1歳息子を連れて夢の国へ! 入念な調べと準備だったはずが思わぬハプニングの連続に…

つたい歩きの1歳児を連れて某テーマパークへ行くことにしました。事前の下調べと万全の準備で迎えた当日、期待とは裏腹に不運と失敗が重なることに…。はたして息子は夢の国を楽しめたのでしょうか。

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家族3人最初で最後のテーマパーク旅行

写真AC

 わが家は私・妻・息子の3人家族です。第一子が生まれてから1年が経ち、めでたいことに第二子を授かることができました。

 「次の子が産まれるまでに家族3人の想い出も作りたいね」そんな妻からの言葉に、
 「夢の国に行こう!」と提案しました。

 時期は5月。前日に近くのホテルに宿泊し、朝から入園、15時には退園して18時には自宅に帰れれば、息子の生活リズムを崩さずに済む。しかも行く予定日である5月9日が例年GW明けということもあり、非常に空いているとの情報も入手。私は調べに調べて「これは行くべき!」と妻に力説しました。

 妻も喜んで承諾してくれ、家族3人最初で最後のテーマパーク旅行が企画されました。

事前情報と違う?!

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 いざテーマパークへ。前日が台風並みに大雨だったため天気を心配していましたが、当日は雲一つない快晴。これは幸先がいいぞ! と心が躍っていましたが、めずらしいくらい風が吹かず、気温は20度前後ですが真夏のような暑さでした。

 追い打ちをかけたのは5月9日という日程。前情報(過去の動員数)では少ないと言われていましたが、実際は激混み。なにが起きたのか分からずネットで調べると、コロナ禍で禁止されていたキャラクターとのハグが解禁されたとの情報が…。

 そんなキャラクターとの撮影は楽しみにしていたイベントのひとつでしたが、1時間以上の待ち時間は動きたい盛りの1歳児には耐えられないなと断念。

 ただショーなどの抽選(人数制限などで確実に体験できるシステム)があり、そこに一縷の望みをかけることに…。しかし全て(計6つ)はずれてしまい、今日はそういう日なのかもね~なんて妻と肩を落としました。

 落ち込んでいる時間もないぞ! ということで気持ちを入れ替え、夢の国を満喫することに。しかし、1歳児にとって気楽に楽しめる場所ではなかったようです。

不運は続くが息子の反応は?

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 まず初めに向かったのは”ジャングルクルーズ”。船でジャングルを探検するをモチーフにしたアトラクションで、激しい揺れなどもなく息子にぴったりといざ乗船。

 実際は、キャスト(船長さん)の声の大きさ、図鑑でしかみたことがない動物の迫力、かかる水しぶきと恐怖で
 「うわーーーん」と大泣きする息子。次の”ピーターパン空の旅”(空を飛びながらネバーランドの冒険に参加できるエキサイティングなライド)も、全体的に照明が暗く、こちらも
 「ひーーん」と泣き顔に。ライドから降りると、パパにしがみつく息子をみて、
 「これは他も無理かもね~」と夫婦で会話し、結局乗れたのはこの2つだけとなりました(笑)。

 せめてパレードだけはいい場所で見せてあげたい! そんな親心は財布のひもを緩めます。有料観賞エリアを購入し「これはきっと楽しいぞ!」と期待するも、用意された席は前から8列目で、縦横の幅はあぐらで隣の人と触れるくらいの狭さと残念な結果に。

 お昼過ぎ、ここまで息子の笑顔は見ておらず、はたして楽しめているのだろうか? そんな不安をもって木陰のベンチで休憩していると、高らかな息子の笑い声が。

 そこにはパーク園内を満面の笑顔でハイハイをする息子の姿。そりゃ炎天下の中ベビーカーか抱っこでの移動ばかりでストレスだったよなと反省。ただ、
 「夢の国、意味ねぇ~」と夫婦で笑ってしまいました。

 今回、親のエゴに付き合わせてしまった形となりましたが、写真を見返せば、笑顔の息子もちらほら映っており、特にパレードはヨダレをだらだらと垂らすくらいしっかり興奮してくれていました。

 夢の国が悪いというわけでは勿論なく、1歳児をテーマパークに連れていくには入念な下調べと準備が必要だと学んだいい機会になりました。

 ちなみにパークで購入した「トラのキャラクターのぬいぐるみ」は毎日抱いて寝てくれています。なにも上手くいかず、「正直疲れた」が率直な感想ですが、そんな愛くるしい光景を見るたびに「連れていけて良かった」と思わせてくれます。結論、夢の国は最強です。

(ファンファン福岡公式ライター/月が好き)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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