最近、じいさんぽくなってきた、と飼い主から揶揄されるオス猫のサニ。新型コロナウイルスまん延の影響か、最近よく流れるACのCM「ニャンパク宣言」でもあるように、今の飼い猫は危険な外に出してはいけないのが主流。おれサニも例外ではない。元々血気盛んなおれは、若干トシは食ったが、まだまだ野性味満点。庭を駆け回りたい衝動を抑えきれず、家の中でもんもんと過ごしている。ちまたでは、ツイッター漫画の「100日後に死ぬワニ」というのが人気で、先日無事というか、無事じゃなく、ワニ君が死んで結末を迎えたらしい。「100ワニ」と略すそうだが、おれも対抗して、「100サニ」になろうと思う。といっても、100日後に死んでたまるか。おれの場合、めでたい内容の漫画にしたい。ただ、おれは文章は書いても、絵は描けない。誰か書いてくれないか。
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ふぁぁああああ~あ、退屈じゃ。一日の3分の2を眠って過ごす猫族だが、家の中に居るだけの単調な生活はどうにもつまらん。 しかし、飼い主の話によると、外の世界は荒々しい戦いが繰り広げられているらしい。かつておれの天敵で元気の良かったまめが、身体に大きなケガを負っているという。 おれを見るといきり立って、窓をガリガリ引っ掻くような好戦的な輩だが、それを聞くと、少し可哀想になる。
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長年、この界隈で猫としてやってきたおれの勘では、↑このクロが下手人なんじゃないかと思う。最近、うちの庭に現れる猫の中では、最も勢いがあって、わが物顔だ。 2、300メートル離れたドラッグストアの近くとかいろんなとこで目撃され、行動範囲が広い。時々、庭にやってくるようで、最近見かけたJの話では、「筋骨隆々として、丸々と肥えている」そうだ。
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何度かこのサ日記でも書いたが、俗説では、「黒猫は温厚で人懐こい」という。あいつが人懐こいかどうかは、おれは人でなしだからわからんが、温厚でないことは間違いない。
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人懐こいというか甘えん坊であることでは、おれは人(猫)後に落ちない。流浪の身から今の家に飼い主として居着くようになったのも、その特技を生かしてのことだ。一度経験すればよくわかるが、野良猫生活というのは、実に苛酷だ。 二度と戻りたくはないが、家の中だけだと、欲求不満になるのも事実。なかなかうまいこといかない。 昔は、家と外を自由に行き来する猫も多かったが、今は人間同様、伝染病の感染だとか交通事故とかに遭うリスクを避けて、室内飼いが主流になってるそうだ。
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たしかに、人間の膝の上は安全だ。 ところで、交通事故といえば、最後はひよこを助けようとして、交通事故で命を落とす「100日後に死ぬワニ」という漫画が、ツイッターとやらの世界でえらい人気だったそうだな。 おれは読んだことないが、飼い主のTがCにうれしそうにスマホを見せておった。 漫画の最終回直後に、いきものがかりとのコラボムービーが始まったり、映画化の話が出たり、あまりの早業に「広告会社D案件か?」などと話題になっておりますニャ。 作者の人も、いきものがかりの人も「それは違う」と否定しているから、違うんだろう。それよりも、おれの家では、「ワニ君の死に方は、妖怪ウォッチで猫のアカマルが飼い主を助けようとして トラックにはねられて死に、ジバニャンになった」のとおんなじという話になってるぞ。 作者の談話では、友人が交通事故死したことで考えるようになった、何気ない日常を大切に過ごすことを訴えたかったという。 おれはベテラン猫とはいえ、まだ10歳を過ぎたくらい。まだまだ生きていたい。サニ=「32歳」まで生きるつもりだが、こうなったら、「100歳」を目指す。 まさに、「100歳まで生きるサニ」、「100サニ」の誕生だ。
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しかし、あと90年近くも生きるとなると、今の飼い主どもも皆死んでいるだろう。孫子の代まで引き継いでもらえるのか。そもそも、孫子はいるのか、など考えだすときりが無い。 まあ、そうなったら、近所でまた猫好きの家を探すしかないニャ。
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まあ、今の飼い主にはできる限りのことをしといてやろう。といっても、おれにできることといえば、なんでもかんでもじゃましてやることくらい。 コロナウイルスのまん延で来月まで延長になった確定申告とやらは、まさに今真っ最中。ノートに乗ったり、電卓に乗ったり、飼い主の困ることは野性の勘で お見通しだ。パソコンに乗るのだけは、なかなかガードが固いがニャ。キーボードにおれの抜け毛が入り込むことを極度に警戒されている。
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猫は高い所に上がるのが好き、とよく言われる。おれも例外ではない。先祖から脈々と受け継ぐDNAだ。 テーブルは大して高いとこでもないが、じゃまの主戦場ではある。飼い主はありとあらゆる作業をここでしてるからニャ。 ”作業あるところにおれのじゃまアリ”だ。
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意味もなく威張りくさるおれ。
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いつも足を少しはみ出させるのがおれ流。完全に板の上で落ち着くよりも、わずかに不安定さを感じているほうが、性に合っている。
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より落ち着く場所を求めて、こんなとこにも乗ってみるが、いくらなんでも不安定過ぎるニャ。温風ヒーターもそろそろお役御免だし。
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飼い主の膝に乗ってサービスしてやるときも、険しい表情を崩さないおれ。「愛嬌が無い」と言われるが、自分のスタイルは崩さない。ラグビーの日本代表にもいるでしょうが。それはそれで貫けば、味になる。
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こんな仏頂面ではあるが、サービス精神は旺盛だ。そろそろ猫の得意技「フミフミ」でもしてやろうか、考え中。
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フミフミ開始。
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そんなとき、急に思い出した。年賀状の返信をくれた人の話を披露する約束になっておった。
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↓ 前にも紹介したかもしれんが、これがおれの年賀状の原画を希望していただいた文面だ。 サニさん、こんにちは(^^) サニさんもご家族の皆さんもお元気で何よりです。 お正月には年賀状ありがとうございました。 「鯛焼き君」も参加させていただき嬉しく思います! そして、今日のブログにもメールの紹介と 「鯛焼き君」の記事もありがとうございます(^人^) サニさん渾身の自画像原画プレゼントに応募いたします。 激レアの原画をいただけたら、 今年とても良い年になりそうな気がします٩(^‿^)۶ 笑 厚かましい話ですが、もしいただけるならサニさんのサイン付きだとありがたいです。 何卒宜しくお願いいたします! 時節柄、どうぞご自愛くださいませ。
そして、これが額におれの絵を入れた写真を送ってくれたときの文面だ。 ありがたい、ありがたい。 ↓ サニさん、こんばんは(^^) 今日は自画像原画をお送りいただいてありがとうございました(^人^) これまたサニさんの肉球ハンコ付き! とても嬉しいです。 大切にさせていただきます! 以上、取り急ぎお礼まで。 サニさん、先日は自画像の原画を送っていただいてありがとうございました(^^) 今日、額縁を買いその原画を収めてみました。額縁を本棚に飾らせていだだいています! ありがとうございました(^人^) 時節柄ご家族の皆さん共々どうぞご自愛くださいませ。。 今後とも宜しくお願いいたします。 東大阪市 Dさん
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とにかく世界が狭いおれだが、こうやってブログを通して、全国の読者さんに知っていただいてるのはうれしいことですニャ。英語はできないおれだが、日本語のできる外国人のみなさんからも、メールお待ちしてますからニャ。