「戦後最大の国難」ともいえるコロナウイルス感染拡大。私もお目にかかってお話ししたことのある、東京にお住まいのご高齢の方が亡くなりました。ご冥福をお祈り申し上げます。 危機が身近に迫っていることを痛感します。 とにかく外に出て人に会わないことが事態を好転させるための唯一無二の道であれば、「出たガリ」の私久留仁もがまんして、部屋で静かに過ごします。 在宅勤務、介護、お子さんのお守り、家事全般・・・、それぞれおうちに居てもやるべきことは山ほどあると思います。 でも、気を張り詰めてばかりだと、長丁場は乗り切れません。 少しでも、自分の時間ができたときの息抜きの方法、思いついたものをおすすめしたいと思います。第1弾は、インターネットを使ったギター演奏その①です。
こんにちは。今夜飲まなければ、二週間連続一滴も酒を飲まなかったことになる久留仁譲二です。 かつては、嫌なことがあれば酒を飲み、気分が良ければ酒を飲み、でほぼ毎日飲んでました。しかし、10年ほど前、15日間入院したのをきっかけに、「これはいかん」とタバコをやめ、酒も家では極力飲まないように決意しました。その分、外で飲む時はガブ飲みしてしまいますが。
まあ、そんなことはいいとして、多くの方が今までになく、おうちでお部屋で過ごす時間が長くなっていることでしょう。あって欲しくないですが、どうせなら少しでも有意義とはいわないまでも、心地良く過ごしたいものです。普段やりたいと思っても、時間がなくて出来なかったことをやってみるのはいかがでしょうか? 読書とか資格の勉強とかDIYとかいろいろあると思いますが、きょうは、ギターの演奏をおすすめしたいと思います。
今さら何でギター?とお思いでしょう。今の若い人はあんまりギターとか弾かないし、バンドとか組む人も少ないという話を聞きます。確かめたわけじゃありませんので、つっこまないで下さい。 しかし、来年60歳になる私らの年代が中学生時分には、井上陽水とかかぐや姫とかが大人気で、みなこぞってフォークギターを買ったものです。私は買いませんでしたが。 ということで、私と年が近い人には、ギターそこそこ弾ける人、挫折したけどいつか弾けるようにと、押し入れにギターをしまっている人などいるんじゃないかと思われます。久しぶりに引っ張り出して弦を張り替えて弾いてみませんか。
本題に入りましょう。今、インターネットでは、タダでいろんな情報やノウハウが手に入ります。 きょう、おすすめするのは、「U-FRET(フレット)」というサイトです。ギターはじめ楽器のコード(和音)と歌詞が表示され、パソコンやタブレット、スマホの画面でそれを見ながら、演奏できるという夢のようなコンテンツです。 ↑の写真は、汚い私の手書きを撮ったものですが、U-フレットのトップ画面をざくっと模写したものです。スクリーンショットなどは、著作権に触れるかもしれないので、こんな落書きみたいなものでお許しください。「U-フレット」で検索すれば、すぐ引っかかります。
歌手名やグループ名、曲名でも検索できますが、わかりやすく「人気アーティストランキング」の現時点のトップを飾る、 Official髭男dism(通称:ヒゲダン)の「Pretender」をクリックしてみました。 何度でも謝りますが、私の汚い手書きで見にくくてごめんなさい。でも見て下さい。 一番上に、曲名と作詞作曲者の名前があります。その下の左側「(Capo1)★簡単弾き」とあります。これは、ギターをかじったり舐めたりしたことのある方はわかりますが、「カポタスト」というギターのキーを調節する器具を1フレットに付けるという意味です。わからない方は、今は飛ばしていただいても別に困りません。
↑これがギターに付けたカポ(タスト)の図です。この場合、2フレットに装着してるので、「Capo2」になります。あ、ここもわからない方は飛ばしていただいても命に別状ございません。 ここでも「簡単弾き」と書いてますが、そのカポをつけると、指が痙攣をおこすような難しい曲でも軽々弾けちゃうという便利さがあります。 で、その右側に「スクロール速度 10」って文字があります。パソコンなりスマホなりの画像は大きさに限りがあります。なので、見ながら演奏するとき、画面がスクロールして、歌詞とコードを少しずつ「小出し」に見ることができるんです。 とまあ、ややこしい説明をしてきましたが、みなさんよろしければ、ネットでU-フレットを検索して、「Pretender」を見ながら、これを読んでいただくと、非常に腹に落ちるはずです。まあ、パソコンとスマホ(あるいはタブレット)二つ開かないといけませんが。 で、スクロール速度の10は一応、「標準」ということになってます。速度を早くしたければ、数字を少なく7とか8とかに、逆に遅くしたければ、12とか13とか多くするのです。
で、↑ついに楽譜(といっても歌詞とコードだけですが、)に来ました。四角いマス目みたいのは、ギターのフレット(右利きなら左手の指で押さえるところ)を示しています。指を置く場所を●、開放弦を〇、音を鳴らさない弦を×で表してるので、「G」とか「D」とか「B7」とかコードの押さえ方を覚えてなくても、それを頼りに弾くことが出来るありがたい味方です。 これでいえば、冒頭部分の歌詞が無くてコードが連なってるとこがイントロですね。 あ、コードは昔音楽の時間に習った「和音」のことです。ご存知ですよね。例えば、「C」はド、ミ、ソが一緒に鳴る和音です。 まあ、このあたりも読み飛ばしていただいても何の問題もありません。
私久留仁譲二と同年代の人は懐かしいと思いますが、かつて月間の「明星」とか「平凡」というアイドル雑誌があって、それに「歌本(うたぼん)」という付録の冊子が付いてて、当時の人気歌手やグループ、バンドのヒット曲やそうでもない曲の歌詞とコードが載っていました。みんなそれを手に手に、指に豆を作って唄い、弾いたものです。 それの現代版ネット版進化系が「U-フレット」と思って差し支えないでしょう。なにしろ、タダで楽曲の数が多く、スクロールまでしてくれるんですから、至れり尽くせりです。 是非、何十年も弦に触ったことすらないおとっつぁんも試しに画面に合わせて弾き語りして下さい。 中高生の頃はギターを買えなかった私ですが、数年前、最初の方に写真を載せたギターを楽器屋を何軒も歩いて買いました。 自宅では、ついつい興が乗って2時間も3時間もパソコンに向かってしまうくらいハマります。 ちなみに、U-フレットはギターだけでなく、ピアノやウクレレ、ベースなどにも使えます。
それにしてもPretender、いい曲ですね。去年居間のソファで昼寝してて、テレビで流れたのを初めて聴いて思わず目が覚めました。曲が複雑で歌も難しいので、弾こうとしたことはありませんが。腕とのどに覚えのある方は是非トライして下さい。 U-フレットは日本の曲中心ですが、洋ものもあります。しかし、洋楽が好きな方は、別の「E-Chodes」という外国のサイトが良いと思います。それはまた別で書きたいと思います。 あ、ギターの練習はくれぐれもご近所迷惑にならない時間帯や音量でやりましょうね。