<下校班トラブル>小2の息子が悪者に? 担任の先生に勘違いを指摘すると…

息子の小学校では、家が近い子ども同士で班をつくって下校しています。わが家は学校から遠く、小学2年生の足だと30分ほどかかります。下校班は同じ学年の6人で 、距離が長いのは大変だけど、問題なく帰っていると思っていました。あの日までは…。

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担任の先生から突然の電話

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 ある日の夕方5時過ぎ、ちょうど私の仕事が終わる頃に担任の先生から着信がありました。 これまで学校から電話がくることはあまりなかったので、何かトラブルがあったのかとドキッとしたのを覚えています。

 電話に出ると、先生は早口に下校班でトラブルがあったことを話し始めました。
 「〇〇さん(長男)が歩くのが遅く、下校に時間がかかっているようです。他の保護者の方から困っていると連絡がきたので、息子さんに注意してください」と一方的に言われました。

 私が詳しく聞こうとしても
 「まずは息子さんから聞いてください」としか言わず、詳しくは教えてもらえませんでした…。

 とりあえず、先生には迷惑をかけたことを謝罪し、電話を切りました。

長男は思い当たることがない様子

 たしかに息子はおっとりしていて、動作はゆっくりな方でした。みんなより歩くのが遅かったのかな、と思いながらも、まずは息子から下校の様子をそれとなく聞いてみることに。

 すると息子は
 「別に困ったことはないよ? 普通に帰ってるよ」と、特別に困った様子もなく、いつもの表情。
 「みんなから離れて歩いてない?」と聞いても、
 「前の子に付いていっているよ」と言います。

ママ友LINEで事実が判明!

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 息子に聞いてもよく分からないので、同じ下校班のママ友にLINEで聞くことに。すると、学校へ電話をしたというママが誰か分かりました。そして、電話をしたというK君のママ から詳しく話を聞けることになりました。

 「下校班の〇〇ちゃんがね、違う班の友達と話しながら歩いているらしいの。だから、その後ろの▽▽くん(息子)もすごく離れちゃって…」と申し訳なさそうに教えてくれました。

 どうやら、息子が歩くのが遅いのではなく、息子の前を歩く子が友達と話していることで、最後尾の息子が列から離れて遅いように見えたとのこと。そのママは、私に話したのと同じように先生に説明したと言いますが、先生は事実を勘違いしたようです。

担任の先生は勘違いを認めず…

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 その日はもう遅くなってしまったので、連絡帳に経緯を書くことに。「子どもたちにしっかり状況を確認してみてください」とお願いしました。 

 次の日、息子に聞いてみると、下校班の子どもたちは先生から事情を聞かれたとのこと。「先生も分かってくれたかな…」と連絡帳を開いてみると、
 「子どもたちに話を聞きました。今後も下校については指導していきます」とだけ書かれていました。 

 「息子が歩くのが遅くて迷惑をかけた」という勘違いについては一切触れられていません。しっかりと事実確認をする前に息子を悪者のようにしたこと、勘違いを認めないこと… 先生の対応には正直腹が立ちました。

 しかし、この時まだ5月だったので、先生との付き合いはまだその先10カ月も続きます。その先の付き合いを考え、腹立たしさをぐっとこらえて
 「今後は事実に基づいた指導をよろしくお願いします」とだけ書くことに。先生からの返信はありませんでしたが、事実は分かってもらえたと思ったのでそれ以上は何もしませんでした。

 その後も先生とはいろいろあり、その都度何とか折り合いをつけてやり過ごしたのでした。

 学校の先生にもさまざまな人がいます。丁寧な先生もいればそうでない先生も…。しかし、子どもを預ける親としては、事実をしっかり把握して指導してほしいなと思った出来事でした。

(ファンファン福岡公式ライター / ちこた)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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