「勉強飽きた!」集中力のない低学年児童が自主的に学ぶ3つの方法

 勉強の習慣は早いうちからつけたいですが、小学校低学年のうちは難しいもの。「塾はまだ…」と躊躇する場合は、とりあえず家でなんとかしたいですよね。今回は、集中力のない低学年児童が自主的に学ぶようになった3つの方法を紹介します。

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自分から机に向かえない息子

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 わが家の小2息子は、自分から机に向かうことができません。帰宅するとすぐに公園へ遊びに行くか、ゲームをした後ようやく宿題に取り組みます。宿題を終えたら、またゲームをしたり動画をダラダラ観たり。

 だらけてばかりでは心配なので
 「遊ぶ前に宿題をしたら?」
 「少し自主学習をしたほうが良いんじゃない?」と、声を掛けます。

 息子は
 「学校の授業で疲れてるから休んでからやりたい」
 「自主学習って何やればいいのかわからない」と、やる気が起きない様子。

 なるほど息子の言うことも一理あります。ギチギチに授業が詰まった学校はそれだけで疲れるものだし、勉強の進め方がわからないという訴えも納得です。

 帰宅後の学習に集中できないなら、勉強の時間を変えてみようかと思いつきました。息子は、早起きタイプなので「朝の20分間を勉強タイムにしよう!」と提案します。

 「えー! めんどくさいよ!」息子からはブーイング。それでも朝から机に向わせたものの、息子の口から出るのは
 「だるいー、眠いー、飽きたー!」の3コンボで、うまくいきませんでした。

方法1 就寝前に学校の出来事を話す

 息子の学習モチベーションが上がらない理由は、苦手な部分を自覚していない可能性があります。まずは苦手を把握するため、学校の出来事や授業の様子を聞くことにしました。

 リラックスしながら話したかったので、就寝前のベッドタイムにゆったりと話します。学校での遊びや休み時間の過ごし方を尋ね、徐々に勉強の話題も。息子の口から、
 「かけ算の8の段でつっかえちゃう」
 「国語のテストが近いけど漢字が心配」
という不安が出てきました。

 翌朝起きてから
 「昨日言ってた○○をやってみようか」と誘うと、息子も苦手な部分を自覚したのか、スムーズに始められました。就寝前の落ち着いた時間にその日の出来事や学習をふりかえり、自主学習に活かすやり方は、息子に合っていたようです。

方法2 ご褒美を先に与える

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 「約束事を決め、守れたらご褒美を買ってあげる」という方法は、息子に通じません。ご褒美がしばらく先になるため、イメージしづらく、モチベーションが維持できないのでしょう。「それならいらない」と、投げ出されてしまうのです。

 そこでわが家では、「ご褒美を先に与える作戦」に変えました。欲しがっているゲームやおもちゃなどを先に買い、渡すときに
 「漢字を1日1ページ練習しよう」など約束をします。

 ご褒美を先に貰っている息子は、プレゼントを見るたび約束した学習内容を思い出す状況です。ご褒美を先にあげる作戦は、子どもの性格によると思いますが、息子は責任感が強いほうなので、効果は抜群でした。

方法3 学習の過程や努力を褒める

 自主的に学ぶ姿勢を身に付ける上で一番大切なのは、「学習を続ける努力や、積み重ねてきた過程を褒めること」ではないかなと感じています。
 どんなに頑張って学んでも苦手な部分はありますし、本人が思っているほど結果が出ない場合も。

 そんなとき私は
 「どうしてこの問題を間違えたの!?」と言いたいのをグッとこらえ、
 「ここは前回よりできたね! 頑張った成果だよ」
 「ワークの計算方法を覚えていたから、ここが解けたんだね」と、息子の努力の成果が見える部分を褒めるように心掛けました。

その後の息子の変化

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 今回は、低学年の子どもが学習習慣を身に付けるため、
 「就寝前に学校の出来事を話す」
 「ご褒美を先に与える」
 「学習の過程や努力を褒める」という3つの方法を紹介しました。

 実践の結果、息子は
 「来週テストだからそれまでに○○と××をしよう」と、計画を立てるようになりました。
 「自分からやることに気づけて偉い!」私が褒めると、息子は自慢げに
 「2年生だからね!」と胸を張りました。

 自主的に学ぶようになった息子は、計画性や自信を身に付けたようです。これからも成長の過程や環境の変化に応じ、子どもが意欲を持って学べる方法を模索していきたいです。

(ファンファン福岡公式ライター/芦谷)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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