財布を忘れたママ友「現物支給で返すね!」翌日渡されたものにドン引き

気の合うママ友とのランチは、ストレス発散にもなりますよね。でも気をつけたいのはお金のトラブル。これは実際に私が体験した、ランチ代を“あるもの”で支払おうとしたママ友のお話。お財布を忘れたママ友が、翌日手渡してきた現金以外の“あるもの”とは…?

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ママ友とはじめてのランチ

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 息子が幼稚園に通い始めたことをきっかけに、私にも仲の良いママ友(Aさん)ができました。Aさんとは家も近く、息子同士が仲良しだったこともあり、会うとよく話をするようになりました。
 そんなある日のこと、Aさんに誘われ、はじめて2人でランチに行くことになりました。

 近所のファミリーレストランで集合した私たちは、各々好きなメニューを注文し、食事をしながら子どものことや夫のこと、最近みたドラマのことなど、話に花を咲かせました。

 同じ年齢の子どもを育てるママ友との話題は尽きることがなく、気づけば2時間みっちり喋り続け、とても楽しい時間を過ごしました。そうこうしているうちに、あっという間に子ども達のお迎え時間。レジの前で1人ずつ代金を支払おうとした時、Aさんが特に焦るような様子もなく
 「お財布を忘れたみたい〜」と言い出したのです。

財布を忘れたママ友

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 子育て中バタバタしていると、お財布を忘れてしまうこともあるよね… と思い、
 「ここは私が支払っておくから大丈夫だよ」と私は快く立て替えを申し出ました。

 お会計は1人あたり1,500円ほど。私はそのまま2人分のお会計を済ませることにしたのです。すると、お支払いの最中、私の後ろに立っていたAさんが
 「ごめんね〜! 明日返すね。あっ現物支給でいい?」と軽い口調でさらっと私に言いました。

 私はこのタイミングでの“現物支給”という言葉の意味が理解できず、戸惑いながら
 「えっ? う、うん…?」となんとなく曖昧な返事をしてしました。その場では少し疑問を感じながらも、自分の聞き間違いだったかもしれない、とりあえず明日持ってきてくれるだろうと、特に気に留めることもなく、その日は一旦お開きに。足早に幼稚園へお迎えに向かったのでした。

翌日、渡してきたものとは…?

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 翌日の朝、息子を幼稚園に送っていくとAさんが駆け寄ってきました。
 「昨日はありがとうね〜! はい、これ昨日のランチ代!」となにやらジッパー付袋を手渡してきました。

 帰宅して中身を確認してみると、現金は入っておらず、手のひらサイズのチョコチップクッキーが2枚、クッキングシートに包まれた状態で入っていました。嫌な予感がした私は、
 「勘違いだったらごめんね、ランチ代が入ってなかったんだけど…」とAさんに連絡を取りました。するとAさんは
 「現物支給って言ったでしょ! 私が作ったクッキー、素材にもこだわっててるから」と悪びれもなく言うのです。

 私が支払ったAさんのランチ代1,500円は、なんと手作りのチョコチップクッキー2枚に“現物支給”されてしまったのです! 私は想像もしていなかった事態に、開いた口が塞がりませんでした。

 しかし息子のことを考えると、ママ友との関係は極力穏やかに済ませたい…そう思っていた私は、Aさんに現金で払って! と強く言うこともできず、結局そのまま何も言えずじまい。

 肝心のクッキーのお味はというと、なんとなくぼそぼそと湿気たような歯触り。もしかしてこれ2~3日前に作った余りかな? と感じたのが正直なところです。湿気たクッキーを食べながら、これが1枚750円か… と思うと、なんともやりきれない思いに駆られたのでした。

 このことをきっかけに、私がAさんとランチに行くことは二度とありませんでした。同じクラスのママたちの話では、Aさんはランチ会のたびに、頻繁にお財布を忘れたり、急用だと言ってお会計の前にすっといなくなる事が多く、その度に後日クッキーやパウンドケーキで“現物支給”していたみたいです。

 その噂は徐々にママたちの間で広がり、Aさんはクラスの中で孤立してしまいました。ランチ代を現金以外のもので支払うこと、みなさんはアリだと思いますか? ナシだと思いますか?

(ファンファン福岡公式ライター/ツナ子丸)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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