夏休みに、家族旅行で温泉に行ったときのこと。なんと、偶然にも同じマンションに住んでいるママ友ファミリーと遭遇しました! しかも温泉に入っているという最悪なシチュエーション。そこまで親しい間柄でもない相手と、まさかの裸の付き合いをしなければならなかった恥ずかしいエピソードをご紹介します。
家族旅行中、ママ友に遭遇!
昨年の夏休み。自宅から車で1時間ちょっとのところにある、ファミリー向けホテルへ家族で温泉旅行に行ったときのことです。私と娘は大浴場へ行き、1日の疲れをゆっくりとろうと思っていました。
小学2年生の娘が先に温泉に浸かり、私も体を洗って娘のいる場所へ行こうとしたときでした。温泉に浸かりながら、娘が見知らぬ子連れの女性としゃべっていたのです。
「もしかして変な人?」と思い、慌てて娘のところへ行くと、なんと相手は同じマンションに住むママ友だったのです!
裸の付き合いをするしかない状況に
先に温泉に浸かっていたママ友親子は
「こんにちは~」と気さくに話しかけてきましたが、私は突然訪れた“裸の付き合い”に大慌て! 必死で小さな手ぬぐいで体を隠すようにして、サッサと湯船に入りました。
というのも、そのママ友とは単に娘の小学校の同級生と言うだけで、そこまで親しい仲ではなかったからです。
これまでもマンションで会えば挨拶をする程度で、プライベートで遊んだり自宅を行き来したりすることはなかった関係。気まずいにもほどがあり、とにかく苦笑いするしかない私。
市民プールなどでママ友に会うと、水着姿でも気まずいのに、よりによって温泉という最悪なシチュエーション。逃げ場もない状況に、私の顔はずっとひきつっていたと思います。
温泉から出られない! のぼせる限界まで我慢
「こんな場所でまさか会うなんてね~」とママ友は楽しそうに話してくれましたが、私はどこか上の空。
娘たちもキャッキャッとお湯をかけあって遊んでいたのですが、私は裸の付き合いに耐えられず、1人で「どうしよう… ママ友にお腹が出てるな~ とか思われていたら恥ずかしい」などドギドキしていました。
元々、私は熱いお湯に長時間浸かっているのが苦手なタイプ。
緊張や不安もあるせいか、すぐに顔が赤くなり、心臓はバクバク。今すぐにでもお風呂から上がりたいのに、「今、湯船から出たら、また体を見られてしまう! でも、のぼせちゃうかも… どうしよう」と心の中で葛藤していました。
かれこれ30分くらいは、温泉の熱いお湯に浸かっていたでしょうか…。のぼせてしまいそうで「もう無理だ~」と、諦めて出ようとしました。
すると、ママ友が
「そろそろ夕食の時間になっちゃうから、お先に失礼するわね」と言って、子どもを連れてお風呂を出てくれたのです!
そんなママ友のスタイルは、私より若いこともあって抜群。私は劣等感の塊で、「ダイエット」の5文字が頭に浮かび、せっかくの旅先での食事もおいしく食べられませんでした。
旅行先でも気を抜けないのがママ友付き合い
すっぴんやポッコリお腹を見られてしまった私は、せっかくの旅行なのにその後もテンションが上がらず…。「帰った後に変な噂を立てられていたら…」と気が気ではありませんでした。
結局、旅行先でそのママ友と会うことはなく、無事に帰宅しました。
数日後に、マンションで会った際もこれまでと変わらない間柄でしたが、本当のところは「温泉で会ったときに、どう思っていたのか?」と今でも気になります。
旅行というと、つい羽目を外してしまいがちですが、ママである以上は、いつどこで誰が見ているかわからないので気が抜けないものだと感じました。
(ファンファン福岡公式ライター / なないろさん)