「体重増えすぎ!」おじいちゃん先生に怒られストイックな減塩生活が始まる

初めて妊娠したときの話です。通っていた産婦人科の医師は体重管理に厳しい先生でした。つわりが終わり、ごはんを美味しく食べられるようになった安定期。増えすぎた体重に、先生の反応は…。

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体重管理に厳しい先生

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 長男を妊娠していたときのこと。私は里帰り出産をする予定で、産休に入るまでは当時住んでいた家の近くの産婦人科に通っていました。
 先生はおじいちゃん。初回の健診では
 「体重を増やしすぎないように」と言われました。高齢の医師は体重管理に厳しい、と聞いたことがあり、この先生も例外ではありませんでした。
 
 先生の指導を忠実に守っていた妊娠初期。体重を気にして食事の量を抑えていました。つわりもあったため、一時は体重が減ったことも。減ったら減ったで、今度は
 「無理に食事量を減らさなくてもいいから」と先生に言われました。

1カ月で3kg増! 先生の言葉は

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 つわりが終わって安定期に入ると、気持ち悪さがなくなりごはんを美味しく感じるように。「無理に減らさなくてもいい、って先生も言ってたし」と自分を甘やかして、好きなだけ食べるようになっていきました。

 そして、妊娠6カ月の健診が近づいてきた頃。体重は、前月よりも3kg近く増えていました。1カ月に増えていいのは1kgまで、と言われていたのに…。

 健診当日、重い足取りで病院に向かいました。病院に着き、体重を記録して診察室へ。案の定、私の体重を見るなり驚く先生。
 「えぇ! 3kgも増えたの!?」みるみる険しくなる表情。
 「あなたねぇ増えすぎだよ! こんなに増えてたら妊娠高血圧や妊娠糖尿病になるよ!?」
 「はい…」
 「里帰り先の病院は大きいところ?」
 「いえ…… 個人の… クリニックです…」
 「まったく! このままじゃ大きい病院じゃないと産めなくなるよ? むくみもあるし、減塩してくださいね!!」

 厳しい口調で減塩生活を命じられてしまいました。先生の言葉に、妊婦としての自覚の甘さを痛感。廊下に出ると、大人げなくめそめそと泣いてしまいました。そこへ、気の毒そうな顔をした看護師さんが。
 「体のためだから、減塩がんばろうね」と声をかけてくれました。優しい声が、へこんだ気持ちに沁みました。 

ストイックな減塩生活の結果は?

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 先生のお叱りに落ち込みはしましたが、帰宅すると心機一転。ネットで減塩レシピを調べ、さっそくその日の夕食から食事を変えていきました。
 塩分が多いパンは控え、基本的にはごはん食。汁物は控える。調味料は塩や醤油を控えめにし、お酢や塩分の少ないマヨネーズなどに置きかえ。会社での昼食は外食やコンビニ食をやめ、毎日お弁当を持参。

 減塩生活を始めたところ、自然とカロリーにも気を使うようになり、妊娠後期になるまで、体重はほとんど増えませんでした。ただ、むくみはどうしても取れなかったので、最後まで先生から褒められることはなく、母子手帳の指導欄には、毎回「減塩食」と書かれました。看護師さんだけがいつも優しく
 「体重増えてないね。食事管理がんばってるね」と声をかけてくれました。

 妊娠9カ月になると、里帰り出産のため実家へ。里帰り先の医師は50代くらいの穏やかな先生で、体重や食事管理に関して、厳しいことは一切言いませんでした。
 それでも意地になっていたのか、私はストイックな減塩生活を継続。母の作る食事でも、味の濃いものには手をつけなかったので「あんたには何を出したらいいかわからない」と、うんざりされるほどでした。

無事出産できたのは減塩生活のおかげ?

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 母にうんざりされてまで続けた減塩生活のおかげか、その後も大きな病院に移ることなく、無事に元気な男の子を出産。しかも妊娠中の体重増加は、4kgだけ! 我ながら、よくがんばったと思います。

 ちなみに次男の妊娠時は、また別の産婦人科にお世話になり、最終的に10kg以上増えました。ですが、体重や食事について一度も指摘はなく、トラブルなく無事にお産ができました。あんなにがんばった減塩生活の意味って…?

 母子手帳に刻まれた「減塩食」という文字を見ると、未だにおじいちゃん先生の厳しい顔を思い出して、苦笑いしてしまいます。先生、まだ元気にやってるかな?

(ファンファン福岡公式ライター/れな)

※この記事内容は公開日時点での情報です。

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