「私、ハラペコさんなんで!」アラフォーぶりっ子新人にドン引きした話

職場に採用されたアラフォー新人スタッフは、まさかのぶりっ子女子。初日から、レクチャーの途中で菓子パンを頬張りだすなど、ドン引きの行動をとります。その後も、非常識行動を続ける彼女。改心してくれる日はくるのでしょうか…。

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前評判と違う! 入社したのはアラフォーぶりっ子女子だった

写真AC

 職場に、新たに営業サポートのパート女性Aさんが入ると聞いた私。前評判によると、数々の資格保有者でとても優秀とのこと。ただ、子どもが幼稚園に通っているということで3時間半の勤務になると聞いていました。

 そんなAさんは私の2つ年下の40代女性。同じ子育て中の ママという点でも応援したい気持ちでいっぱいでした。

 ところが入社初日。
 ノースリーブの露出度高めのマキシワンピースを着用し、挨拶もせず、席に着くやいなや扇子をパタパタと仰ぐ横柄な態度にドン引き。

 やむなくこちらから挨拶をし、事務所の掃除を教えようとすると
 「え、私たちがやるんですか~? ありえな~い! トイレとか汚くて、触れないですよ~」と甘えた声で言うんです。

 そう、彼女は前評判で聞いていた姿とは全くの別物。まさかのアラフォーぶりっ子女子だったんです!

「私、ハラペコさんなんで!」まさかの一言

 私は、「Aさんに業務を教えるように」と上司から言われていました。そのぶりっ子度合いに呆れながらも、会社のことや簡単な事務処理をレクチャーしようと思っていました。早速、業務について説明をしようとしたときのこと。

 「私、ハラペコさんなんで、食べながら聞いてもいいですか~?」とAさん。
 仕事を教わろうという社会人が、“食べながら”って失礼だろう… と戸惑っていると、有無を言わさず彼女は菓子パンの袋を開けて食べ始めたのです!

 これには私以外の周りのスタッフも
 「え…」と絶句。

 しかしそんなことは気にしないAさんは
 「どうぞ~ 業務のレクチャー進めてください!」と笑顔でパンを頬張りながら言いました。まさかの展開に、私はひとまず淡々と業務を教えることにしました。

仕事そっちのけで食べ続ける彼女

 翌日、Aさんから業務報告がないため確認すると
 「よく分からなくて結局できませんでした! もう一度聞いてもいいですか?」と舌をペロッと出して言うではありませんか。
 「食べながら聞いて、メモを一切とらなかったからじゃない…」と私はイラっとしましたが、まだ2日目だし我慢我慢。

 その1時間後、仕事の様子を見に行くとAさんは離席中。周りのスタッフが
 「コンビニ行ったんだと思います。1時間に1回は必ず“コン活”してますから…」と鼻で笑っていました。

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 彼女は3時間半の勤務なのに、歩いて5分ほどの場所にあるコンビニ へ行って食べて休憩ばかり。仕事はその合間で少しやる程度です。これじゃいつまで経っても進みません…。
 さすがにダメだと思った私は、Aさんが戻ってきたら厳しく注意しました。

 「休憩時間以外は必要以上に外出しないでください。万が一、出かける場合は必ず誰かに行き先を告げてくださいね」と私。

 すると、相変わらずおにぎりをモグモグしながら
 「え~、だって採用面接のときに聞いたら、人事の人は食べてもOKって言ってましたよ~」とAさんは平気な顔で言うのです!
 このやりとりを聞いていた周りのスタッフも私も、当然イライラがおさまりませんでした。

非常識行動を貫くAさん

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 後日、Aさんの採用面接をした担当者に聞くと、ちょっとつまむ程度なら… という意味でOKを出したとのこと。まさか3時間半の勤務中に、何度もコンビニに行って食事をとるとは思わなかったと困っていました。

 結局、Aさんは相変わらずの非常識行動で仕事もままならないまま。気がつけば、彼女の周りからは人が離れていき、仕事も誰も依頼しなくなっており、ますます“コン活”がエスカレートしています…。
 上司は彼女がたくさん資格を持って「優秀」だと思い込んでいるため、非常識行動にも目をつぶり、見て見ぬフリです。

 でも、いくら資格保有者で優秀でも、これでは無意味ですよね! 私もいい大人になって非常識行動をとらないように気を付けようと、彼女を見ていつも考えさせられます。

(ファンファン福岡公式ライター / なないろさん)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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