日々のストレスは、美味しいお酒やご飯を食べに行き、きれいさっぱりしていましたが、ステイホーム期間は外出も自粛。在宅勤務、休日も家で過ごす時間が増え、ストレスはたまる一方…そんな中、自然豊かな福岡県糸島地区に住まう会社の先輩から沢山の甘夏のお恵みをいただきました。甘夏をふんだんに使った宅飲み居酒屋、開店です!
コロナウイルス感染拡大で、よく耳にするのが「免疫力」をあげようということ。甘夏にはこの免疫力をあげるビタミンCがたっぷり。ビタミンCは風邪をひいたときなども、積極的にとりましょうと言われますよね。ビタミンCには紫外線の量がだんだん増えてくるこれからの時季にも嬉しい美白や美肌に役立つ働きも…今回は甘夏をふんだんに使用した宅飲みメニューを作ってみました。
手作りサワーをつくろう
凍らせ甘夏でつくる 甘夏サワー
美味しいお酒は百薬の長、私にとっては日々の栄養剤…ということでまずは甘夏を使ったお酒づくりです。最近、居酒屋などで人気の「凍らせレモンサワー」を真似た「凍らせ甘夏サワー」を作ってみました。
【材料】 ・甘夏 1/2個 ・炭酸水 300ml ・焼酎 適量 (麦焼酎や米焼酎などクセの少ない焼酎がおすすめです。皮を漬け込んでおくとより美味しくいただけます) ・甘夏マーマレード 小さじ2 ①甘夏は外皮を外して、薄皮をつけたまま適宜カット。冷凍庫で凍らせましょう。 ②作り置きしておいた甘夏マーマレードをグラスの底へ。凍らせた甘夏も重ねてグラスに入れます。 ③焼酎と炭酸を注いで、炭酸の泡をつぶさないようにゆっくりかき混ぜて完成。途中で甘夏をつぶしながら飲めば、お口の中は、甘酸っぱく、ほろ苦く、幸せに! 焼酎の濃さはお好みで調整してください。甘めがお好みの方ははちみつなどを追加すると飲みやすくなります。お酒が苦手な方、お子さんは、焼酎を入れずに甘夏ソーダとしても楽しめますよ。 ※マーマレードの作り方は記事の後半に…。
お酒にあう宅飲みデリ
せっかくなので宅飲みをちょっとおしゃれに。今回は、甘夏1個を3等分に分け、野菜も多めに取れる3品作りました。野菜たっぷりなので、あと1品足りないときのメニューにもおすすめ。
ビタミンたっぷり 甘夏のマリネ
【材料】 ・甘夏 1/3個 ・人参 1/3本 ・プチトマト 2個 ・クリームチーズ 1個 ★オリーブオイル 大さじ1/2 ★塩 少々 ★こしょう 少々 ★酢 大さじ1 ★はちみつ 小さじ1 スライサーで千切りした人参、カットしたミニトマト、チーズ、薄皮を剥いてほぐした甘夏と★を混ぜます。混ぜたあと少し時間をおけば、味がなじみます。
甘夏とスナップエンドウとわかめの和え物
【材料】 ・甘夏 1/3個 ・スナップエンドウ 4本 ・わかめ(あらかじめ戻しておいてください) 適量 ★ごま油 大さじ1/2 ★醤油 小さじ1 ★鶏がらスープの素 小さじ1/2 ★いりごま 少々 茹でたエンドウと薄皮を剥いてほぐした甘夏、わかめに★をあえます。鶏がらスープの素とごま油で中華風デリに。
甘夏のジャーマンポテト
【材料】 ・甘夏 1/3個(薄皮から外してほぐしておく) ・ベーコン 1枚 ・新玉ねぎ 1/4個 ・新じゃが 1/2個 ・マヨネーズ 適量 ・オリーブオイル 適量 ・粗びき黒こしょう 適量 ★塩 少々 ★こしょう 少々 ★顆粒コンソメ 小さじ1/2 ★醤油 小さじ1/2 新玉ねぎは薄切りか粗みじん切り、じゃが芋とベーコンは一口大にカット。じゃが芋は水にさらした後レンジで加熱しておきます。マヨネーズ、オリーブオイルを敷き、玉ねぎ、ベーコン、じゃが芋に火を通す。火が通ったら、甘夏と★を加え味を調え、粗びき黒こしょうをかければ完成!
