はやり?定着? ビジネス用語”展開”に違和感の私久留仁譲二

 最新のテクノロジーやメカに滅法弱い、「アナログ人間」「機械音痴」の久留仁譲二は、周囲から”情弱(情報弱者)”と嘲けり笑われながらも、なんとか生きています。子どもの頃からプラモデルは城くらいしか作れず、劣等感にさいまれながらやってきましたが、今さらどうにもならんと開き直って早30年。無駄な努力はしないに限ります。  で、何が得意かといって、特技は無いのですが、こうやってブログを書いてるくらいだから、上手い下手は別にして文章を読んだり書いたりするのは好きな方です。  その私が、ここ数年非常に気になるというか引っかかる言葉遣いがあります。  きょうは、そのことについて書きます。あくまで私個人の気持ち、考え方なので、批判とかご意見は勘弁して下さい。”私は私の道を行く”、”貴方は貴方の道を行く”でいいじゃないですか?

出典:譲二

さてさて、最初はきょうの本題とは無関係の写真と文です。  多くの人が公私共、新型コロナウイルスの悪影響を受けている今日この頃ですが、私は以前書いたように、だまされたと思って、朝昼晩ビタミンCを服用してるおかげか今のところ感染の兆候は無い(ように思います)。  そんな私が楽しみにしていたものが中止になりました。来月10日の夜、福岡市で予定されていた「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」というバンドの公演です。一昨年の映画「ボヘミアン・ラプソディー」で再注目を集めたクイーンを、見た目から音まで本物そっくりに演奏するアルゼンチンに拠点を置く人たちなんだそうです。  パンデミック騒ぎになる前にチケットを買っていたのですが、地下のライブハウスが会場、案の定来日中止になりました。残念ですが、なまじ中止にならず、強引に行って感染したらシャレにならんので、ほっとしました。  ローソンにて、生まれて初めてコンサートチケットの払い戻し経験しました。

出典:譲二

さて、本題であります。  ↑ のメール文を引っかかりなくスムーズに読む方は、これから私が書くことを理解してもらえない可能性が高いです。  私は、ここにある文面の「展開」という言葉にどうしてもなじめないのです。この文章は、私が創作したものですが、以前はこういうところで「展開」の文言は使われなかったと思います。「伝えて下さい」とか「周知して下さい」とか、平たくてわかりやすい言葉があるからです。  「いただいた情報、社内に展開します」と初めて聞いたのは、5年くらい前でしょうか?「なんじゃ、そりゃ?」と思いました。「展開」は、「レース展開を読む」とか「事件の今後の展開を見守りたい」みたいな「物事がどう進むかその有り様」であったり、「シーソーゲームを展開する」とか非常に動的なイメージがあります。メールで資料を社内各部署に転送して「見といてください」程度の軽い感じでは、苦労人である「展開さん」に対して失礼じゃないかと思ってしまうのです。  関係ないことを思い出しましたが、私の苦手な数学でも「展開する」というのがありました。先生の説明の意味がわからず非常に苦労した思い出がよみがえりました。  それで、今風に使われる「伝達」「共有」の意味の「展開」をネットで調べると、元々特定の業界で使われていた用語が広まったのではないかと書いてありました。  それぞれの業界用語はどこの世界にもあり、それをその業界の人が使うのは当然と思いますが、それ以外の人たちがまねするのは不自然な気が私はするのですが・・・。  

出典:譲二

下手な字ですみません。ごめんなさい、私が書きました。  字の拙さは置いといて、「展開」という字は、「展」も「開」も、力強い末広がりの形になっていて、未来を自力で切り拓く感にあふれています。様々なビジネスの場で多用されるようになったのを良い方に考えれば、「社業を発展させたい」という前向きな気持ちによるものかも。  でも、私には、「言い訳」を「エクスキューズ」、「保留」を「ペンディング」とか、日本語で簡単に言えることを、わざわざ横文字でいうのと同じものを、「伝達→展開」の言い換えから感じてしまうのです。こっから先は怒んないで下さいね。「おれって、バシっとビジネスやってる」的自己満足の香りがするのです。

 ごめんなさい、言い過ぎました。許してください。  でも、私が勝手に思って書いてるだけなので、決して怒っちゃだめですよ。われながら、卑怯です。  今や色んな方が使う「展開」ですが、ほんとうに仕事をビシっと出来る人も「展開」と言ったり書いたりされるので、面と向かってはなかなか言いにくいのです。

出典:譲二

今回言葉について書きましたが、↑の写真は何でしょうか。  これ、肥後に行く前に豊前藩を治めていた細川家が江戸時代に作ったというワイン(葡萄酒)を復刻させたものです。地元で「がらみ」といわれる山ぶどうを原料に、宮崎県の五ヶ瀬ワイナリーさんが再現したそうです。  「伽羅美酒」(がらみしゅ)と読みますが、実は最後の文字は普通の「酒」ではなく、さんずいの右に「醫」(医の旧字)を配した造語ならぬ「造字」です。薬膳的な身体、健康にも良い飲み物という意味を込めたのでしょう。これも、言葉へのこだわりです。  私は飲んだことありませんが、通常のワインよりも濃厚なんだそうです。4月以降、北九州市の小倉城内の「しろテラス」というおみやげなど売ってるところなどで買えるので、興味のある方は、試してみて下さい。

出典:譲二

 ↑これはなんだろう?と思うでしょう。  私が現在住んでる小倉北区のとある予備校の正面玄関の写真です。  「胸を張って郷里に帰ろう」、なんとシンプルでわかりやすい受験生を鼓舞する言葉なんでしょう。  と、私は思いました。実際ここに通う受験生にも響くんじゃないですかね。ただ、元々小倉出身の人はどうするんでしょう?余計なお世話か。  こちら、受講生は生活まで厳しく管理することで有名です。それゆえ、「ここに入れたい」という親御さんも多いと聞きます。私の友人で、規律の緩い予備校の寮に入り、先輩たちと麻雀ざんまいの生活に浸りきって結局進学を断念した人がいたので、そんな親御さんの気持ちはよくわかります。

 ということで、きょうもぐだぐだ色々書きました。  私久留仁譲二がファンファン福岡でコラム書いてること、  是非お知り合いに、展開していただければ、幸いです。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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