配しなくて良いと思うが。

こいつもいつかうしのようにデカくなるのか。こうしてみると、おれの弟子のチョビに似ている。おでこが白い三角形なのが特徴だ。

もう一匹のバーの方は黒っぽいキジの模様部分が多い。足元だけは白足袋を履いたように白いのは、これまたうちのチョビとおんなじだ。臆病ですぐ逃げるが、人間の興味を持って様子をうかがってくる。

コンポストの上で溶けたようにダラケている。

母親のクミコのマネをして登ったのかもしれん。

しばらく寝て元気を取り戻したようだ。

きょうだい仲良しだ。

こげな図体の用心棒のような父親のおかげで、ヌーとバーは安心して暮らせる。最近やかましいカラスたちも手出しできない。

しかし、そんな貫録あるうしもクミコにはたじたじだ。顔を見てわかるが、うしはのんびりしているが、クミコはいつも険しい表情で、何かあると、「シャーーーっ」と激しく威嚇する。

部屋の中から外を見ていると、色んなことがあるのがわかるが、庭に来る猫の顔ぶれも少しずつ変わる。

このクロも1年半ほど前生まれたばかりの感じで母猫にきょうだいと一緒に連れられて来たのだが、ここしばらくその母親ともう一匹の黒猫は見ていない。こいつだけうし一家をものともせず、間に分け入って遊びに来る。

無理やり内猫にされたチョビも少しは飼い猫らしくなってきた気もするが、すきあらば脱走しようとする。洗濯物を干してるときがチャンスと思っていて、飼い主が洗濯かごを抱えていると、いつの間にかサッシの横で狙っている。最近は思いガラス戸を開けられるくらい力がついてきたようだ。

 まだ6月のカレンダーを見せてなかった。この上の格言が書いてる方が「福岡ねこともの会」さんのカレンダーだ。猫は王女になるらしいぞ。おれはねずみ獲らんけどな。

そして、こちらが「ピースキャット」さん発行のカレンダー。自然の中に野性的な面構えの猫がいて、季節感がある。下の方の小さな写真にはアジサイが写っている。うちの庭にも沢山咲いているぞ。

今回はこれでおしまいだ。父の日でうし一家が主役だったので、おれとチョビの出番が少なかった。次回にはいっぱい登場するとしよう。それではまたニャ。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

福岡市南区在住。サバトラ柄。熟年オス猫。雑種だが、アメショーの血が入っていると思っている。
ふてぶてしさが身上の甘え上手。
推定5歳か6歳の頃、今の飼い主宅に上がり込み飼い猫に。それ以前は不明だが、数百メートル離れた公園にいたとの不確かな情報。おととしの暮れ、孫娘のようなキジ白猫チョビが弟子入り。
世の中の動きに敏感なものの、とくに行動はしない。

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