大自然と童話の里 ぐるっと玖珠町でリフレッシュ休日を

 福岡市内から大分自動車道経由で約1時間30分。大自然を感じる大分県玖珠町に到着します。今回は大分県の観光PRのためのプレスツアーでぐるっと玖珠町を楽しんできました。これからの季節に気持ちいいゆったりと休日を過ごせるスポットをご紹介します。

目次

さあ、伐株山へ ハイジ気分を味わえる絶景を楽しもう

 玖珠町に到着すると独特の地形に気づきます。玖珠盆地の中にある伐株山(きりかぶさん 685.5m)はプリン型の山。見る角度で少し変化しますがその形に興味をそそられるはずです。この形状は「メサ台地」や「テーブルマウンテン」と呼ばれ日本国内ではとても珍しい地形です。車で山頂までいくことができます。

 草原のように平らな場所が広がっている山頂は風も心地よくゆっくりした時間を過ごすことができます。そこにあるのが観光客にも人気の「ハイジのブランコ」。絶景へ飛び出すブランコは大人だってはしゃいでしまいます。ぜひ体験してみてください。

 緑の上でピクニックシートを広げてお弁当も気持ちいいですが、木のぬくもりを感じられる休憩舎「KIRIKABU HOUSE」もあります。JR九州の観光列車のデザインを手掛ける水戸岡鋭治さん。窓も広く眼下には玖珠町を一望することができます。

映画「すずめの戸締まり」ファンも訪れる豊後森機関庫公園

 2022年秋に公開され大ヒットしたアニメ映画「すずめの戸締まり」(新海誠監督)に登場する扉が設置されてから映画ファンも訪れている豊後森機関庫公園。映画の冒頭シーンの様子が旧豊後森機関庫の扇形に似ているとネットで話題になったのがきっかけだそう。聖地巡礼で訪れる外国人観光客もいるそうです。

 かつては九州各地にあった扇形機関庫は廃止や老朽化で姿を消してしまいました。現在では唯一の扇形機関庫となっています。機関庫と転車台は鉄道遺産として国登録有形文化財、近代化産業遺産に認定されています。70年以上にわたり残っている豊後森機関庫は玖珠町のシンボルになっています。

 公園内には豊後森機関庫ミュージアムもあり、鉄道の歴史に触れながら楽しむことができます。

「日本のアンデルセン」と呼ばれた児童文学者「久留島武彦記念館」へ

 久留島武彦氏は玖珠町の出身であり、童謡「夕やけ小やけ」の作詞家でもあります。「日本のアンデルセン」と呼ばれ明治、大正、昭和に渡って人が生きていく上で必要は教えを楽しく子どもたちに語り聞かせた教育者、児童文学者です。

 日常で私たちが使っている「継続は力なり」も久留島氏の言葉です。記念館では映像、音声、人形劇等工夫をして子どもから大人まで楽しめる展示がされています。

 秋の1日をゆったり玖珠町で過ごしてみるのはいかがでしょうか。

※この記事内容は公開日時点での情報です。

著者情報

福岡在住。日本旅行作家協会会員・旅行ライター・ ㈱Amazing Public Relations代表取締役。複数の企業での広報や宣伝PRを経験し、現在は観光PRや企業や自治体の広報アドバイスやPR企画、広報コンサルティングを手掛けている。

目次