災害に備えて、何か対策をしていますか? わが家の場合、基礎疾患のある子どもがいるので「電力」の備えが欠かせません。今回は、いざという時にあると安心できる、電力の備蓄について紹介します。
命に関わるわが家の防災事情! 電力の備蓄はどの家庭にも必要
毎年、わが家では家族がそろうゴールデンウイークに、備蓄品を見直すのが恒例になっています。みんなで備蓄品を確認しながら、災害時の行動について話し合い、防災意識を高めるためです。 内閣府からも、各家庭で最低3日間、できれば1週間過ごせるように飲料水(1人1日3L)や食料等を備蓄しておくことが勧められていますよね。わが家の場合は、食料品以上に力を入れている備蓄品があります。それは、停電時に備えた電力の備蓄です。 わが家の息子は生まれつき基礎疾患があり、毎日、ケアが欠かせません。気管内のたんの吸引や酸素の吸入など、命を守るための医療機器は、ほとんどが電力を必要とします。 もし体調が悪くなった時に医療機器が使用できなかったら、大変な事態になってしまうかも…と想像するとぞっとします。 息子の基礎疾患に限らず、電力を備蓄しておくと、長期にわたる停電時も安心できると思います。災害はいつ起こるか分かりません。だからこそ、いざという時の備えのリストに、皆さんも電力を加えてみてはいかがでしょうか。
停電時も安心! わが家が実践している電力の備蓄
電力の備蓄と一口に言っても、さまざまな種類の商品があります。参考までに、わが家が実践している電力の備えを、取り入れやすい順に紹介しますね! (1)乾電池 電力の備えの基本です。電池は使用しなくても放電してしまいますが、現在は最大10年使用できる「長期保存可能」な乾電池も販売されています。災害時にはヘッドライトやランタン、ラジオなどに使用できますので、多めにストックしておくと便利です。 (2)シガーソケット分配器(カーチャージャー) 災害時に意外と活躍するのが、自動車です。シガーソケット分配器があれば、自動車のバッテリーの電力で、USBケーブルに接続できる電気製品が使えるようになります。スマホの充電や電気毛布、扇風機などを使う時に便利ですので、車に積んでおくといいですね。 (3)ポータブル電源 ポータブル電源があると、わが家の医療機器や炊飯器、ヒーターなどの比較的消費電力が大きい家電も使用できます。片手で持ち歩ける大きさのものは1万円台から手に入るので、いざという時にも安心です。 (4)家庭用蓄電池(太陽光発電) 太陽光発電装置の設置には、100万円以上の費用負担はかかるものの、自立運転機能があるため、災害で長期に停電した場合でも電気が使えます。ただし、災害時の自立運転コンセントの容量は1,500Wと限りがあるので、あらかじめ利用したい機器の電力を確認しておきましょう。 停電に備えたいからと言って、必ずしも容量が大きい蓄電池を購入する必要はありませんが、特に小さなお子さんや高齢者がいる家庭では、検討してもいいのではないでしょうか。 (ファンファン福岡公式ライター/minimix)