この記事では、2児の母でもある管理栄養士が子どもでも食べやすいピーマンのレシピを紹介します。ピーマンは子どもが嫌う野菜の定番です。苦味がその大きな理由ですが、少しでも苦みを少なくしてあげられたらと思ったことはありませんか? 今回はそんな人必見、ピーマンの苦みを軽減させる方法と子どもでも食べやすいピーマンのレシピ3選を紹介します!
ピーマンは炒めて苦みを軽減させる!
苦みは毒と感じる
ピーマンは苦みの強い野菜。大人はその苦みがおいしいと感じることが多いのですが、人にはこの苦みを毒と感じるセンサーがついており、子どもはこのセンサーが特に強いです。そのため、ピーマンが嫌いや苦手になってしまうのは、当然の結果ということ。センサーが作動している証拠です。そしてこのセンサーは食経験によって、安全である・おいしさであると認知するのですが、それまではなかなか難しいもの。なので、できるだけ苦みを取り除いてあげることが重要です。
油で炒めると苦みが軽減
ピーマンは、油で炒めることによって苦みが軽減します。また、他にも茹でたり、ピーマンを縦にカットすることによって苦みが減りますよ。ぜひ、試してみてくださいね。
子どもでも食べやすいピーマンのレシピ3選!
レシピ1 ピーマンのポタージュ
バターと牛乳のコクでピーマン独特の苦味を軽減したスープのレシピです。1人あたりピーマン1個を使った一品です。
「ピーマンのポタージュ」の材料・作り方(4人分)
<材料>
- ピーマン :4個
- 玉ねぎ :1/2個
- ジャガイモ :1個
- バター :10g
- おろしにんにく:小さじ1
- 牛乳 :200ml
- 塩こしょう :少々
- クルトン :適宜
- 生クリーム :適宜
A
- コンソメ顆粒 :小さじ2
- 水 :300ml
<作り方>
- ピーマンは種を取り除きざく切り、玉ねぎは薄切り、ジャガイモは薄切りにする。
- 鍋にバター、にんにくを入れて熱し、玉ねぎを入れて透き通るまで炒め、ジャガイモ、ピーマンを入れてしんなりするまで炒める。
- 2にAを入れて、火が通るまで煮る。
- ミキサーに3を入れてペースト状にし、鍋に戻し、牛乳を入れてのばす。塩こしょうをふる。
- 器に盛り付け、好みでクルトン、生クリームをかける。
「ピーマンのポタージュ」の保存期間(目安)
- 冷蔵保存の場合…1日
- 冷凍保存の場合…2~3週間
レシピ2 ベーコンとピーマンのケチャップ炒め
ケチャップで味付けすることで子どもが食べやすい味に。厚切りベーコンで食べ応えも抜群な一品です。
「ベーコンとピーマンのケチャップ炒め」の材料(4人分)
<材料>
- ピーマン :4個
- ベーコン(厚切り):100g
- サラダ油 :小さじ1
- ケチャップ :大さじ2
- 塩こしょう :少々
<作り方>
- ベーコンは1cm幅に切る。
- ピーマンは種を取り除き、食べやすい大きさに乱切りにする。
- フライパンにサラダ油を入れて、1、2を入れて焼き色がつくまで中火で炒める。ケチャップを加え、水気が飛ぶまで炒める。
- 塩こしょうで味を調える。
「ベーコンとピーマンのケチャップ炒め」の保存期間(目安)
- 冷蔵保存の場合…2~3日
- 冷凍保存の場合…2~3週間
レシピ3 ピーマンとにんじんのカレー炒め
子どもが大好きなカレーを使ってピーマンが食べれるようになる魔法のレシピ。さらに、ピーマンを油で炒めてコーティングすることにより苦味を軽減しています。
「ピーマンとにんじんのカレー炒め」の材料(4人分)
<材料>
- ピーマン :4個
- にんじん(小) :1本
- オリーブ油 :適量
A
- カレー粉 :小さじ1
- オイスターソース :大さじ1
- みりん :大さじ1/2
- コンソメ顆粒 :小さじ1/2
<作り方>
- ピーマンとにんじんは4cmの細切りにする。
- フライパンにオリーブオイルを入れ、中火で1を炒める。
- ピーマンとにんじんに火が通ったら、Aを加えて炒め合わせる。
「ピーマンとにんじんのカレー炒め」の保存期間(目安)
- 冷蔵保存の場合…2~3日
- 冷凍保存の場合…2~3週間
ピーマンの苦みは軽減して食べさせよう
嫌いなのではなく、もともと人間に携わっているセンサーによって苦手に感じる子どもが多いピーマン。油で炒めたり、切り方の工夫で苦みを軽減させてあげましょう。きっと食べてくれるようになりますよ。