5月のとある日曜日。自粛制限がされる中、家族にオトーチャンも料理ができるんだぞ!という姿を見せようと料理を作ってみました。せっかくなので、キャンプ用品を使ってチャレンジしてみました。タイトルを見るとカタカナばかりで何のこっちゃ?と思われる方も多いと思います。メスティンとは飯ごうの事で、純粋にキャンプが好きな方が使う一方、僕のような「お!なんかこだわっているね!」と思われたい一部の人が使ったりします。カオマンガイは、東南アジア・タイの料理で鶏の炊き込みご飯です。ちなみに僕は妄想をするのが好きです。
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冒頭に触れましたが、メスティンとは飯ごうの事です。こちらはtrangia社製の物が有名で、独身時代は同社の1合用の製品を使っていましたが、今回は家族の事を考え2合用のMiliCamp社製の物を購入しました。理由は簡単。trangia社製は価格が高騰しているのに対し、MiliCamp社は買いやすい価格だったからです。
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色んな方がSNSで書かれていますが、trangia社製のメスティンは人気漫画「山と食欲と私」(※僕もよく読んでいます。おススメです)で紹介されている影響で品薄状態が続いています。一方、MiliCamp社製はメスティンを使い始める際に必要とされる「儀式」の一つ、淵についている僅かな金属を取り除く「バリ取り」をせず気軽に使えるという特徴があります。難しいことはよくわかりませんが、両者とも「とてもおいしい料理ができる」という事は間違いありません。
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シーズニングとは、大きな鍋にメスティンを入れ、米のとぎ汁などで(メスティン自体を)煮込んで「被膜を作ってコーティングをすること」です。メスティンの素材はアルミで作られています。一般的な鍋はコゲ防止加工がされていますが、メスティンはそんなことがなされていません。これを行う事でコゲを防いで、気持ちよく使うことができます。是非シーズニングをやってくださいね。
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カオマンガイの分量ですが、米1合に対して水170mℓを加え、鶏もも肉、長ネギの青い部分、ニンニクとショウガを少々、醤油と日本酒とみりんを小さじ1杯くらい入れました。ある程度分量はテキトーな感じでも十分おいしくできると思います。
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始めは強火で加熱し、グツグツ沸騰してきたら弱火で30分ほど加熱します。その後はタオルにくるんで少し蒸らします。出来上がるまでの間、火の回りに気を付けながら子ども達と東南アジアの話をしました。動物や昆虫にハマっているらしく、「(南の国には)どんな生き物がいるの?食べ物は?」など真剣に質問をされました。子どもたちのキラキラした瞳を見ながら、メスティンに映る自分の顔を見ると、僕の瞳は濁ってるのに気づきました。いかんいかん、純粋な気持ちを持たなくては!と思いながらアッという間に時間は過ぎました。
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毎回、このような料理をする時、蓋を開ける瞬間はドキドキします。失敗してもいいさー、という気楽な気持ちでやってみるのが良いと思います。食べることは楽しいですが、作り上げる工程も楽しみたいものです。
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ジャーン!どうでしょうか?我ながら中々うまく仕上がりました(^^)決め手は、世界第2位の辛さをほこる唐辛子「キャロライナリーパー」入りの特製チリソースです。今までハバネロなど色んな唐辛子を食べましたが、本当に辛い!辛いというか痛い!でも、ごはんもしっかり炊けて味付けもちょうど良く全体的においしく出来たと思います。もちろん、子ども用は別のお皿についで、唐辛子には触らせないようにしました。
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取り扱い注意!R指定!とにかく子どもは絶対に食べてはいけないヤツです。辛さを超越して痛さを感じるほどの刺激があります。でもクセになるから不思議です。タイではプリッキーヌという品種の唐辛子を使いますが、こちらでアレンジしました。昨年は苗を買って育てましたが、種を取っていたので今年は種から育てたいと思います。
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いかがでしたか?ポカポカ暖かくなって、外出して遊びたい気持ちになりがちですが、ここはグッとガマン(^^)子ども達は普段見慣れないキャンプグッズを興味津々に見ていました。少し興味を持ってくれたかな。お米が炊き上がる工程を観察しながら、僕が旅行で行った国の話をして子ども達と妄想トラベルをすることができました。いつか本当に旅行に行こうね。