ほろ苦甘夏でつくるマーマレード&ピール、甘夏まるごとゼリー
今回甘夏をたくさんいただいたので、皮も余すことなく使うべく、たくさんの甘夏をいただ保存できるメニューも作りました。
甘夏サワーでも使用! 甘夏マーマレードの作り方
甘夏サワーでも使用したマーマレード。トーストやヨーグルトにのせても、料理のソースとして使っても美味しいい♪ 【材料】 ・甘夏 2個 ・砂糖 甘夏の総重量の60%(好みにあわせてご調整ください) ・水 150~200CC ①十字に切り込みを入れて外皮を剥きます。 ②外皮についた白いワタは苦いので極力取り除きますが、とろみをつけるため、またかたまりにくくなるので気持ち薄く残します。 ③1ミリほどの太さに刻み、皮を鍋に入れてひたひたに水をいれます。火にかけ、煮立ったら皮をざるにあげます。3回ほど繰り返して皮を柔らかくし、苦みをとります(繰り返す分、苦みが減っていきます)。冷水で軽くもみ洗いし、冷ましたら、水気を切っておきましょう。もっと苦みを減らしたい方は刻んだ皮をたっぷりの水にさらし、水を時々替えながら一晩置いてから火にかけてください。 ④中身は種を取り、薄皮から果肉を取り出し刻みます。種はキッチンペーパーで包みます。 ⑤刻んだ果肉と刻んだ皮をあわせ計量。砂糖の分量をはかります。計り終わったら果肉と皮と水、砂糖を3分の1とともに鍋へ。先ほどのキッチンペーパーに包んだ種も投入し弱火にかけます。種を入れることでとろみが出ます。皮が固くなりやすく、こげつきやすいのでときどきかき混ぜながら残りの砂糖は複数に分けて入れます。アクをとりながら20~30分煮つめて完成!冷めると固くなるので気持ちゆるめでOKです。
皮も無駄なく! 甘夏ピール
【材料】 ・甘夏 2個 ・水 100cc ・砂糖80g ①十字に切り込みを入れて外皮を剥きます。中身は使わないので食べてしまってください。 ②白いワタは苦いので取り除き、約5mm幅に切ります。 ③鍋に皮を入れ、沸騰させます。その後ざるにあけ茹でこぼします。これを3回繰り返し苦みやアクをとりましょう。 ④鍋に水、砂糖を入れ中火にかけます。砂糖が溶けたら水気を切った皮を入れ、汁気がなくなるまで弱火で20分程煮詰めます。皮が透き通るくらいが目安です。 ⑤クッキングシートに1つずつくっつかないように並べ粗熱を取ります。一晩乾かしましょう。 ⑥グラニュー糖をまぶし、ラップをせずに冷蔵庫で30分冷やしたら完成です。
甘夏を器に! 甘夏まるごとゼリー
気温もあがりちょっとさっぱりしたいものが食べたいときには甘夏ゼリーがおすすめです。 【材料】 ・甘夏 1個 ・ゼラチンパウダー 5g ・砂糖 大さじ1 ①よく洗った甘夏を半分に切り、果汁をしぼります。皮は器として使うので優しく絞ってください。果汁は茶こしやざるでこし、種は取り除き、果肉は果汁にもどしてください。皮に残った果肉や薄皮は取り除きましょう。 ②果汁に、砂糖とゼラチンを合わせ加熱(少し沸騰するくらいまで加熱)。 ③粗熱をとって冷蔵庫で冷やし固めます。 ※果汁と果肉で200ml程度のレシピです。果汁が少ない場合は、果汁か水を足してください。