「役に立ちたいけど、どうしたら」と悩む人は「献血」どうでしょう

 コロナウイルス感染拡大防止で外出自粛の毎日。「世のため人のために何かしたいけど、何もできない」ともどかしく思っている方は、献血ルームに行ってみてはどうでしょう。医療に必要な血液が不足しています。福岡県赤十字献血センターは、「感染防止対策には十分配慮しておりますが、献血される方が一時期に集中することによる密集や密接を避けるため、可能な限り【ご予約による献血】へのご協力を」と呼びかけています。

 緊急事態宣言の下、誰もが不自由に暮らしています。「自分より困っている人を助けたい」と思っても、ボランティアに行くことすらできない状況です。  前線で苦闘する医療従事者の方々に感謝の気持ちを表す取り組みも色々なされていますが、さらに具体的に医療現場のお役に立てる方法があります。  「献血」です。  一度や二度は経験のある人もいらっしゃることと思います。痛いとか怖いと敬遠する気持ちも分かりますが、(あくまで個人の感想ですが、)慣れれば針の抜き差しの最初と最後にちょっと痛い思いをするくらいで、意外に平気になるものです(もう一回念のため私個人の感想ですから、断言するつもりはありません)。  もちろん、献血は元々健康体で当日も体調が万全の人しかできないので、誰にでもは勧められませんが、医療のありがたさをいつも以上に意識するこの機会に試してみてはどうでしょうか。

 多くの経験者の方は、「献血バス」が職場や学校近くに巡回してきて、そこで献血したと思います。なので知らない方も多いでしょうが、福岡県内には福岡市3カ所、北九州市2カ所、計5カ所の常設の「献血ルーム」があります。ここだと、受付時間内であれば、自分の都合に合わせて予約を取って出向くことができます。

出典:譲二

 昔、献血をした人は200ccだけだったかと思います。今は、その倍の400ccもあり、また、成分献血といって、血漿(けっしょう)や血小板(けっしょうばん)といった成分だけを採取して他の成分は献血者の体内に戻すやり方もあります。この成分献血であれば、普通の献血よりも次回の献血可能までの期間が短縮されます。

 献血は自分の役にも立ちます。毎回当然血液検査をしてから献血に入るので、必ずその結果が郵送されてきます。肝臓の数値とか白血球の数とか健康診断の一部ができるわけです。  私は、先月末から飲み会に行けなくなって、家では一滴も酒を飲んでないので、次回送られてくる検査結果のγ(ガンマ)-GTPの数値がどこまで下がっているか楽しみです。

 献血ルームは福岡のイムズ、博多駅交通センター、キャナルシティ博多、北九州の魚町と4カ所に行きましたが、どこも明るく清潔で、新聞や雑誌、テレビもあって、退屈せずに快適に過ごせます。コーラやジュース、ウーロン茶などなど清涼飲料水も充実していて、お菓子も食べられます(無料です)。商業施設内の店舗は閉まっていても献血ルームは空いているので、便利な場所を選んで行けます。契約駐車場があって、無料で車を停められる施設もあるので、聞いてみてください。  普段お元気で、その気になられた方は、ぜひ下記の福岡県赤十字血液センターのホームページで確認して、献血の予約をされてみてください。

福岡県赤十字血液センター

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

米国の本家と同い年のシニアブロガー。毎晩長いときは30分に及ぶ歯磨きを欠かさない。最近覚えたメルカリへの出品にはまっている。
17年乗った作業用の軽トラックをカッコいいカーキ色の新車に買い替えた。

目次