ドン引き義母「夫がお産に付き添うのはNG」衝撃メールに怒り心頭!

娘を出産したときの体験です。出産予定日まであと10日という妊婦検診で、妊娠高血圧症候群が分かり緊急入院になりました。もともと出産時には夫が付き添うことに決まっていたのですが、「夫がお産に付き添うのはNG」と義母がしつこく連絡していたと分かったのです。

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緊急入院・出産へ

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 私は妊娠35週あたりから徐々に血圧が上がり、38週の妊婦検診では尿蛋白もあって緊急入院・誘発分娩が決まり、そのまま入院になりました。

 その時は驚きもなく「やっぱり…」と私は落ち着いていました。なぜなら、どの靴も履けないほど足が浮腫んでいたからです。それよりも、検診後にランチに行く気満々だったのに、
 「何も食べないで待て」と言われ、病室で何か食べることもできなくて… 夜まで腹ペコの悲しい時間を過ごしました。

 その夜、知らせを受けた夫が、すでにまとめていた入院準備バックをもって来てくれました。出産は翌日の予定。夫は仕事を休んで、翌日はそばにいてくれると言ってくれました。

まさかの難産 出血多量で生死をさまよう私

 入院翌日。誘発分娩のため、陣痛促進剤を使います。ところが丸2日間点滴を行っても陣痛が進まず、人工破水を行って出産することになったのです。

 陣痛室も分娩室も窓がなく閉塞感がありました。そして出産は難産でした。
 胎盤の癒着があり、物凄い痛みを感じます。さらに産道が裂け、出血が止まらなくなったのです。あっという間に寒気を感じて意識が遠くなり、緊急止血、輸血のために産婦人科医長をはじめ看護師長もやってきて、延命措置が施されました。

 自分で何とかなる問題じゃない、と腹をくくった私は
 「先生方、たいへんですね。ありがとうございます」と感謝の気持ちを口にしつつ、何とかなれと願うばかりでした。

 深夜の出産でしたが、看護師さんがとても優秀な人で、朝まで何度か危ない状態になりましたがその都度適切に対応してもらい、各科の医師がいたこともあり、何とか一命を取り留めたのでした。

 「意識を失わないように」と医師から言われていましたが、安定すると
 「寝てもいいですよ」と言われ、その瞬間寝落ちしたのを覚えています。朝までの時間があっという間に感じた出産でした。緊迫した状況のなか、娘は無事に生まれました。

 私の母は、別室で泣きながら祈っていたそうです。そんな状況で、信じられないメールを送って夫を不快な気持ちにさせた人がいたのです。そう… 義母です。

夫が出産に立ち会うなんてありえない?!

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 夫は義母に、緊急入院のこと、出産に立ち会うこと、難産で母体が危ないこと、母子共に無事であることなど、何回かメールしたそうです。それに対しての返信は
 「夫が出産に付き添うのはおかしい、考え直せ、何やってるんだ!」という内容。しかも何度もメールがきたというのです。

 「私の時代は!」と数十年前の出来事を持ち出して、「おめでとう」や「無事でよかった」という一言もなかったと…。夫はすっかり怒っていました。

 義母は元々「べき論」が大好き。一方的に話し、「べき」が強いのに家の掃除は一切しない不思議な人です。でも、ここまで持論を私たちに押し付けるのは初めてで、「今後も押し付けはひどくなるかも…」と私は嫌な気持ちになりました。

義母のお見舞いは拒否!

 一命をとりとめた私はMFICU(母体胎児集中治療室)に入りました。
 両親は、心配して泣きそうな顔で会いに来てくれたので面会しましたが、義母は夫がきっぱりと断ってくれ
 「しばらく家にも来るな」とはっきり伝えてくれました。

 私としても、義母が来たら
 「夫がお産に付き添うべきでない!」という話を延々と聞かされると思っていたので一安心。

 その後、何度か娘の成長のお祝いに招待しましたが、嫌がる娘を無理やり抱っこするなど、孫のことを思うより「孫をかわいがる私を見て」という感じが強い印象でした…。ついに1歳のお祝いの席で、夫と義母が喧嘩となり、それ以来は絶縁状態になっています。

 今回の体験で大切だと感じたのは、「夫とのコミュニケーション」です。それから義母には個人的な連絡先を教えないこと、様子がおかしいと感じたら距離を置くことが大切だと思います。

(ファンファン福岡公式ライター / 嫁美)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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