「国犬」って知ってる? 世界各国の国犬を紹介

 「国犬(くにいぬ)」という言葉を聞いたことがありますか? 犬好きの人でも国犬が何なのかを知らない人は多いかもしれません。クリッカートレーニングなどでの犬の訓練に約10年携わる私が、今回、世界各国の国犬を紹介します。

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国を代表する犬種、さて日本は?

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 世界のどの国も、それぞれに国旗や国歌を制定しています。また、国鳥や国花などもよく知られていますよね。例えば、日本の国鳥はキジ、国花は桜と菊が一般的に知られています。  同様に多くの国では、その国を代表する犬種を選定しています。これが「国犬」です。主にその国原産の犬種が選ばれています。  必ずしもすべての国が国犬を選定しているわけではなく、公認の国犬がいない場合は、犬の愛好家が国犬を仮公認していることが多いようです。  また、米国では国犬とは別に、州犬が選定されています。州犬は、州原産の犬種が選ばれています。  日本の国犬を知っていますか? 各国の国犬と、その特徴や歴史を紹介してみたいと思います。

意外? 納得? 世界の国犬を知ろう

日本

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 日本の国犬と聞くと、柴犬を想像する人が多いのではないでしょうか? しかし、実は狆(ちん)なのです。奈良時代に誕生した愛玩犬種で、江戸時代には大奥の女性に人気があったとされます。また「犬公方(いぬくぼう)」と呼ばれた五代将軍・徳川綱吉も狆の愛好家だったそうです。狆は国際的に公認された初めての日本原産種として知られています。

フランス

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 フランスの国犬はプードルです。古くは水辺での鴨猟などの回収犬として活躍し、その後、16世紀ごろから貴族の愛玩犬として人気を集め、国外でも愛好されるようになりました。現在でも人気が高く、日本でも同様です。

アメリカ合衆国

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 米国はボストンテリアです。アメリカ原産の中では3番目に歴史が古いとされ、最も知名度が高い犬種です。飼い主と時間を過ごすのが大好きで、愛情深く、飼い主の気持ちの変化に敏感。知能が高く、しつけがしやすいのも魅力です。

ドイツ

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 ドイツは大型犬種として知られるグレートデンです。りりしくて威厳のある姿をしているので昔から上流階級のステータスシンボルとして人気が高ったそうです。とても勇敢で自信に満ちあふれているだけでなく、性格は優しく飼い主や人間の子どもに対して愛情深いのが魅力です。

スイス

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 スイスはセントバーナードです。アルプス山脈で山岳救助犬として活躍していた歴史を経て、19世紀末にスイスの国犬に選ばれました。映画「ベートーベン」の主役として全米で注目を集めた犬種でもあります。用心深いと同時にフレンドリーな一面も。おっとりとしていて愛嬌(あいきょう)ある印象を与えます。

ロシア

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 ロシアはボルゾイです。ニコライ2世やイワン雷帝など、有名なロシア皇帝に愛された犬種として知られています。プーシキンやツルゲーネフなどの文豪も飼っていたそうです。落ち着きがあり、飼い主に従順です。繊細で感受性が強い傾向があります。

 世界の国犬はイメージしていた通りだったでしょうか? 国犬は、その国と深い関わりがある犬種ばかりです。国犬を知ることで、その国の歴史などについての知識も深まるかもしれませんね。 <参考資料>「世界の犬カタログ2014」成美堂出版 (ファンファン福岡公式ライター/Nachobillyanna)

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※この記事内容は公開日時点での情報です。

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