この記事では、2児の母でもある管理栄養士が子どもでも食べやすいゴーヤのレシピを紹介します。ゴーヤは苦みの強い野菜のため、子どもにとっては食べづらい存在。ですが、夏の野菜で栄養満点なため、親としては食べてほしいですよね。今回は、ゴーヤをちょっとでも食べやすくする工夫や子どもでも食べやすいゴーヤのレシピを紹介するので参考にしてみてください。
ゴーヤは塩砂糖を使って苦みを抜く!
子どもと食べるときは苦みを抜こう
苦みの強いゴーヤは子どもにとっては食べづらい野菜のひとつです。食べづらさを解消するために苦みを取り除いてあげましょう。まず縦半分に切ったらワタと種を取り、好みの厚さにスライス。そこに塩と砂糖をまぶしてよく揉み込み、5分ほど置きます。すると水分が出てくるので、洗って水気を切りましょう。あとは湯通しすることでさらに苦みは抜けます。
工夫で食べづらさを取り除く
工夫次第で、もっとゴーヤを食べやすくするにはどう工夫したらよいでしょうか。まずは切り方。薄く切ることで苦みを感じにくくなります。また、ワタと種をしっかり取り除いたり、他の具材と絡めて調理することでゴーヤ自体の味をごまかすことができます。特に味の濃いベーコンやスパムといった肉類と組み合わせることで緩和させることができますよ。
子どもでも食べやすいゴーヤのレシピ2選!
子どもでも食べやすいゴーヤのレシピ1 ゴーヤチャンプルー
王道の一品。食べ応え抜群でお腹も大満足になること間違いなしのおかずになります。
「ゴーヤチャンプルー」の材料(4人分)
<材料:4人分>
- ゴーヤ :1本
- 豚ばら肉(薄切り) :200g
- 木綿豆腐 :1丁(400g)
- 卵 :2個
- サラダ油 :小さじ2
- ごま油 :大さじ1
- しょうゆ :大さじ1
- 塩こしょう :少々
A
- 砂糖 :小さじ2
- しょうゆ :大さじ1
- 塩こしょう :少々
<作り方>
- 木綿豆腐はキッチンペーパーで包み、耐熱容器にのせ、電子レンジ600Wで5分加熱し、水切りをする。
- 豆腐は粗熱が取れるまで冷ます。食べやすい大きさに手でちぎる。
- ゴーヤはヘタを切り落として縦半分に切り、タネとワタを除き5mm幅に切る。ボウルに移し、Aを加えて混ぜ合わせ、5分程置いて味を馴染ませる。
- 豚ばら肉は3cm幅に切り、塩こしょう(分量外)をふる。
- フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、豆腐を入れて両面に軽く焼き色がつくまで焼き、バットに取り出す。
- 5のフライパンにごま油とゴーヤを入れ、中火で炒める。火が通ったらバットに取り出す。
- 6のフライパンに豚バラ肉を入れ、両面に焼き色がつくまで中火で焼く。豆腐とゴーヤを戻し、全体をさっと炒め合わせる。塩、こしょうをふり下味を付ける。
- 溶き卵を7に加え、具材と卵を絡める。しょうゆを加えてさっと炒め、器に盛る。
「ゴーヤチャンプルー」の保存期間(目安)
- 冷蔵保存の場合…3~4日
- 冷凍保存の場合…2~3週間
子どもでも食べやすいゴーヤのレシピ2 ゴーヤの胡麻和え
ゴーヤの風味を楽しめる一品です。かつお節をのせることでうま味がプラスされ、子どもでも食べやすい一品に。
「ゴーヤの胡麻和え」の材料(4人分)
<材料>
- ゴーヤ :1本
A
- 白すりごま :大さじ2
- 砂糖 :大さじ1
- しょうゆ :大さじ1
- かつお節 :適宜
<作り方>
- ゴーヤはヘタを切り落として縦半分に切り種とワタを取り除き、薄切りにする。
- 鍋に湯を沸かし、ゴーヤを入れ、強火にかける。再沸騰したらザルにあけ、水にさらして冷まし、キッチンペーパーで水気を切る。
- ボウルにAを入れてよく混ぜ、ゴーヤを加えて和える。器に盛る。好みでかつお節をのせる。
「ゴーヤの胡麻和え」の保存期間(目安)
- 冷蔵保存の場合…3~4日
- 冷凍保存の場合…2~3週間
苦みを抜いて家族みんなでゴーヤを食べよう
大人になると苦みもおいしさに変わりますが、食の経験値が少ない子どもにとっては苦みはおいしくないもの、工夫を凝らして家族みんなでゴーヤをおいしく食べましょう。